初恋/映画館に人がいない | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。




初恋


映画館に人がいない
監督:三池崇史さん
出演:窪田正孝さん、ベッキーさん、他



コロナウイルスが蔓延する中、先週かな、この日は2本映画を観まして。この「初恋」と「ハーレイ・クイン」をハシゴしたんですが、どちらも客が僕1人。田舎なので夜中のレイトで1人とかは年に何回かはあるんだけど2本ハシゴして2本連続で客1人というのはまじ初めてでした。田舎の映画館、ほんとに人入ってないんですよねぇ。しかもかかる予告かかる予告ぜんぶ公開延期が決まったものばかりで、、特に4月とかほんとにかける映画がない模様でスクリーンが余ってる感じなんですよね。来月はほんとにかける映画がないみたいで、ちょっと前の映画のアンコール上映の嵐となっております。実際僕も4月はほんとに見たい映画がなくて、、、このままではほんとに田舎の映画館が潰れそうでまじ心配だなぁ…と、思いながら「初恋」を観てきました。


思ったよりも綺麗にまとまったというか、もっとぶっ飛んだものを想定してましたが、意外とお行儀の良い映画だったかなという感じ。まぁでもしっかり楽しめました。役者がよくって飽きなかったですね。

主演2人もとても魅力的だったし、個人的にすげぇ良かったのは染谷くんで。染谷くんのなんといいますか、あのゆとり世代ヤクザな感じがすげぇ良かったです。しかもできるやつのように見せかけて計画が雑すぎたり、踏んだり蹴ったりだったり、なんだかんだで人殺しまくっちゃったり、ラリったりと、カッコ良くもありどこか抜けてるという染谷くんの魅力が個人的には1番魅力的でした。

あとはベッキーがよかったですね。こういう使い方があったか!バールが似合う顔なんですよね。とてもよかったです。


まぁでも惜しかったのが、イコライザー的なホームセンターでのクライマックスがなんか全然おもしろくないのが残念でした。もっとその場にある色んなものを使いながらとんちの効いた殺しを見たかったなぁ。あれだと別にクライマックスの舞台がホームセンターである意味があんまりないなぁとか。あとラストのアニメーションもなんだかなぁと。魅力というよりは、ごまかされたと感じちゃったのでその時点であんまり上手く行ってないのかなぁと。
まぁしかし、事件が終わった後の描写が良くて。そこからあの2人がどう歩んでいくのかをちゃんと描いて終わるのが優しくてよかったです。あの雪模様の引きの画、すげぇよかったなぁ。

あとハロプロ好きとして言及しておきたいのは、この映画に元°C-uteの矢島舞美ちゃんがほんとちょい役だけど出ててね。酔っ払いのナースの役なんだけど、それがほんとにキュートで魅力的でほんと良かったんですよねぇー!ほんとちょっとの役だったけどスクリーンで矢島舞美が見れてとても嬉しかったなぁ。これからどんどん女優として羽ばたいてほしいです。