岡本太郎のブログ -3ページ目

Doing と Being

CTI で、Doing と Being という考え方を知った。私なりの理解を書いてみたい。


Doingとは、やり方。方法。

Beingは、「あり方」。生き様、哲学、プリンシプル。


Doingは、方法論。人から教えてもらう、本を読む、また研修に出れば、身に付けられる。

もちろん、うまい下手もあるし、身につけるスピードも違う。でも、時間をかければ、ある程度は必ずできるようになる。


Beingは、どうか?

本を読んで分かるか?研修でわかるか?分かるかもしれないが、難しいだろう。


Beingにうまい下手はあるだろうか?

どうもなさそうだ。うまい下手という概念はない。


それは、Beingは、自分のタイミングで気づく、自分だけのもの。比較対象はない。



Beingは、己のミッション。

Beingは、この世に生を受けた理由。


「あり方」だが、自分で勝手に決めるものではない。

そんなもの、あり方ではなく、「そうだったらいいな」的あり方。



Beingは、この世にいる理由。

Beingは、生き様そのもの。人生そのもの。


Coactive Coachingでは、「Doing」と「Being」が求められる。

クライアントの人生全てをコーチングの対象とする。

コーチとしてのBeing、生き様、人生そのものをぶつけなければ、クライアントの人生も分からない。クライアント自身も人生を取り扱えないだろう。



Beingは「生き方」。

迷い、悩みながら、前を向き、明るく元気に進み続ける。

そのプロセスこそがBeingなのかもしれない。




この世を生きるというのは、Beingを探す旅なのかもしれない。


そのBeingを探す旅に、パートナーがいると、どれだけ安心して、楽しくなるだろう?

私は、クライアントとのBeingを探す旅のパートナーとして、生きていきたい。


それこそが、私のBeing。








「Be Taro」

岡本太郎


























自己管理

未だに自己管理は苦手である


調子のいいときはいいのだが、調子の悪いときは、極端に機嫌が悪い


異常だ



振り返ると、その原因は、2種類あるように思う


一つは、体調。もう一つは、仕事。


体調は、寝不足だったり、気温が高くて体温の調節ができなかったり、空腹だったり。。

コレは気をつければ何とかなる話。でも仕事が立てこんで、どうしても徹夜になることもあり、簡単ではない。気温が高いのは自分ではどうすることも出来ないので、冷たいものを飲んだりして凌ぐ。空腹は簡単で、食べればよい。


もう一つは、仕事。

ぎりぎりまでアイディアを考えているため、作品が出来るのは締め切りの直前になってしまい、徹夜が常態化している。さらに、クライアントの反応も私の感情を左右する。私の作品に喜んでくれれば、こちらも上機嫌だが、作品を気に入ってくれなければ、非常に不機嫌になる。


輪をかけて、寝不足であることが多いため、不機嫌が乗算される。。




だから最近心がけていることがある。


一つは、体調管理。無理しない。あと、ヨガとまではいかないが、ストレッチをしようと思う。


そして、自分で期限を設けて、それまでに作品を完成させる。とはいえ、直前にまた手を入れたくなるので、本当の完成は、クライアント提出の前日になるが。。


また、聴くこと。クライアントと共にいること。クライアントの本当のニーズを聴くこと。


さらに、自己認識をすること。自分で自分を褒めてやること。コレが一番難しい。


だから、定期的にコーチと話をして、自分の心を整理したい。




紀元前四四〇年頃、ギリシャの彫刻家フェイディアスは、アテネのパンテオンの屋根に立つ彫像群を完成させた。だがフェイディアスの請求書に対し、アテネの会計官は支払を拒んだ。

「彫像の背中は見えない。見えない部分まで掘って請求してくるとは何事か」。

それに対し、フェイディアスは答えた。

「そんなことはない。神々が見ている」。


「創生の時」P.F.ドラッカー



心から、「いい作品」を創りたい。


クライアントが「すばらしい!」と感じてもらえるものを創りたい。


だから自己管理は欠かせない。 


最近の私のテーマである。




「Be Taro」

岡本 太郎


















なぜ若者は3年で辞めるのか?


昨今、若手社員(入社1~3年目)の定着率の低さが組織課題

として取り上げられることが多くなってきた

若手社員流出の原因を探るさまざまな調査から聞こえてくるのは


「処遇への不満」よりもむしろ、「自分の強みが活かせない」、


「同じことばかりやらされる」、「目指したい先輩がいない」という声




「自分の強みが活かせない」というのは、なんともやりきれないコメント


自分の強みを最大限発揮したい、という自然な欲求が叶わないの

ですから

一方で、確認しなくてはいけないのは、本当に自分の強みを理解

しているか、という疑問




自分の強みは「これ」と自信をもって言うためには、何が必要なの

だろう?





基礎的なスキルを素直に習得し、他人よりも「楽しく、早く、そして

美しく出来ること/もの」を早期に見つけること






それが自分の強みになりうるものの「可能性」がある



もちろん、可能性を見つけたからといって、それが天職になる、という

ような簡単なものではないが、少なくとも方向性のヒントになる




自分を振り返ると、悩みに悩みぬいて、それでも猛烈に働き、

その一生懸命の先に、いつも光があった


その光をたよりに、前に進み、そして今がある





外山滋比古氏は、著書の「思考の整理学」で、グライダー型人間と飛行機型


人間という表現を使って以下のように表現している



「人間には、グライダー能力と飛行機能力とがある。受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを発明、発見するのが後者である。(中略)しかし、現実にはグライダー能力が圧倒的で、飛行機能力はまるでなし、という”優秀な”人間がたくさんいることも確かで、しかもそういう人も”翔べる”という評価を受けているのである

p.13 『思考の整理学』(ちくま文庫) 外山滋比古著)


 今の若手社員に、飛行機人間とグライダー人間の違いが分かるだろうか?

 分からないなら、どのように教えるか?ではなく、どのように「気づかせる」か?


 そして、飛行機人間になるための「場」はあるか?


それが問題だ






悩め、悩みぬけ。 その先に、希望がある。 夜明けは必ず来る





働け、働きぬけ。 その先に、成長がある。 夜明けは必ず来る





「Be TARO」

岡本太郎