【映画】「クリード チャンプを継ぐ男」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

 


クリード チャンプを継ぐ男
鑑賞日: 2015年12月25日
映画館: TOHOシネマズ新宿

 

 

 

 

 

 




好き度: ★★★★★ 5.0/5.0点



「父親の影を振り払え」



あけましておめでとうございます!!(´∀`)

新年一発目は「クリード チャンプを継ぐ男」についてです。去年のクリスマスに観に行きまして、2016年のベストテンにも入れた本作。まだこっちには感想をまとめて書いてなかったのでちょちょっと感想を書いておきます。去年はFilmarksというをはじめてからこっちはけっこう放置という状態が続いてたので、今年はこっちもがっつり書いていきたいところ。今年は東京から離れるので観れる新作がグッと減りそうなのでね。観た直前の感想をFilmarksにだだだーと書いてこっちにゆっくり感想をまとめる。みたいな形にしたいですな~。

てなわけで、「クリード チャンプを継ぐ男」ですが、ベストテンに入れただけありまして、ほんと素晴らしかった!!泣き濡れました…。目玉が落ちるかと思いました。

師弟もの映画の中でも屈指のコンビになりました…

 

 


ロッキー1的な「するかしないかでするほうを選ぶ物語」に加えて、父と子の物語としても優秀であり、師弟ものとしても優秀、そしてなによりボクシング映画として素晴らしかった。新世代へのバトンタッチが素晴らしい形で行われたという意味では「スターウォーズ フォースの覚醒」にも通じる素晴らしい続編としても素晴らしい、正直これ以上ないカタチの映画でした。アポロの息子をロッキーが育てるという企画を聞いたときは楽しみなのもありましたが大事故になる不安もかなり持っていたので、まさかこんな素晴らしい映画になっているとは思っていませんでした。本当に素晴らしかった!
 

監督の前作「フルートベール駅で」観逃したので観なきゃなぁ

 

 


今作なによりスタローンが体現するロッキーがなにより素晴らしすぎる。ほんとにスタローンはすごいよ。一言一言に涙腺が刺激されたし、スタローンという存在自体がセリフや演出にとてつもない説得力が生まれてるんですよね。特に演出の数々で時間の経過を感じさせる切ない演出が素晴らしいものばかりで…特にお墓の前で椅子を出して新聞を読む一連のシーンは涙が止まりませんでしたよ('A`)


2015年のベストガイはスタローンにしました。

 



アドニス・クリード役のマイケル・B・ジョーダンも素晴らしかった。冒頭からもう心を奪われましたね。彼の描きこみがこの映画の成功のすべてと言ってもいいと思うんですけど、ほんと丁寧で良かったです。低音の効いた劇盤も素晴らしかったですしね。YOUTUBEで父親のボクシングを見てシャドーをする姿はとてもグッときたし、スタローンをコーチにするべく少しずつ口説いていくあたりはかわいかったですし、僕個人的にはこの映画でのぶっちぎりの名場面アドニスが警察でお世話になった後にロッキーが迎えに来るシーンですね。あそこでの2人の演技、ロッキーの「父親の影を振り払え」というセリフ。すべてが素晴らしかった。。個人的にも父親と比べられる息子というテーマは重なる部分があったりするので、グッとこざるを得ませんでした。


彼女役の彼女も良かったな~

 


この映画、全編にわたって「死の匂い」がすごくする映画ですよね。アポロの死、スタローンの病気、命に別状はないとはいえ彼女の眼の件、そしてミッキーとエイドリアンの墓。だからこそ、すごい緊張感で全編ピリピリとしてるのがすごく良かったですし、撮影、音楽も緊張感がすごい。そんな様々なものを背負って、戦う方を選んだアドニスとロッキーがものすごく映えて見えましたね。カッコいい。
 

 


とにかくロッキーシリーズの中では大好きなロッキーザファイナルは超えました。人生ベスト級のロッキー1に手がとどくか?くらいの傑作だったと思います。素晴らしかったです。



おわり