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この3連休のうちの2日間、私が仕事とするアクアエクササイズの、指導者育成チームの仕事に行ってまいりました。

 

昨年からの新型コロナウィルス禍。

何度か予定が流れ、今回は感染対策を徹底した上での開講となりました。

 

今回のこの仕事は昨年から予定が決まっていて、4月に肩を怪我して5月に腱板断裂が確定した時、この9月の仕事を終えてから手術を受けようと考えました。が・・・仕事中などに生じる患部の痛さに『4ヶ月も辛抱できないわ〜』と、養成コースの主催本部に相談し、他のトレーナーの方達のご協力をいただきながら進めましょうと承諾をいただいた上で8月に手術を前倒ししました。

 

あ・・・

8月の上旬にも昨年から決まっていた仕事があって、それを終えたらということで8月の手術だったんです。

それがなければ、もっと早くに手術をしてもらっていたと思います。

 

さて。

現在の私は術後5週間が経過。

2週間ほど前から、肩関節を固定するために腕の動きを制限する装具を外すトレーニングを始めています。

※写真はウルトラスリングⅣですが、実際はⅢを使ってます。

 

装具を外すと案外腕が動かしやすくなるのでついついあれこれやりたくなるんですが、油断するとちょっとの動きで肩に激痛が走り、『うぇ〜い!』って雄叫びをあげる感じ。

リハビリでお世話になっている理学療法士の先生からは『動かすのはまだ我慢ですよ!』って釘を刺されています。

 

そんな状況なので、今回の養成コースでは、自分が担当の時は装具を着けた状態で腕がなるべく動かないようにした上で、口頭での仕事に務めさせていただきました。

 

そして・・・

自分が担当ではない時間は、装具を外して水着に着替えて、プールに入りました。入院の前の日以来、1ヶ月以上ぶりのプール。(理学療法士の先生からは、力を楽にして気をつけながらなら大丈夫ですよと承諾をいただきました。なんかあれば当然ながら、それは自己責任です。)

プールに入り、体全体を水に包まれて、重力から解放されて、水の効果の恩恵を受けて、期待以上のリフレッシュができました。

 

水についての理解が一般的な人よりもあり、

水の中で動けるスキルが以前からある。

これが私のアドバンテージです。

 

普通、だったら。

プールなんて『まだやめておけ』です。

(水着を着るのにも覚悟が要ります。私の場合は水着を着たその見た目のやばさもありますが、脱ぎ着することがまず大変。)

 

今のタイミングでプールに入れる機会を得られたのが本当にラッキーでした。

 

水が人の体における良い効果は、まだまだ世の中での認識が浅いのが現状です。

海外では治療の領域の中でプールが活用されているケースはよく耳にするのですが、日本ではあることはありますが、それはとても少数です。

 

患部である肩は治療対象なので、現在のところ医療で面倒見てもらえるからいいんです。

 

この1ヶ月余り、運動量が思いきり減った私の体は、治療対象とはならない腰とか膝がキシキシして日常の動きが段々としんどくなりつつありましたが、水に入っての運動が適度にできたことによって、その不快感と不安感が改善できました。

 

プールに入って歩いたり動いたりするというスキルは、体がある程度自在に動かせる、健康である時に習得しておくべきなのを実感。

 

アクアエクササイズに限らず、日常の中でできるようにしておくと良い、ささやかな、本当にささやかな、多くの人が確認できるであろう(もちろん個人差がありますが)体の動かし方っていうのがいくつかあって、それをアクシデントに見舞われる以前に認識できていたから、今現在、こうしてのほほんと治療に専念できていることも実感しています。

 

 

今回のことで仕事を休む前から、『スポーツクラブという場所は、多少の体の不具合にもしっかりと向き合えるしなやかな強さを備えたフィジカルとメンタルを、楽しく運動をしながら養う場所ですよ』ということをお客様にはなんとなく伝えていましたが・・・

復帰が叶ったら、その辺をもっとクローズアップさせることになるような気がします。

 

しか〜し!

とにかくは自分がこの肩をしっかり治さなければ。

 

今はとにかく、治ろうとする体の邪魔をしない。

がんばります。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。