【映画感想】「スプリット」 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

 

スプリット

 

 

好き度: ★★★☆☆ 3.5/5.0点

 

 

 

おいヘドウィグ!このエロガキ!

 

 

 

シャマランの新作「スプリット」観てきました~。前作「ヴィジット」がとても好きな映画だったので今回もちょうどいい感じの規模感のシャマランでとても楽しみにしておりました。おもしろかったです!!(・∀・)

 

あらすじは、、見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組は、監禁場所で神経質な雰囲気を漂わせた男を目にする。男が部屋から立ち去り、必死に脱出方法を思案している最中、ドアの外から男と女が会話する声を耳にした3人は助けを求めて声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す先ほどの男だった。男には23もの人格があり、9歳の少年やエレガントな女性など、ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていく。そして、そんな男に24番目の人格が現れ……。―――というお話。

 

 

とにかくマカヴォイがすごいよ!!これは本当に俳優冥利に尽きる役でしょうね。なによりもマカヴォイがほんとに楽しそうに演じてるのがわかるくらい、生き生きとした役でした。何人ものマカヴォイが観れますので全国のマカヴォイファンは必見ですね。

そしてなによりも言いたいのはヒロインのアニヤ・テイラー・ジョイちゃんが最高だよ!ということですね。

 

 

もう僕にとってこの「スプリット」はアニヤ・テイラー・ジョイちゃんを見つけた映画となったくらい。コトシノベストガールは圧倒的に「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンかと思ってましたが、このアニヤ・テイラー・ジョイちゃんかもしれませんね…というくらい。一言で分かりやすく言おう。僕はこの子がダイスキだ。

とにかくですね、肉付きがいいですね。そして目ですね。何とも言えない目をするんですねこの子。どこか悲しげで、異常に落ち着きがあって、この子は何者なんだろうというミステリアスな感じもあり。そしてメインストーリーと並行して彼女の闇が最終的に明らかになるあたりで、なんだかすべてが繋がっちゃったカンジが切なくてね(異様にエロかったところも含め)。

 

 

マカヴォイは多重人格でして、その中に9歳のヘドウィグという人格がいるのですが、そのヘドウィグがしれっとね彼女が寝てる間にハグしてたり、キスしてくれたら教えてあげるとか言い出したり、おいこのエロガキ!いいぞもっとやれという感じでした。いずれにしてもヘドウィグという人格の揺れ動きがとても好きでしたね。しかもそれを演じてるのはおっさんのマカヴォイですからね、9歳を演じてて、しかもそう見えるんですよ。これはマカヴォイに拍手。

 

最後の最後にまさかの「アンブレイカブル」と「スプリット」は合流しますというまさかの展開があるんですが、まぁそれは置いといて、この映画のラストはなんとも言えない切なさがありました。最終的に彼女に手を出さなかったマカヴォイ、これは彼女の何かとマカヴォイの何かが共鳴したからで、しかもそこに共鳴しちゃうというのがもう涙ものでね、なんと悲しく切ない話だったのだと何とも言えない涙がちょろりという感じでした。しかも彼女の地獄はまだ続いているのだということもあり、続編で彼女がどうなっていくのか、とても楽しみにしています。いずれにせよちょっとまだ終わってない感があるのはまさかのサプライズでしたね。今後どうなっていくのかしら。