チェレプニン120 「6つのホルン四重奏曲 」Op. 35 | 翡翠の千夜千曲

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               Nikolai Tcherepnin - 6 Horn Quartets, Op. 35 (1910)

 

   この曲も、楽譜と共に進行します。演奏も良いです。ヒンデミットの後に聞くと、きっと何か救われたような気になるのではありませんか。ホルンのアンサンブルの中では定番の一つでしょう。

  ニコライ・ニコラエヴィチ・チェレプニン(Nikolai Nikolayevich Tcherepnin、1873年 - 1945年)はロシアの作曲家でピアニストそして教授でもありました。
  サンクトペテルブルク出身で、サンクトペテルブルク音楽院にてニコライ・リムスキー=コルサコフに師事しました。その後、同音楽院の指揮科の教授に就任し、自らも帝室マリインスキー劇場の指揮台に立っています。1909年から1914年にかけてセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に指揮者として務め、最初のパリ公演でも指揮者を務めています。1918年にロシア革命を避けてグルジアに渡り、トビリシ音楽院の院長に就任しますが、赤軍のグルジア侵攻に伴い1921年にイスタンブール経由でパリに亡命し、フランスで余生を送っています郊外のサント=ジュヌヴィエーヴ=デ=ボワのサント=ジュヌヴィエーヴ=デ=ボワ・ロシア人墓地に息子のアレクサンドルと共に埋葬されています。

  ニコライ・チェレプニンはフランス印象主義音楽の影響を受けた最初のロシア人作曲家と 言われており、古典的で明晰な構成と、軽妙洒脱な響きを好む傾向が認められる。ロシア人作曲家には珍しく、息の長い旋律を持続させ、深刻な劇的表現を発展させるということは不得手であったらしい。
  母校のサンクトペテルブルク音楽院では、ニコライ・ソコロフやマクシミリアン・シテインベルクらと共に学究肌の教師として名高く、愛弟子の一人にセルゲイ・プロコフィエフがいる。プロコフィエフはしばしばチェレプニン邸を訪れ、アレクサンドル・チェレプニン少年に深い影響を及ぼした。

  6 F-Horn Quartets, Op. 35 (1910)

 1. Nocturne

 2. Ancienne chanson allemande

 3. La chasse 

 4. Choeur dansé

 5. Un chant populaire russe

 6. Un Choral 

 

 

    

6つの小品/N.チェレプニン(ホルン四重奏)
(金管アンサンブル/Rocket(輸入楽譜)/G5)

 

 

Russian Romantic Horn Quartets - Aloys, Rimsky-Korsakov, Homilius, etc
German Horn Ensemble