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らふらんす山くまこです🍐

 

肩腱板断裂の手術をして3ヶ月余りの時を経て、運動の再開と同時に、仕事復帰10日前のカウントダウンも始まりました。

 

このブログのタイトルにも入っていますが、私の仕事は

『アクアエクササイズインストラクター』

です。

 

プールで、水の特性を活用した運動をお客さまに提供します。

 

その仕事の形式は、

 

⚫︎グループレッスン・・・自分はプールサイドに立って、プールに入っている不特定多数のお客さまに運動を提供する

 

⚫︎パーソナルトレーニング・・・基本的に1人対1人でセッションを行って、その方の目的に合った運動を提供する

 

の2通りが私の場合にはメインとなります。

 

前者の『グループレッスン』は、いわゆるエアロビクスをプールでやっていただくような感じになる『アクアダンス』が代表的なカテゴリになります。(他にも様々な体力レベルの方に対応できるプログラムがあります。)ノリの良い音楽を使い、身にまとうウェアも色とりどりに選び、ヘッドセットのワイヤレスマイクを付けて、『ワン・トゥ・あワントゥスリー』なんてカウント取ったりしながらヒューヒュー言って跳んだり跳ねたりして集団を動かすので、ハタから見るとはなやかな目立つ仕事と思われます。実際、そういう姿に憧れてこの仕事を始める人も多いです。

 

が、私はそういったことに憧れはありません。元々が恐怖症のレベルで人前に出るのがすごい苦手で、かつては自分がこういう仕事をするようになるなんて、全く予想をしないまま人生を30年過ごしていました。が、30代半ばの頃に、何かを思った時に、気がつけばこのレールに乗っかっていて、意に反してスルスルと現場デビューも決まって今に至ります。(遅咲きの方だと思います。)最初の1年間はツラくてツラくて、ほんと、地獄の日々を過ごしてました。

 

そこから15年余り。

人前に出る恐怖心よりも、自分をアップデートさせてそれを仕事に反映させてうまくいくと、レッスンにご参加いただくお客様に変化があることの興味の方が勝り、やめようという気にはならなくてここまで歩んできています。

その間に、人前に立つことにもだいぶ慣れてきました(笑)

 

そんな、人前に立つ一見華やかな仕事であるからには、やはり体型は大事・・・・です。基本的に。

 

そして、ある程度ビジュアルを良くして、強気でノリ良くリードをしていれば、だいたいレッスンは成り立ちますし、とりあえずの集客も臨めるという現実もあります。

 

でもね・・・それも大事、とした上で申し上げますが、お客様の本当のニーズって、そこではないんですよ。

そして、運動指導者のミッションも、そこではないんです。

 

フィットネスという領域の運動指導において、指導者が担うミッションは『自分の健康のために運動をしてみようと思ってここに来たお客さまに、いかに運動を継続させることができるか』なのだと私は考えています。

 

とすれば。

 

療養生活で体型が洋梨となった、ということについては、せっかくだからこれはプラス要素にしちゃいます。

 

インストラクターの体型の変化などは、お客さまにとっては格好の噂のネタなので、これもお客さまへのサービスの一つなり。

(た〜だ〜し〜。サウナや更衣室・ドレッサールームなどで、やたらとしゃべりまくるのは控えてくださいね。人の頭の上をマスクをしない人のでかい声での会話が飛び交っている、なんて困りごとが頻繁に耳に入ってくるし、私自身が利用した近所のスポクラでも目の当たりにしました。)

 

 

『太る=悪』

『痩せている=善』

ではありません。

オーバーウェイトが健康面での問題や日常動作の支障の起因となっているのであれば改善はすべきと思いますが、そこにネガティブフィーリングは過度に持つべきではないと思います。

 

ここは自分が堂々としよう。と。

 

という運びで「らふらんす山くまこ」の正当化完了👍

 

 

真に掲げるべき問題は、お客さまにきちんと運動をしていただくための体の動きを、私はこの体でできるのか、それをして体は壊れてしまわないかということ。

それらの解決を念頭に置いて、入院前以来ぶりの運動を再開。

 

久しぶりの仕事先のプールに入り、あれこれ確かめてみる中で、右腕の動きにほとんど痛みが出ないことが意外でした。

(すごく嬉しかった🥲嬉しくて泣けた。)

 

ただ、やはり、ギアを装着して動いてみて、体幹力をはじめとした運動器の機能の低下ははっきりと自覚することができました。呼吸すら動きと合わない。

 

 

それが確認できたら、小さなひとつひとつを解決させながらひたすら動くのみです。

このギアを使うプログラムは私の体に染み込んでいます。

 

仕事再開までに2日と開けずにプールに通いました。

 

初めの頃は、動きを繰り返すのが精一杯。

その中で、体のあちこちが伸ばされほぐされる心地よさを感じつつ、だんだんと反応が良くなり、少しずつ良い動きを取り戻し、強度を上げることもできるようになりました。

 

アクアレジスタンストレーニング、最高です。

 

体幹力を回復させ、体の軸を安定させつつ、肩関節と股関節の可動域をしっかり出して定着させ、体幹から四肢への動きのつながりを構築していくことができます。そこにはコンディショニング要素が含まれます。

それが整うと、強度を上げることも容易になるので、エネルギー消費を促す要素が加えられます。

 

陸上での動きも必要なので、合間にボクシングジムにも行って動きました。

ついでに仕事の動きの確認と練習もできました。

 

液状化してだるんだるんとしていた体表の、その地盤の部分となる筋肉層が再び収縮力を取り戻し始めたことにより、結果として、洋梨の形は少し縮小したみたいで、仕事で使うウェアや水着、ひとまず着ることができました。

(覚悟したほど見苦し過ぎることもなかったデス😅)

 

そんなこんなで、仕事再開の日を迎え、思っていたよりもアタマもカラダも動いてひと安心。

休暇中に喉を休ませることができたのか、発声がすごく楽だったのが新鮮でした。

何よりも、手術前までは痛みを伴わせながらしていたリードの動きが何の支障もなくできて感無量。

『肩の関節がなめらかになった』という印象です。

 

お客さまは久しぶりに現れた私を見て『くまこ肥えたな』と思ったと思いますが、それを口にしたのは、すべての現場を含めて2名だけ。1%未満。

口にしなかった多くの皆様、気を遣っていただきありがとうございました😄

(こいうことは心で思っても言葉にはしないでいただいた方が良識的ってことかなと感じました。)

 

とりあえず現場復帰は達成しましたが、激しく動くことがライフワークである以上、やはりウェイトダウンはマスト事項。その後もトレーニングは水をメインにしながら、時に陸トレも交えながらコンスタントに行なっています。

(ウェイトはまるで変わっていませんが、体のラインは少〜しずつ変化していると思います。)

 

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私の場合は、得意とするものが水の抵抗を扱うものなのでこの種目を中心にしての運動の取り組みになっていますが、何の運動をするかは、その人それぞれが今までにやってきた、好きな運動が一番なのだと思います。

 

また、こうやって書くと、今まで特に運動をしてこなかったという方にとってはアウェイ感があるかもしれません。

が、運動をし慣れていない方のほうが、適切な運動を始めた時に得られる効果って如実に現れるので、そこは安心していただきながら、ちょっと何かやってみようかなと思った時には、微量でも何かしらの参考になればいいなと願っています。

 

運動を始めるのに遅すぎるってことはありません。

 

スポーツクラブに限らず、ちょっと探してみれば、自治体などでも運動ができそうな場所が用意されていることもけっこうあります。

ラジオ体操やNHKのみんなの体操でもいいと思います。

 

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ところでふと思ったのですが、洋梨の形って、

 

 

へその周りがキュイッとしてくれば・・・

わがままボディ、ですね🤫

いわゆる『ボンッキュッボンッ』のあの感じ。

 

スレンダーな感じもシュッとしてかっこいいですが、

わがままボディも一つのステイタスとして楽しんじゃっていいかなって思います😁

 

一本の木にとらわれて、森を見失ってしまわないように気をつけたいです。

 

無理無理イヤイヤ取り組む運動の形もあれば

楽しく気持ちよく取り組む運動の形もあります。

 

自分の領域がフィットネスであるからには、お客さまには後者の運動が提供できるように自分が頑張ろうと、今回の洋梨問題で心新たにしながら現場復帰した、らふらんす山くまこのお話でした。

 

ラストまでお付き合いいただき

誠にごっつぁんでございました😌