【映画感想】「モリーズ・ゲーム」 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

モリーズ・ゲーム

 

娘を襲ったロシアマフィアへの復讐を誓った父ケビンコスナーの戦いが今、幕を開けるっ!!(大嘘)

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監督: アーロン・ソーキンさん

脚本: アーロン・ソーキンさん

出演: ジェシカ・チャステインさん、イドリス・エルバさん、ケビン・コスナーさん、他

原題: MOLLY’S GAME

上映時間: 140分

あらすじ: ポーカールームを運営します

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 あのアーロン・ソーキンの初監督作にして、ハリウッドの風紀委員長ことジェシカ・チャステイン主演作である「モリーズ・ゲーム」を観てきました。

 

おもしろかったです(・∀・)

 

映画.comのあらすじはこんな感じ。

「女神の見えざる手」「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステインが主演を務め、トップアスリートからポーカールームの経営者へと転身した実在の女性モリー・ブルームの栄光と転落を描いたドラマ。「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞した名脚本家アーロン・ソーキンが、2014年に刊行されたブルームの回想録をもとに脚色し、初メガホンをとった。モーグルの選手として五輪出場も有望視されていたモリーは試合中の怪我でアスリートの道を断念する。ロースクールへ進学することを考えていた彼女は、その前に1年間の休暇をとろうとロサンゼルスにやってくるが、ウェイトレスのバイトで知り合った人々のつながりから、ハリウッドスターや大企業の経営者が法外な掛け金でポーカーに興じるアンダーグラウンドなポーカーゲームの運営アシスタントをすることになる。その才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するモリーだったが、10年後、FBIに逮捕されてしまう。モリーを担当する弁護士は、打ち合わせを重ねるうちに彼女の意外な素顔を知る。モリーの弁護士役をイドリス・エルバ、父親役をケビン・コスナーがそれぞれ演じる。

 

 

同じソーキン脚本ということや、お話の構造や性質が「ソーシャル・ネットワーク」に似てて、どうしても比べちゃうので、演出面はちょっと部が悪いのでは…と思いました。テンポが良いところ、流れの良いところはすごく気持ち良く流れるんだけど、後半のドラマ部分になるにつれだんだんテンポが鈍重になったり、会話シーンがどうしても画が止まって停滞しちゃうところもありで、ちょっとだるく感じるところもありましたが、まぁでもしっかり楽しかったのはさすがでした!

 

前半のジェシカ・チャステインが成り上がるパートはとても好きで、ここは演出も編集もノリノリなのが伝わってきて観ていて気持ちが良かったです。が、しかし後半はちょっと好みとしてウェットすぎるのとちょっとドラマが鈍重に感じました、画も暇になってくるし、劇盤もちょいと大仰なのが気になりました。全体的にすごく予想外にエモめなのが意外で、もっと突き放して終わるのかと思ってましたが、しっかり寄り添うバランスで、これはこれで好きでした。クライマックスの父と娘のスケートリンク横での会話はとてもグッときました。さすが、精神科医!観てるこっちもなるほどなぁ〜と納得しちゃいました。意識してなくても小さい頃の経験や記憶ってやっぱりすごく影響するんだなぁというのを改めて感じたり。

 

 

あと、ジェシカ・チャステインが様々ななドレスを着まくるんだけど、ほんとにどれもエロくて最高。超眼福でした。一体何着ドレスを着てたんだろうか。どのドレスも胸元がえげつないのが最高で、おっぱいが素晴らしかったです(正直)。


あと、最後の父との会話で「お前を襲ったやつを……ロシアマフィアだろうが、ぶっ殺したい」的な発言をしていたケビンコスナーに、とても96時間味を感じたというか、娘を襲ったロシアマフィアへの復讐を誓った父ケビンコスナーが心理学と実は元凄腕殺し屋というテクを駆使し、ロシアマフィアを壊滅に追い込むアクションスピンオフとかあったら観たいので作ってくださいと思いました。

 

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好き度: 70点

おもしろかったです(・∀・)

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