【上半期ベストテン】そーす太郎の2017年上半期ベストテン | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

こんにちは。そーす太郎です。

 

 

さて2017年、もう半年たちましたか。早いですね。

私の近況ですが、近々25歳になります。早いですね。

誕生日は、母が実家から食料をたくさん送ってくれるそうです。優しいですね。

さらに、元カノがご馳走おごってくれるらしいです。ラッキーですね。

さらに、弟が最近観たグッときた映画のDVDを送ってくれるそうです。なんだろうね。

ツインピークス続編タイミングでこの際ツインピークスデビューするか迷っています。

仕事は忙しさのピークが去り、そこそこのカンジです。穏やかですね。

てなわけで映画ですね。愉快な映画がたくさんありましたね。

今年はなんというか包容力、肯定感のある映画にグッとくることが多かったですね。

そういう気分なのでしょうか。今年は例年よりもまったりとした気分で映画を観ていました。

なんというか、最近は優しい映画が好きですね。

あと酷い映画に激怒することもなくなりましたね。

みんなかわいいです。

ここ2年くらいで確実に映画の見方が変わってきた実感がありますが、

うまく言葉にできないです。感覚です。

田舎なので観たい映画が公開されないことはよくありますが、今年はツラかった。

「マンチェスターバイザシー」「グリーンルーム」

「20センチュリーウーマン」「光をくれた人」

「スウィート17モンスター」「ネオンデーモン」

この辺が観れなかった映画です。どれも楽しみにしてたのに…。ソフト待ちますね。

 

てなわけでベストテンです。

 

 

 

 

 

【2017年上半期ベストテン】

 

①ブルージェイ

②哭声 コクソン

③ラ・ラ・ランド

④オクジャ okja

⑤ザ・コンサルタント

⑥映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ

⑦ワタシが私を見つけるまで

⑧パトリオット・デイ

⑨メッセージ

⑩ぼくは明日、昨日のきみとデートする

 

 

こんなかんじになりました。1位からちょろっとずつ振り返ってみます。

 

1位 「ブルージェイ」

 

1位はNetflixの映画「ブルージェイ」になりました。とっても素晴らしいのに周りに観ている人があまりいないのが惜しい。大好きな大好きな映画です。あったかもしれない未来と、そうじゃない現実を、同時に突きつけられる苦しくも愛おしい大人の「ビフォア・サンライズ」とでもいいましょうか。ある過去が浮上してくる最後の方のどうしようもなく悲しい後悔と、ギリギリのところにおとずれるささやかな優しさに涙しました。傑作!Netflixに入ってる人はぜひ観てほしいな~。大事な1本です。

 

 

 

2位 「哭声 コクソン」

 

2位はナ・ホンジンの新作「哭声 コクソン」です。とにかく映画全編にわたって画面からあふれ出す圧倒的なパワーになすすべなく圧倒されました。「自分の目で見てないのに信じるのか?」というセリフが印象的。グラングランと観客をゆさぶりまくる編集がほんとうに見事。素晴らしき悲劇を観ました。

ナ・ホンジン作品で一番好きです。圧倒的だ!

 

 

 

3位 「ラ・ラ・ランド」

 

今年観た映画で最も「愛おしい」と思ったのはこの「ラ・ラ・ランド」でした。主人公2人のダメさ、弱さ、ズルさ、すべてが愛おしい。あったかもしれない未来はいつだって美しいし、だれだってもしあの時この選択をしてなければ…って思うもの。でもだからこそあらゆる可能性の中でたどり着いた今を肯定したい。そんな苦くも優しいラストに涙涙でした。あとエマ・ストーンのオーディションシーンは今年のベストシーン候補です。何度もサントラを聴いています。

 

 

 

4位 「オクジャ okja」

 

4位はNetflixの映画、ポン・ジュノの新作「オクジャ okja」です。たいへん素晴らしかったです。圧倒的なおもしろさとどんどん映画がドライブしていく感じ、絶妙で独特なユーモア感覚、そしてどんどんとダークな世界に足を踏み入れていくハラハラなど、久々にポン・ジュノ印満載の素晴らしい映画でございました。彼のこれまでの作品の要素がいろいろと結集してる映画でしたね。こちらもとてつもなく愛おしい映画です。

 

 

 

5位 「ザ・コンサルタント」

 

5位は「ザ・コンサルタント」です。主人公の設定造形がたまらなく好きだし、脚本のうねうね感と確かなアクション演出。思ってもいないところに連れていかれ思わず涙してしまったラストに、ああ、これは忘れがたい映画になるなぁと観てて思ったものです。ベン・アフレックはこれまでのどの映画よりも輝いていたし、アナ・ケンドリックとの関係性もとても好き。続編も決まったみたいで、ぜひとも話が進んでほしいと思いました。キャラクターの生活描写や細やかな仕草のディティールがほんとうに気持ちのいい映画でした。

 

 

 

6位 「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」

 

6位は邦画、石井監督の「夜空はいつでも最高密度の青色だ」です。もう主人公2人がたまらなく好きになっちゃったんですよね。ドン詰まりの中から、2人の詩的なセリフがドライブして心が近づいていくという、素晴らしい恋愛映画だったと思います。いびつなバランスの映画ですが、この映画のリズム感がとても心地よくていつまでもこの2人を見守っていたいと思いました。東京の描き方も大好き。

 

 

 

7位 「パトリオット・デイ」

 

7位は「バトルシップ」を撮った男ピーター・バーグの新作「パトリオットデイ」です。ボストンマラソンテロの裏側ではこんなことが行われていたのか!とまずお話自体がめちゃくちゃにおもしろいし、なによりもピーター・バーグ最高傑作とも思える確かな演出力。テロが起きるまで、起きてからの対応、アクション演出、人物の描きこみ、どれもが素晴らしかったです。最後のご本人登場シークエンスが余計だったのがちょっと残念ポイントでしたが、そんなことはどうでもよくなるくらいの素晴らしい映画でした。

 

 

 

8位 「ワタシが私を見つけるまで」

 

DVDリリースは昨年ですが観たのは今年なのでいれました。「あと1センチの恋」監督最新作です。ひとりぼっちのときも、誰かがとなりにいるときも、どっちも肯定しようよという優しい人生賛歌。ラストショットが素晴らしくて、基本的におバカなコメディなのに最後は思わず涙しました。レスリー・マンはベストアクトだと思います。けっこう主人公を追い込みますが、基本的にこの監督さんはとてつもなく優しい視点を持ってるな~と思いました。思いもよらず素晴らしい群像ラブコメでした。

 

 

 

9位 「メッセージ」

 

9位は「メッセージ」です。映画のルックと設定、そして映画が放つ最終的なメッセージがとても好きでした。思えば僕らの人生における葛藤とか苦悩、悩みっていつもそこに時制があったなぁと思わされましたね。過去がどうだった、未来がこうなりそう。でも結局大事なのは今現在であって、、なんてことを思ったり。悲しい未来が待っていても「存在」というものを選択するラストはいろいろな感情が去来しました。この映画も映画がもつ肯定感に感動しました。

 

 

 

10位 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

 

10位はまさかの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」です。三木監督の作品はとてつもなく当たり外れが激しいという印象ですが、この映画はとても良かった、、というか思わずすげぇ涙しちゃうほどグッときた1本でした。小松菜奈はこれまでの出演作品の中でもトップレベルの美しさでもうほんとに尊くてね…。彼女がどれほどのものを背負って、映画前半物語を紡いでいたのか…と思うともう…(つД`)ノ 誰かと誰かが出会い、愛し合うということがどれほど尊いものか、と当たり前のことを当たり前に語るこの映画を私は肯定したいのでした。イマイチ納得のいかないSF設定は、それも含めて可愛いということにしました。とにかく小松菜奈にとてつもなくグッときた1本でした。

 

 

 

 

てなわけで、上半期ベストテンでした!

では!