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のどもと過ぎればなんとやらで、今月から仕事が再開するや、だんだんと右腕を装具で固定していた頃の記憶がなくなりつつあります。

 

療養休暇、きっとあっという間なんだろうなあと思いながら過ごしていましたが、ほんとにあっという間でしたね。

 

そんな状態ですが、思い出せる範囲で回復の経過を記しておきたいと思います。

 

おもむろに傷あとの写真など。

術後6週間くらいの時の写真です。

傷口は7つ、北斗の肩(けん)と呼ばれています。

 

①肘・覚醒する

・・・あれは術後3週間ぐらいの頃のことでした。

 

朝、目が覚めるか覚めないか、という夢うつつの中で、右の肘が勝手に曲がったり伸びたりしていて、腕の肘から先が、装具の中で弾ける感じで勝手にぴょこんぴょこんと跳ねていることに気がつきました。

 

『あ〜。腕の・・肘から下を持ち上げる力が戻ってきてるんだなぁ・・』って、寝ぼけた意識の中で思いました。

 

つまりは、患部の回復が進んでるっていうことの表れです。

 

その動きをするために働く筋肉にその力がなければ、動かそうと思っても動かない。それでも無理に動かそうとすれば患部の肩周辺に力が入って痛みが走る。

 

もしかしたら、手術をしてからその時までの間にも、この腕はそうやって動こうとしていて、この日にようやくぴょこぴょこと動くことができたということなのかもしれません。

 

ほんとに、勝手に動いてたって感じで面白かったし、自分の体の一部でありながら、そのぴょこぴょこした感じが別の生き物みたいでなんだかかわいく思えたことが、寝ぼけた中での記憶として残っています。

 

 

②リハビリの頻度 その1

抜糸の時から始まったリハビリは週に2回でした。

9月末の頃に、10月の3週目に予定があって、その週は1回しか来れない旨を告げたら、先生が『その頃には週に1回で良くなってるかもしれませんから』って言いました。

 

③装具がなかなか外せない

当初、術後3週間の予定だった装具の装着でしたが、実際に外すのに1ヶ月超かかりました。

取り壊しの決まった実家の片付けで、左腕や脚を使って力仕事をしていた影響は右の肩に及んでいたようで、右の肩周辺の筋肉の過緊張が顕著に出ていたようです。

(その頃のことを担当の理学療法士の先生は『あの頃の周辺組織の緊張のしかたはとても悩ましかった』と術後3ヶ月の診察の後に述べていました。)

そんなことが装具を外すのが遅くなった理由と思います。

 

④痛みはあって当たり前・・ではなかった

抜糸から約1ヶ月後・術後約1ヶ月半後の9月の下旬に、少し遅れての術後1ヶ月の診察がありました。

 

『どう?眠れてる?』

と言う先生の問いに

『痛くて目を覚ますことは1回か2回くらいありますが、眠れてると思います。』と回答。

実家の片付けで力仕事をしたあとなどは少なからずの痛みが出てましたが、まあそんなもんかなと思ってました。

しかし。診察で可動域のチェックなどしたあと、ドクターが

『今日は注射しておこう。』と。

『へ?』と私が意外そうにしたら

『痛みがあるとリハビリが進まないからね。痛みがある時は注射するからその時はまた来てね』

って言いながら注射を打ってくれました。

 

・・・この痛みはリハビリが進まない要因になる痛みだったのかと認識。

 

注射をしていただいた翌朝、肩がいつもとは比べ物にならないくらい楽になっていることを理解し、

『なるほど、この感じか〜』と納得。

 

そのような経緯を経て、私はようやく『もっときちんと治ることに努めなければ』と言う自覚を持ち始めました。

 

⑤良い先生が担当になってくれたなあと改めて思う

取り壊しが決まった実家は、本当は9月中に引き渡しのはずでした。が、なんやかやとデッドラインが延びて、10月の訪れとともに、引き渡しに向けて片付けのデッドヒート。

その頃、ホームセンターに一人で出向いて買ったのは、衣装ケースいっぱいと折り畳み式の丸イス。

気をつけながらカートに載せるも、レジの時になんだか慌てて、うっかり右腕で丸いすを引っ張り上げてしまい、致命的ではないものの『あ、やっちゃった』と思ったら、案の定、その後から肩がヤな感じ。購入した荷物を車に搬入するのも結構大変で、この買い物は一人で来るべきではなかったと反省しました。

 

その翌々日、リハビリでそのことを理学療法士の先生に話したら、先生の顔色がちょっと変わりました。

『くまこさん。術後3ヶ月が一つの節目で、それまでに痛みを取り除いて可動域をしっかり取り戻していくことが求められるんです。』と先生。

そして、いつも通りの丁寧な施術とエクササイズの合間に

『くまこさん。今が一番大事な時なんです。とにかく気をつけましょう。』

と、私に正対して言うこと、その日のリハビリ中に3回。

 

そしてリハビリが終わったあと『今日、主治医の先生に注射をしてもらって良いかどうか、確認してきます。』

と、私のもう一人の担当の中堅の先生の元に相談しにいきました。そして戻ってきて

『前回の注射からまだ1週間なので、次回のリハビリまでは痛み止めの薬でしのいでもらって、次回の時に注射をしましょう』と話をまとめてくれました。

そして最後にもう一度

『今がほんとうに大事な時ですから、ほんとうに気をつけましょう。』と。

 

この先生、患者のことをきちんと考えてくれる、本当に良い先生だなと、この時改めて思いました。

そして『こんなにいい先生をこれ以上困らせたら、ヒトとして失格だな』と自分に言い聞かせるのでありました。

 

 

ひとまず今回はここまでです。

 

こうして記すことで、ここまでお世話になってきた医療チームの方々の取り組みあっての現在の自分だなあと、つくづく思います😊

 

次回も回復の経過について書かせていただきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました😌