ゴーストワールド (2001年)
好き度: ★★★★☆ 4.5/5.0点
恵比寿ガーデンシネマ、キレイでしたよ!
リニューアルオープンした恵比寿ガーデンシネマのリバイバル企画で観賞。初見。とてもグッときました。 君は君のままでいいんだ、ありのままでいいんだ、という聞こえのいいポエムに対してリアルな結果と責任を突きつけてくる映画でした。 こういうテーマの映画って、どこか説教臭くなりがちというか、大人になりなさい!という一方的な正しさだけを突き付けがちだけど、この映画は厳しくてシニカルながら、ちゃんと『世界』に取り残されたひとりの少女に優しく寄り添う視線があってとても感動。 自分がなにものなのか、なにがしたいのか、この先どうなるのか、なにもわからないままとりあえず斜に構えてまわりに悪態をつくこの痛さは誰にでもある時期だと思うし、この絶妙にこじらせたモラトリアム感を主人公の女の子はみごとに表現しててとても良かったです。 全てを失ってやっとこの子は大人行きのバスに乗れたのかもしれないなぁとラストシーンを見て思いました。
時計じかけのオレンジ (1971年)
好き度: ★★★★★ 5.0/5.0点
スクリーンで観るアレックス
新文芸坐にて。なんどもDVDでは観てるけど、やっとスクリーンで観ることができた。やはり圧倒的だった!この、観ている者の倫理観を良からぬ方向へグラグラ揺さぶってくる危うさこそ映画を見ることの魅力だなぁと再確認。「完璧に治った」アレックスにガッツポーズ。
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか (1964年)
好き度: ★★★★☆ 4.0/5.0点
男のチンコは世界を滅ぼす
新文芸坐にて。超ひさびさに観た。すげぇブラックで怖い映画ではあるけど、同時にひとりの男のチンコがたたなくなったことが原因で結果的に世界が滅亡するという超バカバカしいコメディで、世の中の戦争というものはほんとにしょうもないものだと教えてくれる映画である。これでもかと核爆弾をチンコのメタファーとして描く演出がすごくおもしろかったし、すごく皮肉が利いてました。ラストのカウボーイ風のキングコングさんの巨大チンコaka核爆弾投下シーンとかやりすぎてておもしろかったですな。
おわり
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