Serenade for Six Wind Players: I. Allegro moderato
Anton Hollich · Tino Plener · Rune Brodahl · Saar Berger · Rui Lopes · Angela Bergmann
Serenade for Six Wind Players: II. Lento
Serenade for Six Wind Players: III. Allegro Vivace
私は、この作曲家を余り知りませんでしたので、資料を殆どそのまま提供します。1925年に作られたこの作品においては諧謔的な響きがしますが、演奏者自体も楽しさを享受できそうです。和声的な処理にはジャズの影響を見ることができますが、基本的には機能和声の中で処理されています。付加和音についての予備知識はあった方が良いでしょう。あらためて、CDのカバーを見ると、ナンセンスと書いてあります。私の感じたことは間違いではなさそうです。
セイバーの音楽は折衷的なスタイルで、バルトーク、コダーイ、シェーンベルク、シリアリズム、ジャズ、ハンガリー民謡の影響を見ることができます。彼の作品には映画音楽や軽音楽も含まれます。多くの場合、個々の作品はこれらの影響の組み合わせを使用します。たとえば、管楽器と打楽器のためのジャゾレットは、小節線を置き換えるジャズエフェクトとリズムを自由に使用しているものなどもあります。
名前ですが、マティアス・セイバーは英語読みだと思います。()内はハンガリー読み?
マティアス・セイバー(マーチャーシュ・シェイベル)(1905年5月4日 - 1960年9月24日)は、ハンガリーの作曲家ですが、1935年以降はイギリスに定住しました。
ブダペストでコダーイ・ゾルターンについて学び、1928年からフランクフルト・アム・マインで初めてジャズの学術的な講義を行いました。1960年9月24日、南アフリカ共和国への講演旅行中に自動車事故で亡くなりました。
ナチス・ドイツの迫害を避けるため、1935年にイギリスに渡っています。1942年よりロンドンのモーリー大学で教鞭をとり、ピーター・ラシーン・フリッカー、アンソニー・ミルナー、ヒュー・ウッド、ウォーリー・ストット(後のアンジェラ・モーリー)らを育てました。
作品の作風はジャズ、バルトーク・ベーラやアルノルト・シェーンベルクの影響が見られ、作品にはカンタータ「ユリシーズ」(ジェイムズ・ジョイスの小説による)や、アニメ「動物農場」などの映画音楽、ハンガリーと南スラヴの民謡による合唱曲などがあります。 ウイキペディア
マーチャーシュ・シェイベル: クラリネット室内楽曲集&ナンセンス・ソング集
キリアン・ヘロルド 、 サラ・マリア・サン ★★★★★