「フィギュアなあなた」(再)
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アメーバさんに消されたのでかるーくもう一度メモ
きのう書いたんですけど、あまりのゲスさにアメーバのフィルタリングにかかって削除されたぜっ!!!
ということで軽くもういっかいメモ。
僕は石井隆作品はかなり好きで8割くらい観てます。ここまで石井隆監督がスパークして好き勝手やっている気持ちのいい作品はないなあと。前半の見せ場である心音のアクションシーンは全男子の夢を叶えてくれたと断言します。ノーパンでハイキック、スクリーンで観てください!! バカバカしくもあり、そして心底興奮するアクション、絶対にスクリーンで観るべきですよ。 途中途中に挟み込まれる石井隆監督のお約束的サービスもファンとしては最高だった。「舐めたら勃つぞってか!」とかね。とにかく、ジェットコースターにのせられたようにハイテンションでラストまで連れていかれ、なぜ俺はここで泣いているのだろうか?という不思議なところまで持っていかれる強度がありました。最後らへんの屋上でのワケわからんかんじも、ワケわからんまま泣いてました(笑)ラストは号泣でした。まあラストのオチは見えてましたが。。悲しきラストも監督らしさがあって。よかったとおもう。邦画では今年ベストでした!
「スプリング・ブレイカーズ」
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「ビキニとケツこそ人生だ!」
ハーモニー・コリン作品は未見です。ビキニギャルが大暴れっていうことで見てきました。
僕は微妙でした(´・ω・`)
この映画、90分ちょっとなんですけど、すげぇ~長く感じました。前半は、ビキニギャルやいっぱいおっぱい出てきたり、まだなにものでもない女の子達のもやもやからくる歪んだカンジが出てたり、そこが滑稽でおもしろかったりで、割と楽しく観たのですが。後半になるにつれて、すげぇ感情が離れて言っちゃった。言っちゃうと退屈でした。話の推進力がなかった(見つけられなかった。)
この主要メンバーの中では僕の推しメンだった「うぶな女の子」、そしてコリン監督の妻がスプリンクブレイクの旅から帰って行きます。結果、キャラの立ってない2人が残るので、ざんねんだったなあ(この2人脱がないし。)アウトレイジ的ラストもわかるんだけど、だから何?感を感じてしまいました。
僕の好きだった「うぶな女の子」がこのスプリングブレイクでうぶの皮をむいて、破天荒ビッチに覚醒しておかしくなる。みたいなのが観たかったかなあ。
ハーモニー・コリン監督のファンには評判がいいようなので、過去のコリン作品を見てみようかなあと思いました。
PVっぽかったなぁ。まぁでも前半の歪んだ感じと、ドラッキーな感じ、そしておっぱいはよかった。全体的にあんま乗れなかった。 あと家に帰ってからピラニア観ちゃいましたw
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「嘆きのピエタ」
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僕自身、初めてのキム・ギドク作品
キムギドク作品は一本も観たことなくて、観なきゃと思っていたところにこの映画が来たので、この映画にキムギドク童貞を捧げよう!と思ってBunkamuraル・シネマへ行ってきました。
おもしろかった!
中国の町工場街みたいなところが舞台なのですが、その町工場の機械の重々しさもあいまって、なにか嫌なことが起こりそう・・・っていう雰囲気に満ちててすごくよかった。
借金取立ての主人公のところに、母親が現れて・・・という話なのですが。その母親役の女優さんがすごくよかった!今の中山美穂と小泉今日子を足して2で割ってちょっと老けさせたかんじの、綺麗な熟女で、俺特別に熟女が好きとかじゃないけど、この女優さんすごく好きです!イケルヤン!
母親の愛を受けずに育った借金取り息子は、はじめは警戒してたけど、最終的に「お母さんっっ!大好き!」に。 息子の寝てる間の無意識の抱き枕オナニーを観た母親が、そのまま手コキでぬいてくれるという(笑)近親相姦ものAVみたいになっていきます。母親とのデートシーンとか、いきなり作品のテンションが変わるので正直笑っちゃいましたが、おもしろかったです。
後半の展開もサスペンスフルでよかったし、今経済発展は著しい中国の批評的なエッセンスとかもあり、あととにかくどの場面も目が離せない緊張感のある展開が続くので、ものすごくおもしろかった。いきなり突飛な展開だったり、おもしろおかしいバランスはキム・ギドクの作家性なのかな?ほかの作品も観たくなりました。おもしろかったです。
おわり