昔はプロの理屈や考え方を参考にすることが多かったので、テニスはサーバーが有利だからこそサーブ権があるときこそ積極的に攻めるべきと考えていたのですが、
エースやウィナーよりもミスが圧倒的に多い僕のレベル帯で、サーブはアンダーだろうがなんだろうがともかくダブルフォルトをしないことが何より大事だという考えが強くなっています。
昔より僕の球威が落ちたせいで、1stサーブが入っても有利を取れることが減ったという背景もあるのですが・・・
有利を取れる1stサーブと、確率的に信用できる2ndサーブを持っておくべきってのはテニスにおいて基本中の基本ではありますが、今回はこの中間の1.5サーブというものについて着目していきます。
正式な用語ではないけど、それでも13ターン以内にエスタークを倒すと仲間になるという噂のごとく、どこにも書いてないのになぜかテニスをやっている人ならみんなが知っている概念の1.5サーブ。
定義づけするなら、『確率を担保しつつもしっかり振り切って打つサーブ』といったところでしょうか。
これがあれば、1stと2ndをそもそも分ける必要がないという話です。
そもそも”入れにいく”=”スピードを落とす”ではないところがテニスの難しいところです。スイングスピードを落とせばその分回転量も減り結果入りにくくなるし、いつも通りを再現するスポーツなので、やること・考えることを減らしつつ攻めの姿勢も崩さない1.5サーブはとても理にかなっています。
で、今回話したいのは、じゃあ1.5サーブはどのくらいの確率で入れば及第点なのでしょうか。
僕が自分のレベル帯で納得できるダブルフォルトの本数を考えたとき、『1/8までは許容できる』とすることにしました。
8というのはデュースになってから2回でそのゲームが終わるときのポイント数。つまり、多少1ゲームが長引いたとして、1ゲームに1回まではダブルフォルトを許容するという僕の考えから基づいた確率になります。
サーブ一回あたりのイン率をxとしたとき、
(1-x)²≦1/8
⇒ 1-x≦√1/8
⇒ 1-x≦0.3536
⇒ x≧0.646
つまり、64.6%以上入る1.5サーブを持っていれば、理論上ダブルフォルトの回数は1ゲーム1回以下に収めることができるといえそうです。約2/3ですね。
これまでの体感的に考えて、めっちゃしっくりくる値になりました。
もちろんいつも確率通りにいくわけもなく、特にプレッシャーがかかった場面でいつも通りできるかとか、相手の傾向を見て狙うコースを変えたり回転を変えたりするものではあるのですが、約2/3で入るサーブを持っておけば自分が納得できるという事実に気づけたことは、今後自分の助けになりそうだと強く感じました。しっかり振り切って2/3入るサーブってのも、絶妙に実現できそうなラインでいいですね。
集計してみると、実は2ndサーブを全部アンダーサーブにした方がポイント獲得率は上がってたりするかもしれないですね。
つくづくデータ・傾向がメンタル面を補助してくれるスポーツだと思います。
色々記録を取って、ロジカルに考えていきたいという想いが強くなった今回の検証でした。