ラストミッション
7月3日(水) 19:45~ 新宿バルト9
好き度: ★★★☆☆ 3/5点
グッときたけど全体的にいつものヨーロッパコープ
序盤からいきなり、あの建物上階での横方向への爆発シーン!ビジュアル的には最高でした。そっから、「ゴホッゴホッ、あぁこの風邪治んないなぁ」なんて言ってたら余命いくばくもないというのが発覚!残りの人生あとほんのちょっと、ずっと会えてない家族とすごそうとパリに向かうのですが、謎の女みんな大好きアンバー・ハード様が登場。病気が治るかもしれないという謎の薬との取引を条件に殺しの依頼を受けるのですな。
ケビン・コスナーの枯れた味わいはとても良かったです。病気ということもあり常に受けの表情で、娘との交流シーンの不器用さはまじ萌えました。しかもですよ、その娘がなんと『トゥルーグリット』のマティちゃんを演じたヘイリー・スタインフェルドちゃんではありませんかっ!100点のキャスティング。自転車を乗ったり、料理をつくったり、すれちがいつつも交流を深めていく感じはベッタベタですが、やっぱ鉄板でグッときますなぁ。。トゥルーグリットのときもそうでしたが、彼女は「強がってるけどやっぱり子供」っていう設定の説得力がすごいですな。
お父さん、娘さんをください!
この映画、たぶんうちの父親が見たらすげぇグッとくるんだろうなぁと思いましたよ。僕が映画好きに育ってしまったのはまぎれもなく父親がヲタクだったからなんですが、そんなうちの父親の生涯ベスト映画、「96時間」なんですよ。笑 僕は妹がいて、父親はうちの妹を偏愛しているのですが、やはりそんな父親からして「96時間」は夢のような映画であり、この映画をきっかけに何かの時のために体を鍛えだしたほど。それほどまでに「96時間」は世の父親たちにとって麻薬のような映画であることはまちがいないようです。そんなうちの父もこの映画にはグッとくるだろうなぁと思いましたねー。
うちの父親もグッとくるでしょうな
主人公が病気でけっこう何回か死にかけるというのもリアルでよかったですな。主人公がスーパーマンじゃないっていうのがリアルでした。まぁ謎の薬とか要所要所で荒唐無稽なのはまぁいつものヨーロッパコープで苦笑いっていうのはご愛嬌…かな。。
早く撃ち殺せよハゲ!…だっから言わんこっちゃない!の図。
この映画、グッとくるところもいろいろあるし、好きなところもあるんですが、さすがにバランスが定まってなさすぎてちょっと残念だったかなぁ。まぁそれが魅力っちゃあ魅力なのかもしれないのですが、ユーモアのバランス、アクションとヒューマンドラマのバランス、全体的な尺、設定もろもろ、ま、いつものヨーロッパコープ作品だなぁという印象はありました。
あと、謎の女といえばこの人、アンバー・ハード様、超素敵でしたが、まぁいろいろバランスの悪い役だったかな…。
でも好き、アンバー・ハード。今回は化粧濃すぎでした。
マックG感は正直薄く、もっとガッツリアクション映画をとってほしいなぁと思いつつ、でも良い感じで楽しめた映画でございました。
おわり
うちの父親のオールタイムベスト。
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マティちゃん萌え
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スタッフ
監督
マックG
製作
ライアン・カバナー
マルク・リベール
製作総指揮
タッカー・トゥーリー
原案
リュック・ベッソン
脚本
アディ・ハサック
リュック・ベッソン
撮影
ティエリー・アルボガスト
美術
セバスティアン・イニザン
音楽
ギョーム・ルーセル
キャスト
ケビン・コスナー イーサン・レナー
アンバー・ハード ヴィヴィ
ヘイリー・スタインフェルド ゾーイ
コニー・ニールセン クリスティン
リヒャルト・サメル ウルフ
トーマス・レマルキス アルビノ
マルク・アンドレオーニ ミタット
ブルーノ・リッチ グイド
作品データ
原題 3 Days to Kill
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ショウゲート
上映時間 117分
映倫区分 G