【映画】「ジュピター」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 


ジュピター
鑑賞日: 2015年3月29日(火)
映画館: ユナイテッドシネマ豊洲

 

 

 


 

 

 

 




原題: Jupiter Ascending
製作年/国: 2015年/アメリカ
配給: ワーナー・ブラザース映画
上映時間: 127分
監督: アンディ・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
製作: グラント・ヒル、ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
製作総指揮: ロベルト・マレルバ、ブルース・バーマン
脚本: アンディ・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー
撮影: ジョン・トール
キャスト: ミラ・クニス、チャニング・テイタム、エディ・レッドメイン、ショーン・ビーン、ダグラス・ブース、ペ・ドゥナ、ジェームズ・ダーシー、他
あらすじ: ミラ・クニス「あたしったら、どうやら宇宙規模の王朝の王族らしいの…。」

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好き度: ★★★☆☆ 3.0/5.0点



「私、犬は大好きよ!」



ウォシャウスキー姉弟最新作です。タマフルで課題映画になったので観に行ってきました。夜のユナイテッドシネマ豊洲、一番でかいスクリーンでお客さん10人いないくらいのガラガラ状態でした。まぁ、快適でしたが…。てなわけで、『ジュピター』、かわいい映画でした(・∀・)

こんなSFが見たい!を詰め込みまくった結果、魅力がバラバラと散漫になってた感じはあったり、ストーリーは二の次だったりしたけど、ビジュアルの楽しさとワクワクが詰まってる無邪気なSFという感じでなんだかんだ楽しめました。 たぶんウォシャウスキーたちの中ではこいつはこうでこういう設定で…とかキャッキャと楽しく練りまくってるんだろうけど、それの世界観を要約して映画としてアウトプットすることに正直失敗しているような気はします(´・ω・`) 特に編集が乱暴というか、明らかにこの前のシーンごっそり抜かれてるんだろうなぁ…というような繋ぎのところがいくつもあったり、大事なところが説明されてなかったり、不自然な作りの映画ではあったような…。たぶんソフト化されたときに二時間半とかになったディレクターズカットが出るんじゃないかなぁという匂いがプンプンします。

主演は僕の大好きなミラ・クニス




そして、ただ今絶好調のチャニング・テイタム

 

 




敵のボスはエディ・レッドメイン。こいつが小物でした…。




お話を例によって映画.comさんから拝借すると―――宇宙最大の王朝に支配されている地球。家政婦として働くジュピターは、何者かに襲われたことをきっかけに、自身がその王朝の王族であることを知る。王朝ではバレム、タイタス、カリークというアブラサクス家の3兄妹が権力争いを繰り広げており、それぞれが自身の目的のためジュピターを狙っていた。ジュピターは、遺伝子操作で戦うために生み出された戦士ケイン・ワイズに助けられながら、アブラサクスの野望から地球を守るために戦いに身を投じていく―――、というお話であります。まぁお話自体はたわいもないというか、どっかでみたようなお話でそんなに新鮮味やひねりはなかったです。超シンプル。というか、ミラ・キュニスがなぜ選ばれし姫なのかという説明とかまったくなかったり、ところどころ穴が散見されたり、もうウォシャウスキーはあんまりお話云々には興味がないんじゃないかなって思いました。

宇宙船。羽が折れそうだなぁと思いながら見てました。

 


ただ、やっぱビジュアルは楽しくて、色彩も豊かであらゆるものがビカビカ光りまくってて楽しかったです。空飛ぶブーツのアクションとかけっこう見ごたえあってよかったです。序盤の地球での空飛ぶブーツアクションはかなり好きです。

カッコよかった!

 


ストーリーにあんまり深みがないぶん、ミラ・キュニスがけっこうなんの疑問もなく展開に適応してたり、チャニング・テイタムとの恋愛の唐突さだったり、エディ・レッドメインの小物感だったり、ペドゥナのゾンザイな使い方など、いろいろ突っ込みどころもありつつも笑いながら楽しめました。個人的なハイライトはミラキュニスの「私、犬は大好きよ!」という名台詞。いろんな意味でグッときた!

唐突に恋愛をぶち込んできます!

 


おなはし云々より、俺たちはこういう設定のこういうシーンが観たいから撮りました!っていう潔さがなんだキュートで、嫌いになれない映画になったかなぁという感じ。まぁでもいろいろ変です。王族なのに書類審査かよ!とか、しかもたらい回しかよ!とか、結婚式がマジで始まったところはおもしろかった!とか、人間100人分で作るのが皇潤的ななにかかよ!とか生理ナプキンギャグ!とか、ワープ適当かよ!とか、そもそも生身の人間もそのままワープいけるのかよ!とか、地球に結局戻るのかよ!とか、ミラ・クニスちゃん割とすぐホームシックかよ!とか、きりがないのでこの辺にしときますが、ツッコミながら観てたからかな、なんだかんだで楽しかったです。

あとはなんといっても敵キャラクターが全員ショボくて、バカで、小物感満載なのは超おもしろかったです。宇宙の長が家政婦に殺されますからね。なんてこった。

パリコレかよ!

 

 






おわり


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