「三姉妹~雲南の子」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」 を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 


そーす太郎のメモ帳。

 

 

 

前売り券を頂いたので久々のイメージフォーラムで観てきました。これにものすごく衝撃を受けました。。中国の雲南という標高3000mの高地でほぼ三姉妹だけで生活しているこの家族に密着したドキュメンタリーで。母親は出て行っちゃって、父親は出稼ぎに行っているんですけど、長女は10歳、次女は6歳、三女は4歳というこの三姉妹だけで生活しているんですよ!近くに親戚はいるもののほとんど自力で生活してました。この生活ぶりがすごくて、言ってみれば4歳と6歳なんて動物ですよ!この下2人をめんどうみつつ、衣食住のすべてを管理しているのがわずか10歳の少女ですよ。このわずか10歳の長女が姉であり、母であり、父であるんですよね。僕はもうこの長女の姿を見て、もうずっと泣いてました(´;ω;`) 

 

 

出稼ぎに行っていた父親がひっさびさに家に帰ってくるのですが、もう数ヶ月ぶりですから、そりゃあ甘えたいですよ。したふたりは父親にべったりなのですが、長女は甘えたいはずなのにぜんぜん甘えないんですよ、それどころか父親のところから離れて、ご飯の準備とかやりだすんですよ。もうこの姿をみていたたまれなくなりましたよ。「父親よ!長女はすっげぇ頑張ってんだよ!甘えさせてやってくれよ!」って言いたくなりました。それどころか、長女は学校に通わなければならないということで金銭的な事情から、長女だけお爺いちゃん宅に残されて、次女、三女は父親とともに出稼ぎ先に行くことになるんですよ。離れ離れやん!しかも一人って!こんなに頑張ってきたのに!と僕は泣きながら見てましたが、長女は泣かず、それを受け入れて、お爺いちゃんの家でひとりで黙々と勉強は仕事をこなすんです。誰もいない真っ暗な部屋でむしゃむしゃと芋を食べるシーンが、悲しくもあり、恐ろしい程の生命力に満ちた、凄まじく映画的なシーンでした。 その他にもいろいろ見所たくさん。相田監督の観察映画シリーズに近い手法でした。 見る価値ありますよ。打ちのめされつつもなにか勇気をくれるような映画でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そーす太郎のメモ帳。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おもしろかった!ライアン・ゴスリングがとにかくカッコイイんですよ。なにがかっこいいって男として、しっかりと筋を通さないと気がすまない!という行き過ぎた男気ですよ。まぁそれが紆余曲折あってバイクのうでを生かして銀行強盗をすることになるのですが。。このライアン・ゴスリングの物語が物語の前半なのですが、ここのおもしろさ、かっこよさ、画面の作り方、前半部分は今年ベスト級でした!! そこからもうひとりのキーパーソンである、ブラッドリー・クーパー演ずる警官が出てきて、ライアン・ゴスリングと出会ってしまったことによって生じてしまった問題、ブラッドリー・クーパーの罪の意識との戦いの物語がはじまって。。なんやかんやありまして、この二人の子供たちの代までに及ぶけっこうスケールのでかい物語になっていくのです~。

 

ぶっちゃけ、前半部分が個人的には完璧すぎて、後半部分はちょっとう~んな展開がワッときて、う~んな感じにならなくもないのですが。。。ですが!ライアン・ゴスリングのバカ息子が最後に、おそらくコイツにとって初めての親孝行をするんですよ。母親に。そこに僕はMAX号泣ポイントが来てしまったので、そこを見れただけでも後半のアラは問題なーし!と言いたい!というか、このお話をよく2時間ちょいに収めたと思う!偉い!

 

 

とにかく前半部分、めちゃくちゃカッコイイです!最高!ライアン・ゴスリングに抱かれたい!

 

 

 

 

 

 

 

おわり