こんばんは😌

 

腱板断裂を受傷してから手術を受けるまでの、約4ヶ月間のことを書いています。

 

第2章

腱板断裂後の腕の使い方

※私の場合の話です。

今まさに同じような状況の方は、

腱板断裂患者が自己流で実践した

一つの例として

参考程度に留めておいてください。

 

 

Sec.1なんとかしのいでみよう

 

金曜日に受傷した後の初の仕事は月曜日。それはかなりの痛さをこらえながらになりました。本当に痛かったので、次の日からはしばらく休もうとも考えました。が、その時点では腱板は断裂していないと診断されていたので、「きちんと傷病名がついてないから休みにくいし、数日休んだところで治るもんでもないだろう」と考え、休まないことにしました。

 

翌日は、初日よりももっときちんと腕の動きを制限しながら仕事をしようと心に決めて現場に。

 

その時に思っていたのは、

 

『なるべく肩甲上腕関節の角度を変えないようにして腕の動きを出そう』

 

でした。

 

そのために、

肩甲骨ごと腕を動かすことに徹しました。

 

前回の投稿の、

④肩甲胸郭関節

を動かす

という考え方です。

 

うまく表現できないのですが・・・

骨頭を肩の関節から引き抜くようなイメージで腕を向こうに引っ張りながら固定して(こうすると三角筋や僧帽筋がぱつんと張ることで安定感が出たように感じました。)そーっと肩甲骨を動かすようにすると、まあまあ腕を動かしているような感じにはなったんですよね。

 

とは言っても、痛み方の許容範囲内を確認した上での、かなり限られた範囲での動きでした。

それを超える動きの時は、さりげなく右腕の動きをやめさせて、言葉でカバーしたりという工夫をしていました。

 

(それでも痛みを走らせてしまうことはしばしばありました。仕事の性質上それも仕方のないことです。)

 

そして、最初の1ヶ月くらいは、許容範囲内の動きでも、上方(というか目の前くらいの高さ)に腕が挙がるとね、その腕を下ろすことができないんですよ。右腕の力で下ろすと激痛が走る状態でした。その時は、痛みを覚悟して下ろすか、あるいは上がっている右腕の手首を左手が迎えに行って、そーっと下ろすということをしていました。

 

 

Sec.2 肩甲骨の動きのこと

肩甲骨はこんなイメージで動かしていました。

①腕を挙げる時

②−1 腕を後方に動かす時

②−2 腕を脇に寄せる時

③腕を前方に伸ばす時

 

この他に、

肩甲骨の上方を後ろに倒す=後傾

もあり、

これが腕を前に持ち上げる時の肩甲骨の動きとなります。

 

この↓写真の○の部分、

ここに上腕骨の骨頭が接続するので、

肩甲骨の動きに骨頭を従わせれば、腱板によって接続されている肩甲上腕関節の角度を大きく変えないでの腕の動きが成り立ち、損傷している筋腱の動きを最小限にでき得るというわけです。

 

こんな感じでなんとか凌いでいました。

 

自分は運動指導が仕事なので、

日頃からお客様に

「肩甲骨の動きは大事ですよ」

と説明する立場。

人並み程度には肩甲骨を動かすことが

できていたのが幸いでした。

 

もっとも、私の断裂の程度は

『小断裂』

だったからこれも可能だったのでしょう。

 

 

※今現在、腱板断裂の患部を保存している方は、決して無理をなさいませんように。心配なことや知りたいことなどは、必ず医師や理学療法士の先生に相談をしてみてくださいね。

(医師には話がしにくいと決めつけないで、必要ならば果敢に相談をしましょう。良識的に相談をしようとしているにも関わらず、ろくに話も聞かずに突き放してくるような医師だったら一考の余地があるかもしれません。良いドクターは、患者の話を上手に聞いてくれる時代が来ているのだと、この2年間の自分の経験で実感しています。「お忙しいところすみませんが、今日は二つほど先生にお聞きしたいことがあるんです。」などと言って切り出すと話しやすくなるかもしれません。)

 

 

 

さて。

そうしてなんとか仕事をこなしてはいたのですが、それでもひと仕事終えたあとには、肩が腫れたり、痛みが増していることがしばしばありました。

 

次回こそ、自分の断裂部のイラストなどと共に(今回は載せるチャンスがありませんでした)、術前までの患部のケアのことなどを書いてみようと考えています。

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました😌