メキシコ旅行、備忘録。

もうちょいです。

 

 

帰国の途、深夜1時の飛行機に乗るべくメキシコシティ国際空港で保安検査を済ませ、ラウンジで誠意ある接客を受けながらも、やはりそわそわと落ち着かず、コーヒーとサンドイッチを軽くいただいてラウンジを出ました。

その時にはもう、席を案内してくれた方の姿はなく挨拶はできませんでした。

 

 

搭乗までの時間にはまだまだ余裕があり、ボケボケしながら搭乗ゲート目指して歩いていたら、免税店のコーナーが現れました。

 

メキシコの通貨が少し残っていたので、テキーラでも買うかなーと思い、そこでお買い物。

 

その時に気がついた。

『そう言えば滞在中は1滴もお酒を飲まなかったなー』

と。ビールすら飲まなかったっす。

チコちゃんがいたら『つまんねーヤツ』って叱られそう(笑)

 

とりあえずいくつもああるテキーラの中から値段が手頃なものを1本選んで会計。店員さんが電卓などを使ってわかりやすくしてくれて、無事受け渡しを完了。

 

 

そのあと途中にあったトイレに入って感動。

 

便座はもちろんあって、それが暖房便座。

腰を下ろした時にひんやりしない!

個室の扉には鍵がついてるし、しかも自動で水が洗れる!

 

そんなトイレの様子に、ああメキシコを出国したんだなーと感じ、ちょっと寂しい。

 

そしていよいよ搭乗ゲートに。

 

『ああ、あそこだ!』

 

と自分が乗る飛行機の番号のゲートを見つけたのですが・・・

なんか様子がおかしい。

 

そして状況を把握して

『マジか・・・』

としばしフリーズ。

 

そこにはメキシコ海軍の人たちがうじゃうじゃいて、机がいくつも並べられて、搭乗客ひとりひとりの持ち物検査とボディチェックが行われていました。

 

『そんなのがあるなんて聞いてないぞ〜』

って、ちょっとビビりましたねー。

 

保安検査をクリアして、あとは飛行機に乗るだけだっていうこの場所で、こんな夜中にこんな大勢の人を動員して検査をするとは

『白い粉の密輸をしようとしてるヤカラがこの便に潜入してるとか、なんかタレコミでもあったのかな〜』

なんて思っちゃうじゃありませんか。

なんとか気を取り直し、列の最後に立っている海軍の人に

『アタシナラブ? ケンサウケル?』

というオーラでジェエスチャーをして、女性の列に促されて順番を待ちました。

 

私の前には10人ぐらいの人がいて、順番を待ちながらそこで行われている検査の様子を見ていたのですが・・・

 

そこでは保安検査の時に居合わせた日本人ではない若い女の子がちょうどそこでも検査を受けていて、もうね、リュックの中の物からポーチの中や、財布の中までことごとく入っているものを出させられてるんですよ。それこそ口紅の中をくり出して見せてたり。

 

『こりゃ本気だな』

 

って思ってるうちに自分の順番が来まして、

『よっしゃー全て見せたるわい』

となぜかテンションが上がっている私。

 

パスポートを見せ、ボディチェックを受けたあとにリュックやバッグを開けてあれこれ取り出そうとしたら、一つ二つ出したところで

『No No アナタ モウ OK』

みたいな感じで検査終了。

 

肩透かしくらった気分でした。

あっちの方ではさっきの女の子がまだ持ち物のひとつひとつをチェックされてるというのに。

 

 

何はともあれそこでの検査もクリアして、ほっとひと息つきながら搭乗時間を待ちました。

 

そして時間が来て飛行機に乗り込み、定刻通りの日本に向けての出発となりました。

 

 

次回、帰宅とその後日談をもってこの章を終える予定です。

 

 

お読みいただきありがとうございます😌