第21節 フウガドールすみだvsボアルース長野 | 荒牧太郎オフィシャルブログ「全ては勝利のために」Powered by Ameba

第21節 フウガドールすみだvsボアルース長野

アウェイで行われたフウガドールすみだ戦は、

 

先制し、逆転され、その後同点として何とか勝ち点1を獲得しました。

 

残り3試合となり、残留争いをしている僕らとしては、

 

勝ち点3はもちろん、勝ち点1すらも喉から手が出る程欲しかった結果。

 

既にホームゲームが終わってしまった状況を考慮すると、

 

満足とは言えないまでも、納得するべき結果だったと思います。

もちろん常に勝ち点3を求めて準備していますが、

 

チーム状況を考慮するとこの試合は特に勝ち点1も十分価値のあるものでした。

 

僕らとしては何とか1つでも勝ち点を積み重ねなければならない状況で、

 

出来ることと出来ないことの線引きをはっきりさせる必要があります。

 

試合では特に上手くなることやチャンレンジすることよりも、

 

負けにくいプレーを選ぶことによって、

 

その選別のレベルを上げていくのが、現状の戦い方で、

 

その中で選手が成長して今後に繋げていく。

 

そんな状況だと思います。

 

微妙なニュアンスの表現で申し訳ありませんが。

あえてこの試合に関しては個人的なことを書かせてもらえば、

 

兎にも角にも悔しい結果になりました。

 

それは相手エースであるガリンシャに2ゴール決められたからです。

 

自分の役割は相手のエースを抑えること。

 

その上でカバーリングやコーチング、

 

攻撃の組み立てやシュート、ラストパスなどがありますが、

 

まずは守備面での1対1。その部分で相手に完全に仕事をさせてしまいました。

 

 

 

フットボールはチームスポーツではありますが、

 

個人個人の戦いがベースにあり、それに全員が勝利すれば結果チームも勝利します。

 

しかしそれをいかにチームとして、長所を活かしたり、短所を消すかで、

 

単純な個人の合計ではない勝敗があるからこそフットボールは面白い。

 

しかし!これはプライドの問題、こだわりの問題です。

 

ここまで見事にやられては負けを認めるしかありませんし、

 

だからと言ってピッチを去るわけにも行かず、戦い続ける、

 

他の方法を模索し続けるという意味で戦い切りましたが、

 

終わった後はガリンシャとの1対1しか思い出せません。

 

前回のホームゲームでは完封しましたが、今回は2ゴール。

 

幸い全日本選手権で戦うことが決まっていますので、

 

そこでチーム、個人としても勝利するしかありません。

 

 

 

こういう感情がある一方で凄く客観的に自分を見ている自分もいて、

 

試合後こういう感情が湧き出てきている自分に嬉しくもなりました。

 

当たり前ですが、勝負にとことんこだわる姿勢、負けたくないし負けてないという自己顕示欲。

 

次こそはと更なるレベルアップに向かう姿勢など、

 

年齢は重ねて来ていますが、今までたくさんのエースにやられたり、試合に負けたりして来た時と

 

全く同じ情熱を自分の中に感じています。

 

もちろん全ての準備や練習、プレーは勝つ為に行なっています。

 

しかし常に勝つことが出来ないのがスポーツの世界。

 

そんな中で向上心や、探究心、競争心をいかに高く持ち続けられるかがアスリートの資質だと思っています。

 

そこに嫌でも気付かされるこの試合は、非常に印象に残りました。

 

ガリンシャの人間性や取り組み方、試合に臨む姿勢もよりこういう想いにさせてくれるもので、

 

彼にも非常に感謝しています。

 

 

 

チームとして残留争いをしている現実があり、

 

僕自身もチームの一員である以上、個人をチーム以上に優先させることはありませんが、

 

こういう闘争心の和こそ目標を達成する為に必要不可欠だと思っています。

 

今週末試合はないので、心技体脳全て次の試合に向けて、

 

出来うる最高の状態にしていきます。

 

やったろー!

 

 

 

おしまい