ビッグ・アイズ
鑑賞日: 2015年1月31日(土)
映画館: TOHOシネマズ六本木
原題: Big Eyes
製作年/国: 2014年/アメリカ
上映時間: 106分
監督: ティム・バートン
出演: エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、他
あらすじ: 妻が描いた絵を、夫が乗っ取ります。
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好き度: ★★★☆☆ 3.5/5.0点
口先だけで世界を席巻!
大学のテスト期間がやっと終わった( ;∀;) ということで、タマフルの先週の課題映画だったティム・バートン監督最新作『ビッグ・アイズ』を観てきましたよ。おもしろかったですよ~(´∀`)
まぁ、お話は予告の通り。町山さんのたまむすびのお話がとてもおもしろいのでおすすめ。
毎回思うけど、山ちゃん珠ちゃんと町山さんの相性が最高ですな
ティム・バートン作品は基本的にすげぇ好きで、この間やってたティム・バートン展も行ってきましたよ~。ティム・バートン展ですが、これが想像以上にすごかったですよ。量的にも大満足だったし、『フランケンウィニー』のガメラがいたり、『マーズアタック』のあいつらがいたり、なんかバートンが紙ナプキンとかに書いたメモみたいなのから、カルアーツ時代のノートまでありましたし、作品ごとに絵コンテとかもいろいろあってすっごく満足な感じでした(´∀`) 個人的にティム・バートン作品で好きな映画ベスト3は『バットマン リターンズ』『ピーウィーの大冒険』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』って感じです。基本的にあんまこれは嫌い!!みたいな映画はあんまりないかな~。
ってなわけで、『ビッグ・アイズ』ですが、『フランケンウィニー』の後にこれがくるってやっぱすげぇな~と、そんな気持ちになった映画でした(´∀`)
とにかく、主演2人が素晴らしかったですよね。
大好きなエイミー素晴らしい!
とにかくこの映画はやっぱりクリストフ・ヴァルツがほんとすごくて、これまでも『イングロリアル・バスターズ』『おとなのけんか』『ジャンゴ 繋がれざる者』としゃべりを武器にするキャラクターをやってきましたが、今回はそれが極まりに極まった感じで、クリストフ・ヴァルツがこの役をやることの説得力がハンパなかったですな。
この映画、たしかにクリストフ・ヴァルツは超最低な人間なんだけど、でもさ、な~んにも絵をかいてない男が、口先だけで、この絵を世界的ポップアイコンにしちゃったっていうこの事実がまず凄いですよね。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』とかにも通じると思うけど、ほんと最低でクソ野郎なんだけど、ここまでくるとさすがにすげぇなとちょっと尊敬もしちゃうという、しかもその事実を説得力ある形で体現したクリストフ・ヴァルツも含め、なんか魅力的に見えちゃうという、このおもしろさが僕の感じたこの映画の魅力でした。だってな~んにもやってないんですよ?(笑) しゃべりと機転とゲスさで、見事大金を稼ぎおったこのクソ野郎、悔しいけどすげぇんだよなぁ(;・∀・) 裁判での茶番とかさ、なんか憎めないんですよねw この悪役のバランスこそ、やっぱティム・バートン印だなぁと思いました。
しかしやはり許せんのです!
受けのエイミー・アダムスも素晴らしかった~。エイミー・アダムスは俺の嫁なので(真顔)、エイミーが悲しんでる姿はほんとに悲しかったのです(´Д⊂ヽ てか、序盤の車に乗って娘と逃げるところから、心つかまれまくりで、幸せになってほしい…と願わずにはいられないという感じでしたが、クリストフ・ヴァルツというジョーカーに囚われてしまうので、そっからのエイミーはみて手本と不憫で悲しかった~
ポイントとなるこのシーン、素晴らしかったな~
法廷シーンからの、最後のテロップ、そして実際のキーン夫人とエイミー・アダムスのお写真でよかったよかった(´∀`)と、思ったのでした。まぁでも、「一文無しで死んだ」っていうテロップですら、なんか憎めないウォルター、やっぱおまえすごかったよ!(笑)
「ブレイキングバッド」に出てくるのあの子も出てました。
てなわけで、ビッグアイズ楽しかったです。
この後の、バートン作品がどうくるのか、ますます楽しみになりましたね。超お似合いと思われていましたが、ヘレナ・ボナム・カーターと破局しちゃったし…。なんか作風に影響してくるのかな?
おわり