ご訪問いただきありがとうございます😃

 

さて。

あれよという間に術後5ヶ月を通過。

昨年12月に運動指導・フリーインストラクターという肉体労働の仕事を再開しました。

仕事再開からここまでの間は、肩以外の箇所に現れる体の症状(要は痛み)に対しての調整に、ひたすら明け暮れております。(体のどこかが痛いなんてのは、この仕事やってれば当たり前なんでどうぞご心配なく😜)

 

それにしても・・・

仕事で現場に立てるのは、やはりありがたいです。

「自分の体のために運動をしよう」

と考えて、スポーツクラブに通われるお客様に運動を提供する仕事。

『このお客様たちがこうして運動を継続して5年10年経った時に、運動をしなかった人よりも元気に動ける体であること』を念頭に置いて、それぞれのカテゴリーのレッスンを執り行っています。自分がうまくできるとそれが如実にお客様の楽しそうな様子に現れるので、もっと頑張ろうという気持ちになります。

お客さまが神様です✨

 

 

さて・・・そんなこんなで、

第3ラウンド『治ろうとする体の邪魔をしない』は既に終わっていたことに気がつきました。

 

第3ラウンドは、術後から、3ヶ月の診察を受けたあたりまで、です。

 

前にも同じようなことを書きましたが、この期間、自分は治ろうとする体の邪魔ばっかりしていたなあと、改めて思います。

 

私の場合、術後の抜糸をした直後から、取り壊しが決まった実家の片付けで荷物の持ち運びをする場面が多々ありました。その持ち運びはもちろん健側の左側でやっていましたが、『それなら大丈夫』というわけにいかないのが体です。

 

左側に強いる労働で機能する力の作用は、右側の組織にも影響が及びます。

 

患部を使わなければいいということではなく、ここは体全体を休ませて療養が成り立つと考えるべきなんだろうなあと思います。

ましてや、スリングの装着を必要としている間なんかは、その『療養を最優先する姿勢』がすごく大事だったんだろうなあと。

 

実家の片付けに際しては『片付けなんてそんな労働は無理。今は体を治します。』と私がその意志を強く持って身内にひと言伝えれば、それは尊重されたと思います。でも、自分は実家の片付けをするのは良くないとわかっていてそれに取り組んだし、それに対して身内の面々は、本人がやってるんだから大丈夫なのだろうと深く考えずに思っていたと思います。

 

つまりは自分次第。自己責任。

 

そして、装具が外れた後。

 

私は、術後1ヶ月に差しかかる頃から術後2ヶ月を過ぎたくらいの頃、指導者育成チームの仕事や、トレーナーのためのコンディショニングのセミナーの受講に、ほぼ毎週出かけていました。

仕事は2日間にわたるものを1本。

セミナーは2日間コースを2本と1日コースを3本受講。

それぞれ講師の先生も内容も異なるセミナーです。

2日間にわたるものは泊まりがけでした。

 

その時の仕事については、治療中の肩は動かさないことを前提にした上で請け負い、受講するセミナーについては『実技はできる範囲で』と伝えて主催の方の承諾を得て申し込みをしていました。

 

ひとつ目のセミナーを術後1ヶ月に差し掛かる頃に受講。座学だけで実技はなかったのですが、とことん右手でメモをしまくって、肩に影響がありました。

 

その次は術後5週間を経過した頃に、2日間にわたる仕事。自分が担当している実技については、私は座って口頭でレクチャーしながら別の人が動きを示す、という形を取りました。が、気がつきゃその人を差し置いて自分が動いてました。

その時は『念の為』と思って、装具を枕付きで装着して、右腕の動きを制限するようにしていたのですが、それがなかったら右腕を過剰に使ってしまい、相当な無理を患部に強いてたんだろうなと思います。

この時にプールに入ることができて、すごく体が楽になりました。

 

次に受講した2つ目のセミナーは術後6週間を経過した頃に2日間コース。

この時に『無理をしない範囲で』と取り組んだのですが、結局この時点でやってしまったことは、全て『無理』だったと思ってます。その後の患部があまり良い状態ではありませんでした。

 

なので、その次の週の1日コースのセミナーでは、もっと気をつけるようにしました。

 

が、それでもやはり実技を少しだけでも、ってやってみたくなり、やってしまうと良くないことになり・・・

 

その次の週に1日コースのセミナー。もう術後2ヶ月近くになっていたのですが、受講中は枕を外したスリングをつけて右腕を抑制して、聴講のみに徹するようにしました。

その時、理学療法士の講師の先生が『もうそんなの(=スリング)はつけてない方がいい時期なんじゃないの?』って呆れてましたが、あれは最善の策だったと思います。この時のセミナーのあとはあまり悪いことにはなりませんでした。

 

その数日後、以前に書いた、青森修行の旅3日間を挟んだ直後にセミナー2日間。

 

この時には、私の回復の停滞に深刻な面持ちになっていた担当の理学療法士の先生の存在が何かにつけ脳裏にチラつくようになり、もうスリングをつけなくとも、自分の行動抑制のコントロールができるようになっていました。

 

そのセミナー受講を終えて以降、3ヶ月の診察を受けるまでの間が、それまでで一番療養に徹することができたと思います。(遅っ!)

 

良い患者のみなさまは真似しないでくださいね。

 

とつらつらと書いてしまいましたが・・・

 

私の場合は自分の意志で希望して、あれこれ動き回っての自業自得なのですが・・・

 

もしかしてこれが仕事だった場合、自分でコントロールをすることができるとしても、状況的に無理せざるを得ない、あるいは無理を強いられる場面に直面することは現実的に起きる可能性が高いんじゃないかと思うんです。

 

特に装具がはずれたあとは外見的にハンデがあるようには見えないので、自分の患側の腕には可動制限があるなんて認識は、自分以外の人の頭には残らないと思っていた方がいいです。

 

そのような状況に身を置かざるを得ない場合は、周囲の人への迷惑よりも、自分の身を最優先に考えて、それを貫くしっかりとした軸を持つことが重要と思います。

 

理学療法士の先生に、してはいけない、あるいは好ましくない動作等を明確に示していただき、それらを周知してもらうアクションを。

 

それに該当する動きは他の人の手を借りて回避に努め、もし強制されるような場面があれば、それはコンプライアンス違反などとして声を上げるべきと思います。

 

そこで『お前何様のつもりだ』なんてことになったら

『私は医師によりリハビリが必要と診断されている術後で治療中の患者様です』って主張していいのではないかなと。

 

対して、協力的な方には感謝を。

 

こういうことって持ちつ持たれつのはずなので、いずれ反対の立場になった時には、自分の時に手を貸してもらうことが多いほど、誰かのために温かい気持ちで手を貸すことが容易にできると思います。

 

その時に誰かのサポートができるように、しっかり体を治さねば。

 

腱板断裂の術後の方々が皆、より良い社会復帰ができますようにと願います。

 

・・・第3ラウンドについてはもう一投稿、書かせていただきたいと思っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました😌