病院勤務を離れて独立開業した作業療法士の女性がワンオペで経営している『体を良くする』お店の件。
そのお店に行って初回お試しの施術を受けた夫がカードで支払ってきた20回分の回数券19万円。これについてのキャンセルと返金の問い合わせをするために、その女性セラピストに電話でコンタクトを取りました。
時間を少しずつあけながら何回かかけてつながり、電話で初めましてのご挨拶。
1stコンタクトです。
ハキハキして決して感じは悪くない、むしろ話しやすそうな感じでちょっとホッとしました。
(と思いながら、こういう第一印象が相手の思うツボなんだよなーと考えている自分もいる。)
そこで極力穏やかに、
- 初回の施術でいきなり20回の回数券を19万円支払ってきたと聞いて私がびっくりしたことで夫が機嫌を悪くしてしまった
- 夫はそちらには2度と行かないと言って今は会話ができない状況になっている。こうなると夫の性格上本当に2度とそちらに行かない可能性が十分にあるので返金が可能ならお願いしたい。
と伝えました。
返金についての返答は
『ご主人が本当にキャンセルを望むのであれば返金には応じる』
でした。
が、そこに条件をつけてきました。
それは
『キャンセルをすると決める前に、奥さんからこのお店で施術を受けるように必ず説得をしてください。それでもご主人がキャンセルを望むのなら返金をします。』
でした。
それに対して
『いいですよ。考え直すように言います。でも、夫は1度こんなふうにヘソを曲げるともう始末がつかないのでキャンセルをお願いすることになる可能性が高いです。その時はご了承ください』
と返答。
そしたら、そのセラピストの、私に対しての説得が始まりました。
『奥さんのLINEを教えてください。今日の施術のビフォーアフターの写真を送ります。今日の施術の成果がはっきりと出ていて、ご主人はそれを見て納得したから私の施術を続けて受けようという気になったんです。それを見てもらえれば奥さんも納得できるはずです。』
(あーなるほど。ビフォーアフターの写真を使って営業トークを仕掛けたか。)
と思いながら
『すいません、私いまだにスマホっていうものを使ってなくて、LINE持ってないんですよねー』
と返答。
『え・・・』
と少し間をおいた後に始まったのが、そのセラピストの治療プランの説明。
それがこれ
- 初めの3ヶ月は週に3回通ってもらい施術をして筋肉を良い場所に置く。
- それにトレーニングを加えることで筋肉を良い位置に定着させるように働きかける。
- 筋肉が良い状態に定着するには最低でも2ヶ月はかかるから、そのペースでの施術を3ヶ月受けることをご理解いただいている。
- それが体に定着したあたりで頻度を下げていく。
- なので、全部で40回から50回施術を受けるよう説明し、ご主人はそれに賛同して契約に至った
でした。
フタを開けたら、19万円どころの話ではなかった。
私の夫に、その時点で40万〜から50万円の売り上げを見込んだってこと。
これが、このセラピストが気色悪いと私が思う第一のツボです。これを聞いた時にゾッとしました、
初めて会って1時間も経たない相手に、40万〜50万円の話をしてクロージングに持って行ってるんですよ、このセラピスト。
ま、その手腕は褒めてあげましょう。
施術のビフォーアフターがわかりやすい写真が撮れて、本人も体が楽になっていると言っている。そこをうまく使って営業をかけたらその気になって申し込みに応じた。
さぞかし私の夫が『万札をしょった素敵なカモ』に見えたことでしょう。すぐに自分の手中に留めて逃さないようにしたいと思うのも当然です。
継続を促し、3回分の予約を取らせて料金の先払いをお願いするついでに20回分の回数券をお勧めしたら、夫はすんなりと代金19万円をカードで支払った。
それだけでも19万円の売り上げの実績となり、その客をそこにあと20回通わせる『縛りつけ』が完了。
促されるままにその話に応じてしまった私の夫が浅はかだったのは確かなのですが・・・
セラピスト側の思惑を感じずにはいられないんです。
『私の言う通りにここに通って施術を受け続ければ私はあなたを治すことができます』
『だって、この写真に現れている通り、たった1度の施術でこんなに結果が出てるんだから』
『現に施術を受けた今は体も楽になっているんですよね?』
『だから私はあなたを必ず治すことができます』
『私は絶対にあなたを治します』
このような言葉を並べ立ててその気にさせたんでしょう。
(『このような言葉を並べ立てて』というこの推測についての根拠は次回の投稿で。)
ある意味、夫は暗示をかけられちゃったんじゃないかなっていうのが、その夫と数十年生活を共にしてきた妻である私の感想です。
なんにせよ、
夫が申込書などの書類に必要事項を記入する姿を見ながら、そのセラピストの脳内では妄想のレジスターにタタタタっと
『500,000円お買い上げ〜!チーン!』
って打ち込まれたことは間違いないと思います。(個人の意見です)
夫の予約は朝イチだったから、その女性セラピストはその日はさぞかし良い気分で仕事ができたことでしょう。私からの電話がかかってくるまでは。
せっかく一日良い気分で仕事をしたってのに、その最後に、どんでん返しをしようとしてくるけしからんヤツが電話をしてきた。それが私。
なんとしてでも、私を手中におさめなきゃと思ったんでしょうね。
女性セラピストは、写真を見ればひと目でわかるビフォーアフターの結果を出したことと共に、ひとしきりその治療プランについて私に説明をし、
『とにかくご主人を説得してください。あさってに次の予約が入っているから、その時に来てくれれば私からも話をします。』
と言う。
それに対して
『まー話はなんとかしてみますけどねー』
と煮えきらない感じでいたんですね。
そしたらこんなお言葉が。
『それでも契約をキャンセルすると言うのなら、その時は現金でお返しするから、受け渡しにはこちらにご主人と奥さんと2人で来てください。必ず2人揃って来る、それが条件です。』
と言ってきやがった。
『はぁ?2人でですか?私は行きませんよ。その時は夫1人で行かせます。』
と返すと
『だってこんなに失礼なことをされてるんだから。2人で来るのが当然ですよね?』
・・・・んー?
なんだそれ?
その理屈に同意を求められても、私には理解不能。
わざわざ小さめの声で言いやがったけど、何が失礼なのか?
ここまでの電話を通しての私の態度や言動が失礼というのなら、最初っから低い声を荒げた口調の威圧的な態度で交渉に臨んでも良かったのか?
と思いつつ、ブチっとキレる以前に呆れ果て。
『どういう権限であなたが私にそう指示して来るのかわかりませんけど?私はそちらには絶対に行きませんが・・・じゃあ、私が行かなければ返金はしないということで理解すればいいですか?』
と言ってやりました。
『返した返してないってあとで言いがかりをつけられたら嫌だから、返金するその現場を奥さんに目の前で見届けて欲しい』
というのがあっちの言い分。
あほ。
そんなもん受け取りを一筆書かせれば済むことではないか。
そんなことの心配をするんなら、
最初っから
『額が決して小さくはないので、20回の回数券の購入は一度ご家族と相談してからの方がいいんじゃないでしょうか?』
ぐらい言いやがれってんだ。
そしてこのあとに、この女性セラピストの大演説さながらの所信表明が私に向けて始まるのでした。
それはまた次回の投稿に。
となるのですが・・・それについてどこまで私の本音を書いていいのかが悩ましいところです。
なんか、変な話に付き合わせてしまってすみません