「真夏の方程式」「飛びだす 悪魔のいけにえ レザー・フェイス一家の逆襲」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

真夏の方程式

 

 


そーす太郎のメモ帳。-img_633304_25097329_0.jpg
.

 

.

西谷弘監督、バック2リベンジ

.

.

はじめはまったく観る気がなかったのですが、タマフル のムービーガチャで当たったので行ってきました!

納得いかないところもあるけど、楽しめました。

監督の西谷監督。僕は「アマルフィ」と「アンダルシア」そして「容疑者Xの献身」を見ています。アマルフィは僕の人生ワースト級の超問題作であります。アンダルシアはアマルフィよりは良いけどやっぱり微妙。容疑者Xは原作を読んでから行ったこともあり、アラが多くて楽しめず。。という感じです。

今回は原作の「真夏の方程式」は未読で行きました。まず今回、今までの西谷映画とは比べ物にならないくらい画(え)の作り方がしっかりしていたと思います。僕が言うのもなんですが、キャラクターの細かい動きが映画的でその点においては気持ちよささえ感じました。はじめの傘とか、子供の動き(目線)、そして海!、けっこう「おっ!」と思う気持ちのいいシーンがいくつかありました(アマルフィのピンボケが嘘のよう)。

 

今回僕が一番グッときたのは湯川と少年のアンサンブル、もっと言えばバディー萌です。今回の湯川はテレビ版や前作の容疑者Xの湯川のデフォルメ感は抑え目になっていてそこがすごくよかったと思います。湯川と少年の真夏の科学実験シーンがあるのですが、ここはかなりの高揚感・多幸感があってすごいグッときた!ほろりときました正直。ここを見れただけでもけっこう満足かなぁ。最後に少年がその場面を振り返るところもグッときたなぁ。

 

 


そーす太郎のメモ帳。

 

 

で、今回の決定的な不満は、2つ殺人場面が出てきますが、その2つとも殺人の動機が弱すぎますよね。どうしても、ここは納得できないなぁと思いました。 前作までの西谷作品を観ても、正直ミステリー要素を描くのはうまくないのだと思います。だから今回はそっちの見せ場はサラッと描いて、ヒューマン映画的なほうに重きを置いてきたのかなという感じです。

 

最後の面会のシーン、父親VS湯川のシーンがこの映画の一つの見せ場だと思います。父親の言う言葉に正直ウルッとましたよ。でも、納得はできないというか、どうしてもあまりにも殺人の動機がずさんなのがすげぇ引っかかってモヤモヤな感じでした。でも、グッとはきまましたしそれだけのパワーはあったということなのだと思いますが。塩見さんの件に関しては倫理的にどうよ感が。。まぁ原作読んでないのでわかんないですが。。

 

海洋開発の件が結局、決着のつかないままだった件は僕はそのままだからこそグッときました。その後少年がどうなっていくのか、杏はどうなっていくのか、そういった苦い予感みたいなものと、綺麗な海(無垢な状態)のアンサンブルというかミスマッチ感に僕はグサッと刺さりました。

 

 

過去の西谷作品と比べて、確実に頭一つ抜けて映画としてとてもよかったと思います。納得できないところはありますが、好きなシーンもあったり、けっこう満足できました。

 

 

 

 

 

 

飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲

 

 

 

 

 

 


そーす太郎のメモ帳。-1374038921021.jpg

 

.

.

チェーンソーこそ正義だ!

.

.

悪魔のいけにえの続編ということで、観に行ってきました。

グッときた!ヽ(;▽;)ノ

僕はオリジナル版の「悪魔のいけにえ」は人生ベスト級の一本で大好きなのです。はじめて観たときの衝撃、ただごとじゃない高揚感、そして練りに練られた恐怖演出、そしてなんといっても美しすぎるラストシーンのキレ味、ほんとうに大好きな一本目。そして悪魔のいけにえ2も大好きで、一周回ってコメディになっちゃったかんじ、頭おかしい感じw、そして性に目覚めたレザーフェイスのアイドル映画としても大好き。またリメイク版の「テキサスチェーンソー」シリーズもとても好き。これを作ってくれたからマイケル・ベイは嫌いになれない!

 

という感じの僕と悪魔のいけにえの距離感での今回の飛びだす悪魔のいけにえ。とても満足でした。しっかり1を踏まえていてよく考えられた続編だと思いました。この映画をみた後にパッと浮かんだのがロブ・ゾンビ監督の傑作デビルズ・リジェクト です。見ている側の倫理観を揺さぶってくる、最凶最低の殺人者に肩入れし、そして涙してしまうという。恐ろしくも感動的だったデビルズ・リジェクトですが。今回は後半のある展開、レザーフェイスがピンチになるという展開は正直すげぇ泣いちゃったんですよ、それこそこっちがわの倫理観を揺さぶってくる感じで。そしてそこで改めて僕たちファンはレザーフェイスが大好きだと気づくんですよね。だからこそとても辛いシーンでもありました(´・ω・`) ラストに関しては、製作者側のレザーフェイスへの愛情をひしひしと感じて、グッときました。

 

 

キャスティングもよかった。女の子キャラが特によくて、おっぱいとケツで役割分担していたのが非常に好感が持てました笑 いいおっぱいでした!(どうせなら全部見せろや!)

 

 

ただ、悪魔のいけにえ2が大好きな僕にとっては、2の存在が亡きものとなっている件はちょっとさみしいっすw複雑な気持ちになりましたw

 

 

とにかく楽しめました!俺はレザーフェイスが好きだ!と再確認。恐怖演出もしっかり工夫されてたし、オリジナル版の映像を入れてきているところもものすごくよかった。午前十時の映画祭さん、来年辺り悪魔のいけにえお願いしますよ~。

 

 

 

 

 

 

おわり。