第3節 アグレミーナ浜松vsマルバ水戸FC
リーグ初戦ホームで引き分けた後次節はアウェイでのアグレミーナ浜松戦。
優勝、昇格という目標はもちろん、「魅せる」というスローガンを掲げている以上、
観ている人に楽しんでもらえる試合をする。それには相当な覚悟が必要になります。
自分達で掲げたモノだからこそ言い訳せずに挑まなければなりません。
そんな中立ち上がりから順調に得点を重ね前半だけで5‐0。
後半不運な失点もありましたし、パワープレーでの失点もありましたが、
結果的に8-4で勝利することが出来ました。
当たり前ですが、完璧な試合ではなかったし、課題もありましたが、
ダメな部分だけではなく良い部分も多くあったと思います。
マルバは歴史が浅く、経験があるチームとは言えません。
Fリーグの舞台で戦う。そこで勝つ、優勝する、昇格する為には何が必要なのか、
それを体験的に知っているクラブ、チームではなく、経験を積んで来た選手もほぼいません。
そうなると練習を、どれくらいの強度で行えばいいのか、どこにどれだけこだわればいいのか、
怪我やコンディション調整のリスクや難しさ、困難がどれくらい待ち受けているのか、
大きな問題になる前に何に対処しなければならないのか、良い意味で監視し合わなければならないこと、
そういう部分を知っている、感覚的に理解している、習慣になったいるチーム、クラブではないということです。
それを事実として受け入れた上で、チーム全員で一丸となって全てのことに挑んでいかなければなりません。
僕自身もF2での経験はないし、優勝して昇格を目指すチャレンジは、
何とおよそ10年前のスペイン2年目のシーズン以来となります。
その時は優勝争いも出来ませんでした。
そういう意味では2部リーグで勝ち続ける、昇格する経験はありません。
だからこそ凄く魅力的なチャレンジだと思うし、
今ある環境でどう自分のパフォーマンスを発揮し続けるかも工夫が必要だし、
みんなとチーム力を上げて行くにも、限られた時間や環境の中で工夫やハードワークが必要だし、
本気でそれに挑むからこそ、応援してやろう、観に行ってみようと思ってもらえるんじゃないかなと思います。
まずは自分達が本気でこのチャレンジを続ける。
その為にはリーグ戦の難しさ、レベルアップする為に必要なこと、
どれだけ難しいチャレンジなのか、理解することが必要だと思います。
が!それを知らない若いチームだからこそ、経験しながら手探りで進んでいくしかない。
難しいからこそチャレンジし甲斐があるし、その価値もあるんじゃないかと思います。
この試合は勝てたけど、次はどうなるか分からない。
だからこそ今週末の試合に向けて今出来る最高の準備を。
やったろー!
おしまい