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さて。

抜糸のための通院の日。

 

Sec.1 公共交通機関

 

装具で患側の右腕を固定して、術後初めて一人で電車に乗って医療機関に向かいます。

 

ちょうど新型コロナ第5波の真っ只中で、電車も駅も人が少なめの時期。

感染予防に努めながら出かけて、タイミングがよかったなと思いました。

 

診察の予約の時間も、混雑しない時間帯にしてくださったので、これも安心要素でした。

 

転倒のリスクを回避するために、とにかく時間のゆとりを持って、一つ一つの事柄にゆっくり落ち着いて取り組むことを心がけました。

 

鉄道の改札はICカード。左手でタッチするのが初めは大変でしたが、進行方向に軽く背中を向けるようにして軽い体の回転を使うことで、やたらと体のひねりに頼らなくてもできるコツが徐々に掴めました。

 

車内では、ヘルプマークを付けていたし、座ると装具をつけた腕がはみ出てスペースを多く取るので、座るときは敢えて優先席に。

 

混んできたら立つようにして、なんて感じでした。

 

この経験で、それまでは感じることのなかった、世の中の別の角度からの一面を垣間見ることができたような気がします。

 

 

Sec.2 抜糸

診療所に着いて受付を済ませて、名前を呼ばれて処置室に。

 

主治医の先生と数日ぶりの対面。

 

第一声は『どう、眠れてる?』でした。

 

痛くて夜中に目が覚めることは何回かありますが、あとはだいたい眠れていますと返事。

 

今更ですが、肩の疾患の場合、夜間痛は大事な指標の一つなんですね。

医師やセラピストに伝えることの項目として、夜間痛の有無や程度を把握しておくことをこの時に覚えました。

 

そして抜糸をしていただいている間に自分から医師に質問を2つ。

 

質問1『車の運転はまだダメですよね?』

 

回答『運転?していいよー。でもその時は装具を外したほうがいいかな。』

 

えっ!まさかのOK!

・・・てっきり1ヶ月くらいはダメって言われると思っていたので自分で聞いておきながら、びっくり。

(でもさすがにすぐには運転する気にはなれなくて、その1週間くらいあとになってから運転を再開しました。)

 

 

質問2 『新型コロナのワクチン接種は、どちらの腕にしたらいいですか?』

 

回答『どっちでもいいよー。・・・でも左腕が動かせないと困るから、右腕でいいかな。うん右腕でいいと思うな。』

(その翌日がワクチン接種の日で、右腕に注射してもらいました。その結果、副反応で腕が動かせなくなったかどうかわかりませんでした🤣つまり右で正解だったと思います。)

 

なんてやっているうちに抜糸終了。

 

看護師さんが傷口にテープを貼ってくれている間に、リハビリについての希望を伝え、痛み止めの飲み薬を出していただくようにお願い。

 

いずれも承諾していただき、次の診察の日の予定を立てて終了。

 

その後にフロアを変えてリハビリへ。

 

抜糸後に、傷口のそれぞれに貼られたテープ。

 傷口の跡がきれいになる効果があるらしいです。

自然と剥がれるのを待って、10日経っても残っていたら剥がしてくださいとのこと。家にはこのテープを剥がしたがるヤカラが一名。

10日間は剥がしちゃダメだよって言い含めたら、守ってくれました。

 

 

Sec,3 術後初の通院リハビリテーション

 

6月にこちらの先生の診察を初めて受けて、手術をしていただく運びになった際に、当初は、術後の通院のリハビリは私の家から比較的近い医療機関を紹介していただく話をしていました。

 

でも「初めの3回ぐらいはこっちでリハビリを受けてもらおうかな」っていうことでその時点では3回分の予約をいただいていました。

 

が、週に2回くらいなら、通うのは全然大丈夫だなと判断。

医師にこのままこの診療所でお世話になりたい旨を、抜糸の際に伝えて承諾していただきました。

 

こちらのリハビリテーション、担当の先生は2人。

 

メインに担当していただく先生の施術数回に対し、もう一人の先生が1回の割合です。

 

前にも少し書きましたが、これは私の推測で、数回に1回の先生は中堅どころの手練れの先生で、回数が多いメインの先生はルーキー。

 

数回に一回、中堅どころの先生が診て進捗状況を確認し、何か問題があれば何かしらの対策を講じて若手をフォロー、という感じのシステムかな、と捉えました。

 

一般的に、手練れの先生にメインにやってもらったほうが良さそうな気がするかもしれませんが、ルーキーだからといって何ら遜色はないんです。きっちり、高いレベルの安定した技術とスキルを持っているのがわかるので、とても頼りになる存在。この先生が、療養中の私の一番のキーパーソンです。

 

 

『若手』の技術の水準をしっかり引き上げたうえで患者を任せて、その流れの中に先輩のポジションの先生からのフォローと指導が入ることで、後続の理学療法士がより良く育つシステムができてるんだなーって考えたら、自分が良い医療チームで治療にあたれることが感じられて、とても頼もしく思えました。

 

 

そして、その日の初回のリハビリは、中堅どころの先生が担当。

 

装具の装着のチェックとかを織り込みながら、今から向かう治療の目標の説明とともに、適度に会話を挟みこんでくれて、安心して施術を受けることができました。

 

 

そしてそれまでのホームエクササイズに、さらに2種目ほどエクササイズの種目を追加しての指導を受け、その日はリハビリが終わった後にアイシングをしていただき、さらに2週間分の予約を追加していただいて終了。

 

リハビリの、何となくの流れを追うことができました。

 

その後、のんびりと寄り道しながら帰宅して、そんなに困ることなくお出かけから帰宅までの行程をこなせたかなって思ったら、ホッとしました。

 

 

『時間がかかって当然』

『スムーズにやれなくて当然』

って思っていたら、気持ちが楽でした。

 

 

そしてその翌日から、

『治ろうとする体 vs 実家の片付け』

の攻防が始まるのでした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました😌