たろうのブログ

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【薬の飲ませ方】

 

ペットが何かの病気になってしまったとき、薬を処方してご自宅で投与を行っていただくことがあります。薬は錠剤や粉薬、シロップ、点眼薬など様々な形態があり、初めて投薬を行う場合戸惑ってしまうこともあるかと思います。

以下に主な薬剤の投与方法を並べます。

 

・錠剤やカプセル:上顎を上に向けて、反対の手で下顎を引き下げて、口の奥の方に薬を入れます。

 

・粉薬や液剤:錠剤などと同じように、口の中に粉薬を直接入れて飲ませる方法もありますが、お水や甘いシロップに溶かして液状にしてから、スポイトを使って口から飲ませる方法がおすすめです。錠剤の場合、すり鉢などですりつぶし、粉状にして飲ませる方法もございます。当院ではこのようなお薬をお出しする際は、スポイトを一緒にお渡ししておりますので、どうぞご利用ください。

 

☆錠剤や粉薬のような口から飲むタイプのお薬の場合は、少量の缶詰に混ぜてあげる方法もあります。その場合は、全部薬を食べきったことを確認してから残りをあげてください。

 

・点眼薬:目の上の瞼を上にあげて、少し高い位置から点眼を行います。点眼を行ってもし目から液体があふれるようでしたら、眼を閉じた状態で、ティッシュ等で軽くぬぐってあげてください。(目を開けた状態でぬぐってしまうと、眼球を傷つけてしまうことがありますのでお気を付けください。)

 

投薬はペットにとっても、また飼い主様にとっても大変な作業だとは思いますが、確実に飲ませていくことで治療につながっていきます。ぜひご一読いただき、ご自宅でチャレンジしてみてください。

 

投薬方法に不安がある、どうしても薬を吐き出してしまうといったお悩みがある場合は、処方したお薬をお持ちいただければ当院で飲ませてあげることも可能ですので、お気軽にご相談ください。

【療法食について】

 

ペットの食事は近年多様化が進んでおり、各メーカーごとに多くの療法食が販売されるようになりました。人間にとってはもちろんですが、ペットにとっても食事は生きていくなかでも大切なことです。

 

多くのペットフードの中でも、「療法食」は栄養成分などを疾患にあわせてコントロールした食事のことで、療法食によって治療を行うことを「食餌療法」と言います。

食餌療法は病気を予防・緩和・治療する目的で行われるため、病院では処方として療法食をお出ししております。

 

・肥満:カロリーを燃焼しやすくしたり、おなかでふくらんだりするような食事

(ヒルズ メタボリックス、ロイヤルカナン 満腹感サポートなど)

 

・皮膚で悩んでいる子・アレルギー体質の子:食物アレルギーの原因とならないアミノ酸やペプチドを使った食事(ロイヤルカナン アミノペプチドフォーミュラ、低分子プロテインなど)

 

・膀胱炎など泌尿器系のトラブルがある:尿石症の原因となるような砂を溶かす成分がはいった食事(ヒルズ w/dやc/d、ロイヤルカナン ユリナリーシリーズなど)

 

・消化器疾患(下痢や嘔吐、宿便など):便を固めるための線維が入っていたり、腸内細菌を活性化したりする食事(ヒルズ w/dやi/dシリーズ、ロイヤルカナン消化器サポートシリーズ、低分子シリーズなど)

 

これらのように、多くの病気や状況に対処しうるペットフードが多くあり、どれを食べていいのか迷われることもあるかと思います。食事でダイエットをしていってみたい、自分の子の病気にあった食事を知りたいという方など、食事についてお困りのことがございましたらぜひ当院までご相談ください。

 

☆当院では毎月最終土曜日と日曜日にペットフードが10%OFFとなる「FOODの日」を行っております。詳細についてはスタッフまでお声がけください。