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転倒して胸郭(肋骨)のど真ん中を床に強く打ちつけた後に、立ち直り、右腕で数kgの荷物を上にふり上げた瞬間に肩に『バキッ』という衝撃。激痛が走り、腕の動きが思うようにできなくなりました。
この時点で『腱板断裂』の可能性を自分の中で想定内としたけれど、そのあとすぐに駆け込んだ整形外科クリニックでは『断裂はしてない』と診断。
医師は『ここでは別に処置するようなことはないから、あとは自分で治してね』みたいな感じ。
どうしたもんかとあれこれ思案をめぐらしつつ、自分の頼りどころの、10年来お世話になっているコンディショニングトレーナーのアドバイスで、とりあえず、腫れて動きが出なくなっていると思われる上腕二頭筋長頭腱の状態に対応してくれる医療機関を探す事にしました。
仕事がオフの平日の日に、自宅から車で30分ほどの整形外科病院に出向きました。
本当はここで初めから肩専門の医師に診て貰えばよかったのかもしれませんが、私が出向いた日は肩の医師は不在だったので、とりあえずその時に対応してくれる医師の診察を受けました。
ここでもレントゲンを撮り、あわや
『骨に異常はないようなので、やはり様子を見るって感じですかね』で終わりそうになったのですが・・・
それに対して私が待ったをかけたところ、『あなたの中には思うことがあるんですよね。それを話してみてください。』と言ってくれました。
(こうしてきちんと患者の話を聞いて理解してくれるようとする姿勢を見せてくれた医師って、初めてな気がしました。)
医師に対してあれこれ伝えるのはすごくドキドキしましたが、医師がそれなりに私の話を汲み取ってくれて、
『そうだとするとエコーですね。隣の先生がエコーを使うので、カルテを回すから待合室で呼ばれるのを待っていてください。』となって仕切り直し。
再び呼ばれて隣の診察室に入り、対面した医師が
『じゃあ見てみましょうか』
とエコーの前のイスに私を促し、診断開始。
『長頭腱、すごく腫れてますね。ここ注射しておきましょう。』
と言われ、その直後、
『あー切れてますね』の言葉。
『切れてるって・・』
『腱板、断裂してますよ、ほら。』
と画像でざっと説明してくださいました。
確かに。切れてる部分と、炎症で広範囲に水が溜まっている部分がわかりました。
『やっぱ切れてるんじゃんかー』
と、自分の見立てが合っていたことと、最初の医師が間違っていたことがはっきりしたことで、その時に妙に納得した自分の気持ちの印象が今でも残っています。
そして、エコーで注射の針の位置を確認しながら、腫れている長頭腱のあたりに注射の処置。
(注射は、痛みと炎症を抑えるための注射でした。そのあと何日間か、症状が少し緩和されました。)
そしてその日の病院は終了。
腫れてる長頭腱に処置をしてもらい、ホッとして帰宅したんですが・・少しして気がつくわけですよ。
このエコーの先生は『こんな感じの断裂はよくある話で、気が付かないままの人も多いですから』ってサラッと流したけど、断裂がほぼ確定した以上、きちんと治療の方向を考えていく必要が自分にはあるってことを。
そんなわけで、この同じ病院で三人目の医師、肩専門の医師の診察を受ける段取りへと駒を進める事になります。
今回はここで一度話を閉じたいと思います。
それにしても、このような経験をして、整形外科ってほんとかかるのが難しいなと実感。
この病院に来る段階で、エコーでの診察を初めから希望すればよかったのかなとか、最初のクリニックでもっときちんとした検査を進めるよう強く希望するべきだったのかなとか、バキッて肩が言った時点で救急車を呼ぶのが一番早かったなとか、色々考えちゃいました。
仕事がら自分は人の体の事についてはある程度勉強を積み重ねてきていて、一般的な人よりも知識があるにもかかわらずこんな有様です。
医師に少しでも理解してもらうように話を運ぶのって、本当に難しい。何度やっても苦手なんだろうなあ、私の場合。
って感じです。
でもそんなこと言ってたら体は治せない。
てなわけで、駒を進めていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。