こんばんは😌
先日本屋さんの健康雑誌コーナーで、『日本の名医』みたいなタイトルの不定期刊行の書籍(雑誌)を手に取って、パラパラとめくってみました。
目が行くのはやはり肩の専門医。
私に言わせれば、私の肩を治してくださった医師が私にとっての1番の名医です。
きっと、それぞれの患者さんにとって、ある程度満足のいく対応と治り方であれば、それぞれの主治医の先生こそが1番の名医なのではないでしょうか。
さて、その手に取った書籍に目を通しながら、私の視線が止まったのは、肩専門の名医一覧表に並んでいた、とある肩専門医の名前。
面識はありませんが、その医師は、2年前に私が最初に手術を決めた病院に勤務している、私の担当医ではないもう一人の肩専門医の名前です。
このドクター、それなりに腕が良いとされている医師の一人であることを、私が転院を決める少し前に知りました。
その手に取った書籍にもそのお名前があったので、やはり腕は良いとされている医師なのだなと思います。
もしも私が、当時手術を決めていた同じ病院内のその医師に担当の変更をしてもらっていれば、わざわざ電車に乗って2時間近く通うことなく何なりと肩を治すことができていたのでしょうか。
・・・そうは考えていません。
むしろ、ご縁がなかったことに安堵しています。
というのが・・・
私の仕事先のスポーツクラブの会員様に、そのドクターの手術を受けた方がいらっしゃるんです。
一昨年の夏、私が肩の手術を受けるために数ヶ月間お休みをいただくことを公表し始めた頃に、一人のお客様が、ご自分も肩を痛めて町のお医者さんに診てもらってレントゲンを撮って異常がないと言われたが、痛みが引かなくて悩んでいるというお話を聞かせてくださいました。
私が「腱板断裂の疑いが心配なのであれば」と白黒はっきりさせるための診察の受け方のポイントをざっとお伝えしたところ、
それを参考にしながら再び受診したら、腱板断裂がはっきりしたとのこと。そして手術の対応ができる病院の医師宛に紹介状を用意してもらったので近々行ってきます、というご報告をいただきました。その紹介された病院の医師が、私が最初に手術を決めた病院の、先述の書籍に名前が掲載されていた『名医』だったんです。
『その先生だったら症例数も多くて腕が良いと聞いているので安心ですね』と言いながら、手術を受けるかどうかの考え方についての自分なりの意見を聞いていただき、そのすぐあとに私は自分の肩の治療のための長期休暇に入ったというタイミングでした。
そのお客様と再会したのは、そこから半年ぐらい先。
そのお客様は、私より2ヶ月遅れて腱板断裂の手術を受けられたそうです。その時点で、そのお客様は術後4ヶ月の頃だったと思います。そのためクラブはお休みされていたのですが、私の都合の良い時間に合わせて来てくださって、およその経過をお話ししてくださいました。
そのお客様はテニス愛好家の方で、肩をきちんと治して再びテニスをすることを目標に手術を受けることを決めたとのこと。
「〇〇医師は腕の良い先生と伺っているから、安心だったんじゃないですか?」と言ったところ、
『それが・・・自分は気が弱いのに加えて、〇〇先生はとても威圧感があって、思うように話ができないんです。勇気を出して話をしようとすると「あぁんっ?」みたいな感んじでなんか機嫌を損ねちゃうような雰囲気ができて・・・。ちょっと動かすと痛みが強くなったりするのが心配で、運動再開のこととか聞きたいことはいろいろあるんだけど・・・』
と。
その病院でのリハビリについても、なんやら今ひとつはっきりしないことが多いらしく、ちょっと悩まれてるかなーという印象を受けました。
その後少ししてそのお客様は再びクラブ通いを始められ、無理のないように気をつけながら運動を再開されました。
そこからさらに少し経過したある日。
『先日術後6ヶ月の診察を受けたんですが、もう治療は終了って言われちゃいました。』
とのご報告。
『私びっくりして、「MRIは撮らないんですか?」って聞いたら「撮らないよ」ってあっさり言われて、「時々痛みが強くなることがあるので再断裂してないか心配なんです」って言ったら、「誰が手術したと思ってるの?再断裂なんてあるわけないじゃないか。」ってムッとされちゃったんです。』
とのこと。
別段、そのお客様の感じが悪かったとは思えないんですが、相性が良くなかったのでしょうか。
もっとも、相性の良し悪しで患者によって対応が違っていたらもっと良くないと思うのですが・・・・。
このお話を伺った時、私は
『はぁ〜っ⁉︎なんですか?それっ』
って言わずにはいられませんでした。
なんせ私はこれまで書かせていただいたとおり、私は私の主治医によって、術後の経過観察を手厚く受けていましたので・・・・そのお客様に対しての医師のその対応が信じられませんでした。
同じ肩を専門とする医師なのですが、このお客様の担当医と、私の主治医と、あまりに違い過ぎて驚きました。
なのでこうしてブログに書かせていただいております。
(そのお客様からも了解を得ております。)
『同じ肩の専門医でも、全然違うんですね』
と私が言ったら
『私もくまこさんの主治医の先生に治してもらいたかったです』
とそのお客さま。
本当に悩まれているご様子だったので、
『じゃあこうしてみたらどうでしょうか?』
と提案。
そのお客様は私が通う診療所に出向き、そのお客様も私の主治医の患者さんとなり、その後の術後の経過を診てもらい、リハビリも受けることができるようになったという事の運び。
こちらの主治医は
『そんな痛みがあったまま治療が終わっちゃったら、どうやってテニスを再開したらいいかなんてわからないよなー』
と、そのお客様が置かれた状況に理解を示してくださったそう。
この名医は、患者さんみんなに平等です。
そして『やっぱさすがだ!』と思ったのが、
『なんだ、〇〇先生に手術してもらったんだ!この先生なら安心していいよ!その辺のお医者さんとは違うからね。』
って真っ先におっしゃったそうです。
腕の良い医師が別の医師の腕の良さを認める言葉。
なんか良いなと思いました・
続けて
『オレはてっきり、若手の下手くそなヤツがやった手術の尻拭いをさせられるのかと思ったんだけど、この〇〇先生なら大丈夫だからね。』
とおっしゃったとか。
ああ、そう言えば問診票の紹介欄に私の名前を書いたとおっしゃってましたね、お客様。そして先生がそれを見て『おおう、くまこさん、わかるよ!』っておっしゃってくださったと。
そのお客様が先生のところに出向くより前に、私の夫が先に診ていただいてました。そして下手くそなヤツがやった手術の尻拭いの段取り、整えていただきました。
先日そのお客様が術後2年の診察を受けられたのですが、その頃、なんやら患部の痛みが強くなっていて、そのことを先生に言ったら
『痛みがあるんじゃ治療を終わらせるわけにはいかないな』
と、引き続き経過を見ていただきリハビリも継続になったそうです。
『ちょっと複雑ではあるけど、良い形で卒業できるように頑張らなくちゃ!』
とお客様。
(通うのが大変だと思いますが、頑張ってください、
応援してます!)
ちなみに、私の主治医も良い腕とされていて、先述の書籍に名前が出ていました。
しかも・・・
主治医の名前が書かれているその次の欄に、名医〇〇先生のお名前。
痛みがあっても術後半年で否応なく治療を終わらせる名医。
術後2年が経過しても、そこでNo goodであれば経過観察を継続する名医。
名医のスタイルもそれぞれですね。
最後までお読みいただきありがとうございました😌