こんばんは😃

 

今回は番外編。

らふらんす山の生き物王国?のお話です。

よろしかったらお付き合いください。

 

※本文中、蝶の画像が出てきます。苦手な方はご注意ください。

 

昨年の11月のらふらんす山部屋では・・・

 

家の外の植栽に巣作りをした鳩の子育てを見守っておりました。

 

鳩の子供達が巣立ってその巣を撤去して以降は夫が目を光らせているため、鳩がうちの植栽で再び営巣することは今のところありません。

 

 

が、今年の秋には別のご縁で成長を見守ったお子がいます。

 

それは・・・

 

アゲハチョウ

 

の幼虫たちです。

(彼らの画像を最後にまとめて載せるので、苦手な方はご注意ください。こういうのがお好きな方はご覧頂ければと思います😃)

 

9月の半ばにお花屋さんでレモンの木の鉢を購入。

買ってきて1週間くらい経った頃に、合計5匹の幼虫を確認しました。

 

「ナミアゲハ」という、アゲハチョウを代表する種類のアゲハチョウの子供たち。

捕獲して飼育することはしないで、そのまま屋外で育ってくださいというスタイルで観察をすることに方針を定めました。

 

今はネットでなんでも調べられるから助かりますね!

 

初めは鳥のフンかと思った黒と白の見てくれでしたが、程なくして順々に、いかにもアゲハチョウの幼虫らしいきれいな緑色の丸っこい姿に成長。

 

このナミアゲハの幼虫は、蛹(サナギ)になる時には食用にしている木から離れてしまうとのこと。

 

この5きょうだいも御多分にもれずで、順番に姿を消し始めました。

 

が、そのうちの2体ほどの蛹を見つけることができ、

10月の半ばに、そのうちの1体が羽化をした姿を見届けることができました。

 

でも、この羽化がちょっとハラハラだったんです。

 

 

私が仕事に行っている間に羽化したこの個体、

家にいた家族が最後に蛹の姿を確認した1時間半ほど後に見た時には、羽化した姿で下に仰向けで落っこちていたという一報が14時頃に入っていました。

 

『ん〜?それまずくないかなキョロキョロ

と嫌な感じがしました。

 

続けて、

指につかまらせてレモンの木に移して様子を見ているところに、別のアゲハチョウが上の方でひらひら飛んできたのを見て、ハネをパタパタさせて飛び立ったのだけど、舞い上がれずに転落してしまったという報告のメール。

 

『あ〜羽化失敗かな〜プンプン

と心配が募ります。

 

完全に飛べないようだったら、そのままうちの子にして家の中で寿命をまっとうしてもらおうと考えながら、急いで仕事を終えて帰宅したのが16時半ごろ。

 

 

レモンの木の枝に、じっと止まっているアゲハチョウがいました。

 

こんなに近くでじっくりとアゲハチョウを見たのはこの時が初めてなのですが、すごくきれいで見とれてしまいました。

 

が、それよりも、この個体は飛ぶことができるのか否かが問題。

 

見た感じ、ハネはきれいに開いたようですが・・・

飛べない何かの要因があるんだろうなと。

 

 

だんだんと日が暮れてきたので、ひとまずはレモンの木の鉢ごとを玄関に入れてひと晩様子を見ることにしました。

 

 

玄関には亀さんズがいて、気温低下の時節柄、保温電球でそのあたりの空気は25度前後になっています。

 

(ある天気の良い日に日光浴中の亀さんズ)

 

 

ひと晩、その枝から動かずにずっと止まっていたアゲハチョウ。

 

仕方のないこととはいえ、蛹になった場所がよくなかったかなとか、どうしたら良かったのかなとか、色々考えちゃいました。

 

 

なのですが・・・

翌朝、栄養を摂らせてみようかとハチミツを薄めたものを用意して近づいたところ、ふわふわ〜と動き出しました。

 

だんだんと飛び方に高さが出てきて、玄関の明るい窓の方へ向かいはじめ、滞空時間も出てきました。

 

『これなら大丈夫だね!』

 

と指につかまらせて玄関の戸を開けるや、アゲハチョウはその時吹いた風に乗ってひらひらと飛んでいき、家の裏手にある木の高いところまで飛んで行きました。

(家の裏手にはマンションがあって、その敷地内の木だったので、写真を撮ることは控えました。)

 

そのあとすぐに私は仕事に出かけたのですが、

アゲハチョウはしばらくその木の所にいて、やがて姿が見えなくなったと家族からの報告。
 

 

寿命が短くなろうとも、自分のハネで飛び立って生き抜くのが本当の姿。

もしかしたらパートナーと出会って次の世代に命を繋げることができた可能性もあります。

 

外の世界に放すことができて良かったなと思います。

 

ひと晩、そのきれいな姿をじっくりと

観察させてくれてありがとう照れ

 

 

ところで、蛹の姿を確認しているもうひとつの個体ですが、こちらはどうやら越冬を決め込んでいるみたいです。

 

数ヶ月間の付き合いになりそうなので名前を決めました。

 

茶色い蛹・茶色い子なので、

『チコちゃん』

です。

 

『ボ〜ッと生きてんじゃね〜よ❗️』

って叱られないようにしながら、

色々な可能性を想定しつつ見守らせてもらいます。

 

がんばれがんばれ。

 

 

・・・どうってことのない、よくありそうなお話。

お付き合いいただきましてありがとうございました😌

 

 

黒猫のくま太郎

アゲハチョウの幼虫と闘う

というフィギュアが

現在ギャラリー(@トイレ)に

展示されています。

 

 

 

ここから下、イモムシの写真になります。ご注意ください。

 

   ダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウン

 

 

 

発見当初・鳥のフンのようなお子たち

 

ほどなくして緑の姿に成長

 

あざといポーズラブ

 

 

 

レモンの木から姿を消して

サナギになっているのを発見。

 

羽化の兆候

 

 

これは四男坊。

サナギになるためにだんだん縮んでます

 

そしてチコちゃんになりました。

 

(これが蛾の幼虫だったら投稿なんてしないんだろうな〜)