第29節 エスポラーダ北海道vsヴォスクオーレ仙台
2019年一発目、アウェイで行われたエスポラーダ北海道戦は、
立ち上がりワンプレー目で先制され、2-0で折り返しましたが、
2-3、3-3、3-5、4-5と後半に合計7ゴールを奪い合う試合になりましたが、
何とかなんとか4-5で勝利することが出来ました。
前半の自分達のパフォーマンスは目を覆いたくなるようなものだったと思います。
アグレッシブなボールプレスも、相手のゴールに向かう積極的なフリーランニングも非常に少なく、
エスポラーダの人に対して強く来るディフェンスをもろに受けてしまい、
相手の個人のテクニックや息のあった連携を際立たせてしまいました。
その原因としては個人の意識、意志によるもので、
その調和がチームなので、なかなか思うように修正出来ずに前半を終えてしまいました。
ハーフタイムに自分達の意志を確認し合い、後半立ち上がりに1点返せたのが大きかったと思います。
そのまま一気に逆転し、同点にされてもまたゴールを奪えると確信を持ってプレーし続けられたのが大きかったです。
更に逆転した後もホームでエスポラーダに再逆転を許した試合があったので、
このままでは終わらず更に追加点が必要だということもベンチで確認し合えたのも大きかったと思います。
僕達は今シーズン確実にチームとしてレベルアップして来ていると思います。
様々な試合展開を経験し、それを自分達の中に蓄積して行くことも出来ています。
先制されてもゴールを奪い返すことができる、こういう試合展開も経験した、
逆転するにはこういうポイントを押さえよう、更にギアを上げて試合展開をこっちに持ってこようなど…。
確実に積み重ねが出来ている一方で相変わらず自分達の課題として残っているのは、
常に自分達の最大限に近い力をどの試合でも出し続けるという習慣がないことです。
戦術や試合展開などは相手があることなので、いつも思い通りに行かなくて当然です。
しかし自分達の力を常に出し切ることは、相手に関係なく、自分達次第でいつでも可能なはずです。
しかしそれが出来ていない。課題は自分達自身にあるのは明確です。
常に持っている力の最大値に近い力を出し続ける為にはまず自分自身の状態を知ることが大事だと思います。
長いリーグ戦中に常に絶好調というわけには行きません。
だからこそ自分自身の状態を知り、その中で持っている力を出し切る術を知ることが大切です。
怪我があったり、体調不良があったり、疲労が溜まっていたり。
ホームでの試合、アウェイでの試合、移動がかなり多かった試合、連戦の2試合目、
自分達ではどうしようもない試合条件があります。
その条件の中、試合で持っている力を発揮する為にいかにアジャストしていくのか。
それも選手個人に求められる大事な能力です。
その為にまず自分自身の状態、コンディションを正確に把握すること。
その上でやりたいプレーではなく、求められるプレー、チームの勝利に貢献する為のプレーの選択。
そういう部分をチームにもっともっと根付かせる必要性を感じる試合になりました。
やったろー!
おしまい