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手術翌日以降は、処方された痛み止めが私にはよく効いていたようで、手術の傷が大きく痛むことはなく、利き腕ではない健側の片腕での生活について経験値を一つ一つ積み重ね、療養生活の基盤が少しずつ整ってきました。
手術翌日の、作業療法士の先生の病室でのリハビリの際に、ベッドのリクライニングなどの調整をするコントローラーが右側にあることに先生が気がついてくれました。
『これ、こっち側だと使うのが大変ですよね、左側に変えますね。』とコントローラーを左側の差し込み口に付け替えてくれました。
右腕は装具によって固定されているので、右側にあるコントローラーを操作するのが容易ではないことを先生はわかってくれていました。(左側にコントローラーを引っ張るにはコードの長さが足りなかったんです。)
それを右から左に付け替えることができることを知らなかったので、気がついてもらえたことはとてもありがたかったです。
その時に『片方の腕が動かせないことによって、ちょっとしたことが不便になりますね。このテレビとかも』と、世間話の一貫のつもりで私が言ったら、
『あ!本当だ!これも左側に変えましょう!』と、ベッドの右側にあったテレビの台を、左側へと移動させてくれました。
患側の右腕は、横になった時に患部に良いポジションを取るために、枕を置いて少し上がった状態になるので、右にあるテレビを見るには、首もとがきゅうくつだったので、これもすごく助かりました。
作業療法士の先生だからこそ、そのようなことに気がついてもらえるんだろうなあと、思いました。
環境がより良くなりわーいって思いながら夕食を済ませつつ
『・・・・ベッドがもう少し窓際にあると良さそうな気がする』と思い、ものは試しと、ベッドについているキャスターのストッパーをオフにして左手で押してみたら案外軽い力でベッドが動いたので、無理をかけないように気をつけながら、ベッドをちょっと移動させて、自分なりの良いレイアウトにしちゃいました。
Before
配置を変え終わって『ふう〜』って一息入れた直後に、夜の検温のために看護師さんが部屋にきて、私は一瞬ドキッとしましたが、特に何も言われることはなく、そして自分も余計なことは言わず、血圧測定と検温。そうしたら、直前まで体を動かしていたからか、血圧も体温も少し高めの数値が出てしまい、ギョッとしましたが、正常範囲内だったので何も起きませんでした。
よかったです😅
その後消灯になり、就寝。
夜中に違和感で目が覚めて・・・
見たら左の手の甲に刺してあった針と管との連結が外れて変な方向に・・・たいして痛くはなかったのですが、ちょっと焦りました😨
(このような写真が苦手な方申し訳ありません。)
それを見て何が起きてるかわからず少し動揺し、ナースコールを押して看護師さんに来ていただき、針を抜いてもらって一件落着。どうってことなかったみたいです。
右腕が使えないぶん左手の出番が多くて、そう言えば何かにつけこの管がどこかしらにぶつかったりして引っかかってたなあなんてことをそこで思い出しました。痛み止めの点滴は必要なさそうだったんだから、さっさと抜いてもらっとけばよかったのかとそこで気がつきました。
その後再び眠り、朝が来て、朝の検温で看護師さんが来ました。
『おはようございます。・・・あれっ?部屋の配置が・・・!自分で変えたんですか⁉︎』
とここで気が付く看護師さん。
『えっとー。昨日作業療法士の先生がテレビを左側にしてくれたんです。そのあとベッドをちょっとだけ自分で動かしちゃいました。』
と答えて、特にとがめられることなく終了。
その後日勤の担当の看護師さんが来て
『部屋のレイアウト変えたそうですね!ああなるほど!』って言ってさりげなく確認してたので、とりあえず申し送り事項にはなってたみたいですね。
この配置、自分としてはとても動線が良くて快適でした。
ただ、カーテンや、ちょっとだけ開く窓の開け閉めをする時、ベッドの上に乗らないといけなかったんです。
そのことで、一度ピンチがありました。
カーテンを閉めようと思ってベッドに膝立ちになって、膝で歩いて窓まで行って、カーテンを閉めて体の向きを変えて膝で歩いて戻ろうとした時に、バランスを崩してつんのめって、ベッドから転げそうになりました。その瞬間
『うを〜〜っまずい😱❗️』
って思いながら全身に力を込めて体を固めてブレーキをかけて、転落を回避できました。(あの時よく止まったなって、今でも思います。それぐらい勢いがついてました。)
それと同時に患部に走る痛み。
転落してたらかなりまずかったな〜という恐ろしさと
右肩に痛みを走らせてしまったという罪の意識。
ああこれが
治ろうとする体の邪魔をするってことかと、自分で思っているほどに所作振舞いに気をつけていなかったことを自覚して反省。良い戒めをいただいたと受け止めました。
このことは、作業療法士の先生にリハビリの時に報告。
『それは危なかったですね。阻止できて良かったです。このタイミングでそういう思いをしておけば、このあとはイヤでも気をつけるようになりますよね。』と。
ほんと、「そういう思い」で済んでよかったです。
痛みが走った肩は、幸い痛みを引きずることはなく、リハビリも、その時なりに受けることができました。
事なきを得て、本当によかった・・・。
この事で、一番最初の理学療法士の先生のはなむけ?の言葉
『治ろうとする体の邪魔をしないようにしてくださいね』
を、改めて頭の中にしっかりと据え直しました。
術後のアクシデントには本当に気をつけなきゃいけないぞと戒められた、手術の翌々日の出来事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました😌