ピーターラビット
ウサギ「その畑はうちのシマじゃけぇ!何をしてもええんじゃ!」
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監督: ウィル・グラックさん
脚本: ウィル・グラックさん、ロブ・ライバーさん
出演: ローズ・バーンさん、ドーナル・グリーソンさん、他
原題: Peter Rabbit
上映時間: 95分
あらすじ: ウサギと人間の仁義なき戦いが今始まるっ!!
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大好きな映画「小悪魔はなぜモテる?!」というエマ・ストーン史上、最高のエマ・ストーンを撮った男であるウィル・グラックの新作ということで、「ピーターラビット」をよくわからないまま鑑賞したんですが、
想像をはるかに超えて超おもしろかった!!
映画.comさんのあらすじなこんな感じ。
ビアトリクス・ポターによるイギリスの名作絵本「ピーターラビット」をハリウッドで初めて実写映画化。たくさんの仲間に囲まれ、画家のビアという優しい親友もいるウサギのピーター。ある日、ビアのお隣さんとして大都会のロンドンから潔癖症のマグレガーが引っ越してくる。マグレガーの登場により、ピーターの幸せな生活は一変。動物たちを追い払いたいマグレガーとピーターの争いは日に日にエスカレートしていき、ビアをめぐる恋心も絡んで事態は大騒動に発展していく。ビア役は「ANNIE アニー」「X-MEN:アポカリプス」のローズ・バーン、マグレガー役は「スター・ウォーズ」シリーズのドーナル・グリーソン。CGで描かれるピーターの声を「ワン チャンス」「イントゥ・ザ・ウッズ」のジェームズ・コーデンが担当し、デイジー・リドリー、マーゴット・ロビーら人気俳優が声の出演で参加。「ANNIE アニー」「ステイ・フレンズ」のウィル・グラッグ監督がメガホンをとった。
ローズ・バーンが出てればだいたいイイ映画の法則というのがこの世にはあります。
なんとなーくのイメージでピーターラビットってなんかハートウォーミングな、かわいいウサギちゃんが出てくる童話でしょ?癒し系なアレでしょ?的な感じのスタンスでいたので、この映画見てみてビックリ。スーパーバイオレントな人間とウサギの、畑というシマをめぐる仁義なき戦いだったのであります!これが超おもしろいんだ!
とにかく全編不謹慎なギャグと動物の調子乗り描写に包まれながらの超絶スラップスティックアクションが展開されるので、俺が観てるのは本当にピーターラビットだろうか?と思うほどでした。デッドプールとかとノリは近いですよ。原作こんなんなのかな?笑
とにかく全編異常なハイテンションで進むので観ていて全く飽きないし、今年観たアクション映画の中でもトップクラスの一本になりました。
動物たちが調子乗りまくってめちゃくちゃしまくる映画が大好きなので、基本的にめちゃくちゃ楽しんだんだけど、お話のまとめ方もものすごくうまくて、ウサギの中に、母の喪失と母性への渇望が軸にあるのがとても良いんですよ。スーパーバイオレンスが展開されるんだけど、クライマックスの和解への対話とアクション(頭をすり合わせるというやつ)の使い方がシンプルだけど、シンプルなだけにとても響くものがあってとても良かったです。ウィル・グラック作品って毎回、解決・和解へのプロセスがうまいですよね。
ギャグもすげぇうまくいってたなぁ。ここまで堂々としたテンドンギャグで笑ったのは久々だったな笑 ギャグのセンスはさすがウィル・グラックでした。物語の省略の剛腕さと潔さとおもしろさがいちいちうまかったなぁ。
ピーターラビット???なんてなめてる人は是非観て欲しいです!かわいい動物たちによる超絶スラップスティックアクションコメディなので!まさかの超お気に入り映画になりました。なめるべからず。
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好き度: 80点
最高でした!!
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