『ゼロダークサーティ』『世界にひとつのプレイブック』『奪命金』『ジャンゴ』『フライト』を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 


さらっとメモ。。



1、『ゼロ・ダーク・サーティ』




ハートロッカーがかなり大好きだったのでビグロー作品今回もかなり期待してましたが、今回のゼロ・ダーク・サーティ、めちゃくちゃおもしろかった!(^^) 
最初は拷問をみてられない様子だったジェシカ・チャスティンがどんどんそこに順応していくかんじ、ハートロッカー同様、ある種の思考停止になっていく感じと、一定に保たれた緊張感がなんとも好みのバランス。
そして観客がちょっとダレてくるか?という絶妙なタイミングで合間合間にさすがビグロー姐さん
ド派手な爆発シーンや銃撃シーンを入れてくる。そしてラストの見せ場であるビンラディン襲撃シーンに関しては、さすがビグロー姐さん!と思いましたよ(^-^)最高の緊張感でした、あのときは俺もシールズの一員でしたよ!!
そしてラストショットの含みを持たせる感じも、良かった。良かったって言っていいのかって感じですが、、
一定の緊張感を保って飽きさせずに物語が進んでいく、爆発シーン、シールズ表現。好きな要素ばかり。今年ベスト級かもです!!




2、『世界にひとつのプレイブック』

 

僕はどうやら、「外から見たら負の側面を背負った二人が出会い、二人で頑張っていく」モノというか、「その二人のあいだだけはかけがえのない二人だけの時間が流れる」モノというか、ちょっと伝えづらいけど、それ系がとても好きというか弱いんですよね~ムーンライズキングダムしかりヒミズしかり・・しかも今回は、ダンスを通しての2人のワンスアゲインモノ!というロッキー要素。そりゃぁ好きでしょうよ!( ´ ▽ ` )
この映画でなにより良かったのが、ジェニファー・ローレンス!!!もう完全に心を奪われました。なんというか、「かんじワルかわいい」かんじが、そしてたまーにしか見せてくれない笑顔に完全やられました。
 
ポスターにもなってますがこのシーン。一瞬でカット変わるんですけどここがすげぇ好きなシーン!(*´ω`*)キュン

父親のデ・ニーロもよかったし、なにより音楽がよかった!正直ちょっと期待しすぎたかなぁと、観終わった後思ってましたが、時間が経つにつれてじわじわきて、今となってはけっこう好きな映画です。

プレイブック一緒に見に行けるような彼女、どっかにいないかしら(´д`) という、ねw




3、『奪命金』

 

ジョニー・トー作品は『エグザイル/絆』が大好きでして、ですが、まだ2本くらいしか見たことがなく、エレクションやザ・ミッションを早く見なきゃーと思っております。。というわけで、今回の奪命金が初めての映画館でのジョニー・トー作品でしたが、「造り」がすごい好みでした!「絡み合い、すれ違う」かんじが。。

仕事で追い込まれまくってる銀行員のテレサさん、空回りしまくりだけどどこか憎めない太鼓持ちヤクザのパウさん、凄腕刑事と仕事ばかりの夫にイライラする妻のチョン夫妻、

この3つが絡み合い、そしてすれ違う感じですが。この映画で一番良かったのがヤクザのパウさん!なんて魅力的なキャラクターなの(*´ω`*)イイやつバカ、というかなんというかw自分でもよくわかんないですが、すげぇ魅力的でしたよ~

パウさん頑張ってますw

なんというかなんともいえないきもちになるというかw不思議な映画でしたね。
宇多丸さんが「へーんな映画だよー」といってましたがほんとそんな感じ。
だが、このへーんなかんじ、美味なり!!という映画でしたー。


それにしても、やっぱ株って怖いですね。。





4、『ジャンゴ 繋がれざる者』

 

劇場を出て、素直に「おもしろかったーo(^▽^)o」と思いました!大好きなタランティーノがマカロニウエスタン、そして大好きなクリストフ・ヴァルツが出ててアカデミー賞助演男優賞、そしてなにより脚本賞、これはおもしろくないわけがないと思ってましたが、やっぱりおもしろかったです!
まず良かったのがほぼ主役?級のインパクトだったクリストフ・ヴァルツ!



やっぱこのひとすごいっす。宇多丸さんが5時サタで「クリストフ・ヴァルツ出てる映画は五割増し!」と言ってましたが、まじ間違いないです!この人のユーモアというか、多分この人自身がもともと持ってるユーモアがすさまじい魅力になってますよね。映画秘宝にインタビューありましたけどすごい力の抜けてる感じがにじみ出てて、カッコイイ。イングロといい、おとなのけんかといい、、素晴らしいですね。

僕がタランティーノ映画で何が好きって、登場人物の駄話シーンだなぁと改めて思った。気が利いてる、粋な、そしてバカな駄話がほんと好きなんですよ。それが直接物語とは関係のないものでも。なんか、それが作品の波というか、抑揚というか、フリというか、スキというかそういうのがあることでなんか厚みが出るというか。。なんかよくまとまんないけど、僕レ・ミゼラブルがハマらなかっんですけど、まったくそういう「スキ」のなかったレ・ミゼラブルがハマらなかったことと、なんか関係がないある気がしないでもないような、あるような、ないような。。。





5、『フライト』

 

町山さんがおすすめしてたこともあり、久々にレイトでみてきましたー。
けっこう不思議なバランスというか、おもしろかったけど、想像してたところとは違うところにつれてかれたかんじでした。主人公がとにかくダメなやつでwアル中なんですけど、フライトギリギリまで酒にヤクにセックスでほんと絵に書いたようなwそれにしても、しょっぱなのカマしというか、いきなり女のおっぱい!けつ!っな感じはイイっすね(*´ω`*) んで、フライト中にも隠れて酒飲んじゃうしで、もうほんとダメというか、普通に犯罪じゃんw で、そっから予告のとおり飛行機故障→奇跡のフライト となるわけだけど、そっからアルコールがバレて・・・・ 
この映画、時々挟み込まれるコメディー的な演出というか、笑っていいのかダメなのかみたいなところをどう捉えるかで評価わかれるのかな。ぜんぜん作風違うけどトム・クルーズ「アウトロー」観たときの感じに近いかもしれないです。
ほんとクソ野郎なんですけど、でもそんなやつの物語でも最終的にちょっとウルッときちゃうし、映画ってすごいよなぁ。もうほんとにダメな感じに、呆れつつ、引きつつ、笑いつつ、ちょっとウルッときた。不思議なバランスな映画でした。僕は好きです。





おわり。

最近いろいろ楽しい映画を観て楽しんでますが

ちょっと全体的に尺長くない?とかちょっとおもったり。。笑

まぁ楽しんでるからいいんですけども。短ければなおよしな映画がおおいような。。
90分代の映画とか、それだけで何割か増しですもんねぇ。






じゃ、ばいばーい。