授業の力を 教育の質の向上を保障するのは誰? | 教育アカデミー×物理がわかる塾

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教員採用試験まであとわずか。

 

最終確認を行いました。真顔

 

合わせて模擬授業も実施。

教員試験対策講座なら試験対策だけでいいのでは?という声も聞こえてきそうですが。

 

でも、必ず、受験対策と並行して模擬授業を順番で行っています。

 

 

受講生はいずれも公立学校の臨時教員

学校では、生徒たちに「先生」と呼ばれている存在です。

 

ところが

 

この臨時教員には十分な研修の機会が与えられていません。

正規の新任教師にはどの県も綿密な研修計画が作成され、学校でも指導教員がつき

授業の改善、生徒指導など多岐にわたって研修が行われます。

 

しかし、臨時教員は三学期の末に赴任校が決まり、

現場の校長も直前に知り、学校が始まってから、よろしくお願いしますね、

という感じでスタートするのです。

 

その教員の授業の力、生徒指導の力は、県教委から聞くだけで

自分の目で、感覚で力量を確かめることはできません。

 

ある学校で産休に入った先生の代わりに

 

若い男性の先生が産休補助教員として赴任しました。

 

その先生が授業を始めてから1週間もしないうちに

 

まず、生徒が「校長先生、あの先生の授業全くわかりません。」

と直訴えー?

 

まもなくして保護者からクレームの電話

「あの授業では時間の無駄です。」と辛らつな言葉イラッ

 

早速 同じ教科の先生方に授業を見学してもらい

何度もその先生のための研修会を行ってもらいました。

 

私も授業を実際みました。

そのとおり

生徒の言うことは理不尽ではない。

保護者はモンスターではない。

 

実感しましたガーン

 

ます、話しが下手

伝える力が不足

生徒のほうをみて話ができない。

ずっと黒板しかみてない

内容が意味不明

などなど

これはまずい と。

 

いくつかすぐに改善できるかもしれない点を本人に伝え

様子をみました。

が、いっこうに授業は改善せず、さらに生徒から苦情が続きます。ガーン

 

本人にも再度様々な先生から研修してもらいましたが、

今まで、細かいこと(話し方、目線の配り方 など)指摘されたことがなく

こんなに注意されたことは今までの人生で初めてなようで、

 

しまいには「私だって一生懸命やってます。」

と泣き出す始末。えーん

 

でも

 

本当に泣きたいのは生徒です。

 

生徒にとって大切な授業の時間

 

まわりの先生に生徒をフォローするようにお願いしました。

 

県に

 

「どうにか、本人に研修させるなど手立てはないか。」

と尋ねたところ

 

「臨時教員は県としてお願いしている立場だから、そんなに本人に指導はできません。」

という答え。びっくり

 

つまり、空きが生じたところに臨時教員をあてがっているので、

やめられたら困る、という考えのようです。

 

これには正直???

イラッ

生徒にとっては大切な授業

 

 

教育の

うわべだけを保障するのではなく

質の保障をするのが

行政の役目

 

もう県に頼ってはいられないと開き直り

 

その1年間はずっとその先生に指導的先生をつけ授業の改善を図ってもらいました。

 

現在も臨時教員への研修の体制は今だ改善されていないようです。

 

そんな経験もあり

 

教員試験対策講座では

授業の力を向上させるため模擬授業を1年間行ってきました。

 

模擬授業の反省会では

辛らつな意見もでます。

 

「話の合間に えー が多い。」とか「パワーポイントのスライドが複雑すぎ」

「生徒のほうを見て話していない。」

 

私も

「その授業では生徒が1年間意欲をなくしてしまう。」

 

など思ったことをみんなでズバッと発言しあいます。メラメラ

 

自分が生徒の立場ならその授業をどう思うか、その視点で話し合いました。

(おそらく、正規の新任研修(県の研修や学校の研修)では指摘されないことも徹底的に

改善を目指しました。)

 

1年前の受講生の状態と比べて明らかに進歩しています。

 

それは本人のため

何よりも今 彼らの授業を受けている生徒のためでもあるのです。

 

学校にっては

臨時教員はレギュラー選手

 

生徒にとってレギュラー選手

 

ぜひ今目の前にいる生徒たちにとって素晴らしい先生であってほしいと思います。

 

そして

 

行政は

このことに限らず)

 

うわべの保障ではなく教育の質の保障を流れ星