アザラシヴィリ 「ノクターン」「無言歌」 | 翡翠の千夜千曲

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アザラシヴィリ ノクターン ヴァイオリン:髙木 凜々子  ピアノ 河地 恵理子

 

Song without Words (Azarashvili)/無言歌(アザラシヴィリ)独奏:遠藤真理

 

          アザラシヴィリ:Song without Words(無言歌) チェロとピアノのための 

 

  桜は咲きましたが、菜種梅雨のお陰で季節が少々後戻りしています。「山笑う」と言う言葉を毎年書いていますが、山肌が日一日と変化していく様が何とも言えません。そのうちモコモコとしてくると、正に山笑うの言葉がぴったりします。そして貴方の知らないあの木やその木、向こうの木にも実は花が咲いています。楢やブナ、紅葉や柏などの花穂はひょっとすると毛虫と思われているかもしれません。知らない木をこの時期に見てみると面白いですよ。

 さて今日は現存する作曲家です。私は、我ながら情けないのですが、アザラシと言う文字に目が行って、太った人を想像したりしますがお会いしたことはありません。ヴァーシャ・アザラシヴィリ(グルジア語: ვაჟა აზარაშვილი、英語: Vazha Azarashvili、1936年7月13日 - )は、ジョージアの作曲家です。ヴァーシャ・アザラシヴィリの個人アーカイブは、国立写本センターのアーカイブ基金に保存されているということです。。
 1936年に民族音楽の愛好家の家庭に生まれました。彼はIVミュージックスクールにてアレクサンドル・シャベルザシビリ(Alexander Shaverzashvili)教授の作曲のクラスとトビリシヴァーノサラジシュビリ州立音楽院のイオナ・ツスキア(Iona Tuskia)教授の作曲クラスで学んでいます。。
 1964年、アンドリア・バランチヴァーゼの率いていた音楽院を学位を取得して卒業しました。1961年以降、自身の創造的な音楽活動と並行して教育活動に従事してきました。現在、州立音楽院の教授を務め、1998年から2007年には、ジョージア州の作曲家連合の議長を務めました。 以上ウィキペディア

 作品は、ノクターンと無言歌しか知りませんがどちらもポピュラーな雰囲気の作品です。子ノクターンの前奏を聴くと思わず、シューバルトの「アヴェ・マリア」を歌い出しそうになります。無言歌は、山田和樹さんが指揮者を目指すきっかけになったと言うことで話題になりました。
              

<お知らせ>

※ 演奏会のご案内7 DANCIG FLUTE

 

アザラシヴィリ:ノクターン 楽譜 – 2018/5/15

アザラシヴィリ (著)

 

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、アザラシヴィリ:無言歌 遠藤真理、小林研一郎&読売日本交響楽団

ドヴォルザーク(1841-1904) 

【収録情報】
1. ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
2. アザラシヴィリ:無言歌(ソロ・チェロとチェロ・アンサンブル版、小林幸太郎編)


遠藤真理(チェロ)
読売日本交響楽団
小林研一郎(指揮)

録音時期:2017年7月1,2日
録音場所:東京芸術劇場
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

【遠藤真理】
2003年第72回日本音楽コンクールで第1位、2006年「プラハの春」国際コンクールにて第3位(1位なし)、2008年エンリコ・マイナルディ国際コンクールにて第2位。
神奈川県出身。東京芸術大学を首席で卒業。臼井洋治、河野文昭、山崎伸子、藤森亮一、クレメンス・ハーゲンの各氏に師事。2007年ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学マギスター課程を満場一致の最高点で卒業。同年神奈川県より文化賞未来賞を、2009年12月には齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞した。
2006年9月にリサイタルデビュー。これまでにアンサンブル金沢、新日本フィル、東京シティフィル、東京都響、東京フィル、東響、神奈川フィル、札幌響、山形響、名古屋フィル、日本センチュリー、九州響など国内主要オーケストラに招かれ、小林研一郎、井上道義、飯森範親、山田和樹、ゲルハルト・ボッセ、ジャン・ピエール・ヴァレーズ、ルドヴィーク・モルローなど国内外で活躍する指揮者と共演。ドイツ・キームガウ春の音楽祭、神戸国際芸術祭では世界で活躍中の若手奏者を集めたアンサンブル・ラロと、ザルツブルグにてザルツブルク・ゾリステンとも共演するなど、室内楽奏者としても活躍中。またウィーン室内管、プラハ響とも共演し、国内外のアーティストから高い評価を得る。
2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の「龍馬伝紀行」(第三部)での音楽演奏を担当。同曲が収録された「Cello Melodies 龍馬伝紀行Ⅲ」をはじめ3枚のソロ・アルバムと、川久保賜紀(ヴァイオリン)、三浦友理枝(ピアノ)とのトリオ・アルバム「RAVEL」がエイベックス・クラシックスよりリリースされている。ソリストとして活動しながら2017年4月より読売日本交響楽団のソロ・チェロ奏者にも就任。
2012年4月より、NHK-FMのクラシック音楽番組「きらクラ!」(毎週日曜日/全国放送)でパーソナリティを務めるなど活動の幅を広げ、その朗らかな語り口で、子供向けのコンサートにも力を注いでいる。