しばらく今週のハンターハンターのコーナーをサボってしまいました。

無職は忙しいんや・・・

 

というわけで読み込みが足りてないので物語考察ができない代わりに、今回の408話で明らかになった特質系の新たな事実について、僕なりの解釈をまとめていきたいと思います。

 

今回判明した情報

①特質系は約3000人に1人の割合のレア系統 ※モレナ調べ

②特質系には実質、苦手系統がない

③特質系だということを知らずに別系統を極めてしまうことがデメリットになり得る

④他の系統では実現不可な複数系統を組み合わせた能力を持つことができる

⑤どの系統にも属さないような特殊な能力を持つこともできる

 

 

まず①特質系は約3000人に1人の割合のレア系統

これは昔抱いていたイメージ通りでむしろしっくりきました。子供の頃読んでた時はちょうどこのくらいの割合のレア系統だと解釈していたのですが、なんかその後やたらと特質系が出てくるのでそんなレアでもないのかな?と思い改めていたタイミングでこの情報が出たことはなんだか嬉しかったです。

ただ今回新たに出てきた情報によって、特質系とはなんなのかがよくわからなくなってしまいましたね。

 

 

②特質系には実質、苦手系統がない

さて、今回最大の問題児。今までの念能力の解釈の根底を覆す話でした。

かつて、クラピカの修行でこんな説明がありました。

 

 

自系統は100%、隣り合う系統は80%、そしてその隣は60%、対極系統は40%。ただし特質系は自身が特質系である場合を除き0%として換算される。というのが念系統における基礎です。

じゃあ先天的に特質系だった人物はというと、特質100、具現化・操作80、変化・放出60、強化40というのが一般的な解釈だったと思います。実際特質系の人って、具現化・操作をベースにした能力を使いがちのイメージですし。

でもモレナの説明によると、その解釈は誤っていたようです。今話だと特質系は他の系統より優れていると読みかえることができますが、なんだからしくないというか、念に得手不得手はあっても優劣がないというのが僕の解釈だったので、うーんといった感じです。

クラピカがエンペラータイム(全系統100%)を特質系の特性と知らずに自分固有の能力だと勘違いしていた説は・・・信じたくない。実際特質のことを知っているはずのウヴォーが驚いていたわけだし。

 

というわけで僕はこれを自分の中で腑に落とすために考えてみたところ、以下の結論に至りました。

特質系は持ち点420点(数値は仮)を各系統の上限100として好きなように振り分けることができる

いわばポケモンの努力値振りシステムです。おぉ、なかなか腑に落ちる解釈!これを前提としたうえで次の説明に行きます。

 

 

 

③特質系だということを知らずに別系統を極めてしまうことがデメリットになり得る

④他の系統では実現不可な複数系統を組み合わせた能力を持つことができる

 

まず③については、僕が提唱した理論に当てはめるととても腑に落ちるデメリットですね。必要のない系統を自系統だと思い込んで育ててしまったせいで後々欲しい能力に避けるメモリが足りなくなると。特質系は自由な分、計画をもって能力開発を始めないとダメということですね。

 

続いて④についてですが、モレナが自身のどの系統にも当てはまらない能力を「5系統混合のハイブリット技」と紹介したように、他の系統所属では成し得ない、対極系統をも組み合わせた能力を表現できる才能と解釈しました。

なるほど!つまり特質系の正体は、系統の相性に関係なく自身の表現したい能力を各系統に振り分けることによって実現する能力の総称なんだ!と。

なるほど~納得、めでたしめでたし・・・といきたかったんですが、ここで⑤の説明が邪魔をしてきました。

 

 

⑤どの系統にも属さないような特殊な能力を持つこともできる

はい、すみませんでした。どうやら5種混合と特質系とは、またジャンルが違うようです。俺が提唱した理論があ・・・。

実際モレナみたいなわけわかんない能力でも5種混合だとして、じゃあそれにすら当てはまらない特質系ならではの能力ってなんなんでしょうかね。

ドッグマンの『対象の系統がわかる能力』とかいう一見特質っぽい能力すら対極である強化系の能力だったし。クラピカのダウジングチェーンもクラピカの説明曰く対象の微細な揺らぎを感知してるとのことなので強化系ベースの能力っぽいですよね。ネオンの未来予知とかですら、得た対象の情報を元に観察することによる無意識レベルでの予想能力の強化と考えるとこの2つの例に収まる能力な気すらしてしまいます。

強制絶とか能力を盗む能力に関しても、タイソンの念獣が放出系としてオーラ徴収をしているのを見る限り放出系能力の範疇に見えるし。そういやナックルも放出だっけか?

 

5つの系統という概念をもってしても説明のつかない超常的な念能力を強いてあげるなら、ツェリードニヒの『未来を見た上で未来を変えることができ、かつ対象に本来起きるべきだった未来を見せることができる能力』とかになるんですかね。これも複合という概念がアリなら無理やり説明できそうなものだけど。

 

というわけで、結論は『わからねえ』ということになるんですが、まあなんにせよ念能力への理解が一つ進んだことが今話は楽しかったです。

⑤とは矛盾してしまいますが、僕は新しい説明が入るまでは、僕が提唱した自由振り分け理論を基として今後のハンターハンターを読んでいくことにしようと思います。

 

 

最後に余談にはなりますが、モレナが言ってた

”ここ(エイ=イ組の人身売買組織のアジト)で私たちは「二線者」と「肉」とに科学的選別をされ、私は「肉」でした”

ってくだりの意味は、謝肉祭にカキンの王族以外の王の側近とかも参加していたっていう解釈でいいんですかね。

冨樫くん、何年経っても生き物を生き物として扱わない系の制度考えるの好きねえ。不潔よぉ