高校生の頃まで部屋に映るテレビがなかった。というか自分の部屋がなかったんです。
厳密にはロフトに住んでいたのですがリビングと一体化していたんです。
ロフトで寝るのは危ない(&狭すぎる)ので、一応別に寝室はあったんですが、家族全員が使う衣装部屋が僕の寝室って感じでタンスに囲まれて狭い空間で床に布団ひいて寝てました。
ロフトにはアンテナが通ってなかったためテレビは一応あったのですがゲーム専用機でした。どうせ家にいる時はゲームするか漫画読むかの二択だったので別にたいして不便は感じてなかったんですが、たしか高1か高2くらいの時にふと深夜のバラエティが見たくなりました。
世代が出ちゃいますが、オンエアバトル全盛期だったんですよ。
ゴールデンタイムも笑いの金メダルやエンタの神様などが流行っていた時期でしたが深夜のお笑いが見たかった。
2万円くらいのビデオデッキ付きのテレビを買いました。当時は自分至上一番高い買い物だったかもしれませんね。これを寝室の部屋に置くことにしました。
深夜バラエティおもしれ~!!
寝る時のテレビがすっかり楽しみになってしまいました。とはいえ僕はかなりの早寝で22時くらいには寝ていたので、前日録画したものを翌日の寝る時に見るみたいなサイクルでしたが。
やはり当時のオンエアバトルは最高でした。アンジャッシュ、アンタッチャブル、おぎやはぎ、ラーメンズ、ますだおかだ、江戸むらさき、陣内、アメザリ、ドランクドラゴンみたいなメンツがオンエアを争って戦っている。とんでもない時代でしたね。M-1と合わせてお笑いが好きになったきっかけの番組でした。
やりにげコージー、そしてやりすぎコージーは当時一番好きなバラエティ番組でした。企画もまあ面白いんですけど、今田東野のオープニングトークが毎回面白すぎたんですよね。デリカシーのない二人の悪魔の魅力にすっかり取りつかれていました。
この回、伝説の回だと思ってます。最高のトーク力。
ロバートホールとリチャードホールも毎回腹抱えて笑ってました。本当にゴールデンメンバーでしたよね。芸人の凄さを見せつけられたコント番組でした。パンダPとか夢の島先生とか尾藤武とかめちゃくちゃ好きでした。というかこの番組、劇団ひとりが強すぎました。
やっぱり一番笑った回はこれ。当時、本当に笑いすぎておなかが痛くなる体験をした。
僕やっぱりデリカシーのない笑いが好きなんですよね。妙なリアリティーがある。
思わず釣られ笑いしちゃうけどやっぱり知識が凄いから説得力がある
ベタだけどガキ使も当たりはずれは多かったけど好きでした。笑ってはいけないシリーズよりも、一番最初の耐久物の鬼ごっこが鮮烈に記憶に残ってます。笑ってはいけないも初期はマジで笑わないように耐えてましたからね。これ言うと老害認定されそう。
Qさまも深夜時代はめちゃくちゃ好きでした。初期はほぼクイズ番組ではなかったのですが、偽ヤンキー当て、偽温泉当て、マラソン選手と鬼ごっことかどれも空気がひりついていて本当に面白かった。ガチ感があったんですよね。当時まだ無名芸人だったオードリーの春日が潜水企画で爪痕を残そうと頑張りすぎて失神したのはけっこうトラウマでした。
これは振り返り映像だからワイプ笑ってるけど、放送当時はスタジオ全員引いてた気がする。
たしかこのあたりでアメトークも始まったんですよね。初期は芸人ではなく様々なジャンルのゲストを呼んでた記憶がありますが、やっぱり芸人がゲストになってから面白くなった記憶があります。そして時間が繰り上がってつまらなくなってしまった。深夜番組あるあるですよね。
あとはくりぃむナントカも大好きだったなあ。大木ちゃん元気にしてるだろうか。
そして大学生になって実家が引っ越して、念願の一人部屋を手にしたわけですが、なぜかこのあたりからあまりテレビを見なくなってしまいました。
まあ、ふとそんなことを思い出して今日のブログにしてみたってだけの話なんですが、色々思い返すとやっぱり思い出補正だけじゃなくて当時のテレビの方が楽しかったなあと思います。