「人類滅亡計画書(シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション)」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 



ペ・ドゥナの登場を超焦らされるという新しいタイプのプレイ!


今ヒューマントラストシネマ渋谷で行われているシッチェス映画祭ファンタスティックセレクション、1本目にキムジウン監督も参加しているオムニバス映画「人類滅亡計画書」を観てきました。キムジウンだし、日本版ポスターがペドゥナがどーんと出てるのでけっこう楽しみして行きました。

ざっくりした感想としては、おもしろいけどなんか惜しいなぁという感じ。

【第一話】素晴らしき新世界
これはコメディ調のゾンビものでした。監督はイム・ピルソン。いい感じにばかばかしくておもしろかったです。なぜ街の人々がゾンビ化したのか?という過程をコミカルに見せていく感じとそのバカバカしさがおもしろかったですね。ないだろ~とは言い切れない感じがちょっと怖いですよね。ラストまたリンゴにもどってアダムとイブ的なラストもバカバカしくてよかったです。まぁでもふつうのゾンビものでしたね。最初の発想はおもしろかったので。まぁ出オチでした。短編だから許す!(・∀・)/

【第二話】天上の被造物
キム・ジウン監督作品。ロボットものとは聴いていたので楽しみにしてましたしキムジウンだしどんなアクションものかと思っていたら、まったく想像とは違ったお話でした(゚∀゚ ) まぁでもお話自体はけっこうありがちな話というか、要はロボットに心が芽生えた系のお話。で、今回はそこにロボットが仏教徒になっちゃったものといいますか、心のないロボットが信仰ってどういうことよ。という話の会話劇でしたね。これもおもしろかったんですが、やっぱ既視感あるし、まぁロボットと仏教の組み合わせは新鮮でしたが、さすがに超地味でしたね~。真面目でしたキム・ジウン(・∀・)ノ

【第三話】ハッピー・バースデイ
これがいちばんおもしろかったです!キム・ジウンとイム・ピルソンが共同監督のほんとにばかばかしいSFコメディ。少女が父親のビリヤードの玉を壊しちゃって、それをごまかすためにネットでビリヤードの玉を購入~。数年後、地球に巨大ななにかが地球に向かって進んできており世界が滅亡しちゃう!というトリアーのメランコリアみたいな展開に!で、なんとその巨大な何かはあのとき注文したビリヤードの玉でした~!という非常にバカバカしい発想一発のコメディなんですが、世界の終末コメディ感が楽しくて(テレビ局ギャグはほとんどおもしろかったな~)これがいちばんバカバカしくて笑えて良かったです。
日本版ポスターはペ・ドゥナ押しだから期待してたけど、いっこうに出てこないなぁと思ってたら最後2分ぐらいでてましたーヽ(*´∀`)ノめっちゃ可愛かったですが、そこだけかい!とは思いました。まぁ宣伝としてはうまいなぁと思いましたよ!笑
 

 

 


ちなみに日本版ポスターはこれ。

 


という感じで、まあ総じて「ふつう」でしたヽ(・∀・)ノ