第11節 vs大分 | 荒牧太郎オフィシャルブログ「全ては勝利のために」Powered by Ameba

第11節 vs大分

2週間ぶりのリーグ戦第11節のホームでのバサジィ大分戦は、

5-2で勝利することが出来ました。

昨年から上位を争う大分との対戦は毎試合厳しい試合になります。

どのチームもそうですが、この中断期間を利用して更なるレベルアップを図って来ましたし、

9月中はこの試合のみホームで戦うことが出来ます。

強い相手と最高の雰囲気の中戦えるというのは選手冥利に尽きます。

みんな本当に楽しみにしている一戦でした。



*ディエゴのバスタオルと昨日のヒーロー孝くん(No.7中島孝)

この試合に関して言えることは、3点。

1つ目は守備からの攻撃に関して。

2つ目は1失点目に関して。

3つ目は退場に関してです。



1つ目の守備からの攻撃というのは、相手からボールを奪っていかに攻撃するかということです。

ボールを相手から奪わなければ、自分達の攻撃をすることは出来ません。

ゴールを守るのと、相手からボールを奪うのは同じ守備でも違うものです。

時間と点差によって使い分けなければなりませんが、僕らはたとえ相手に回避されても、

常に積極的にボールを奪いに行ってゲームを動かすことを念頭に置いています。

試合の立ち上がり、僕らは積極的なプレスからボールを奪うことは出来ましたが、

それをシュートチャンス、ゴールには効率的には繋げられなかったように思います。

バラバラで考えるのではなく、どこで奪ってどう攻撃に繋げるか、

奪われた瞬間どこに戻ってどう奪うのか…。

その辺りの精度をもっと上げて行けば、更にアグレッシブに試合を進められると思いました。




2つ目の1失点目に関してですが、これが本当に痛かったです。

監督の意図を僕はピッチで感じていたつもりでしたが、それを体現できませんでした。

あの時のメンバーはセットを崩して、僕と翔太(No.9星翔太)、健さん(No.19高橋健介)、徹さん(No.25完山徹一)でした。

1点リードした展開での前半終了間際。このメンバーで出るということは、リードしたまま前半を終えることが一番。

出来ればボールポゼッションを高めて、相手に攻撃のチャンスすら与えない。

もちろんあわよくばゴールを奪う。そういう意図が監督にはあったと思います。

しかし残り1分を切ったところで同点ゴールを決められてしまいました。

監督のゲームプランは崩れてしまったと思うし、大分からすれば追い付いて後半を迎えられる。

後半開始の勢いは大分にあったことを考えると、この失点が後半立ち上がりの流れを決めたように思います。

与えられた役割を果たせないというのは…本当に悔しいです。



3つ目の退場に関して。

後半相手に得点を許して、それでも翔太のゴールで同点に追いつき、

「さぁここからが勝負だ」という時に相手のカウンターを止める為、

小曽戸さんのシャツを後ろから引っ張って一発退場になりました。

このプレーの判断は自分では間違っていなかったと思っています。

自分と横並びではなく前に入られていたし、そのドリブルをしていたのが小曽戸さんでしたし、

ゴールを決められるなら退場をしてでも止めるべきだと思いシャツを引っ張りました。




議論の余地はあると思います。あそこで退場までして止める必要があったのか。

僕らのキーパーは潤さん(No.12藤原潤)なので、小曽戸さんといえど簡単には決められないとか、

あそこでもし決められて2-3になっても残り時間は十分にあったんじゃないかとか…。

でもそこで僕が下した判断は退場することでした。

改善するとしたらキックインの場面ですね。

僕はキッカーで狭い縦のエリアにいる徹さんにパスをしましたが、

マークしていたのは大分の中で守備が最も得意な選手であるディドゥダ。

攻撃を一番下からやり直してでもカウンターを受けない所に出すべきだったとか、

蹴った後すぐにポジションを移動していればとか…。



全ては後の祭りですね。

チームはその後素晴らしい戦いを見せて、2分間の4人での戦いを凌ぎ切り、

その後3点も奪って勝利しました。

本当にみんなの活躍には感謝しています。



それと会場で一緒に戦ってくれたみんなの力も感じることが出来ました。

試合をしているとそこまで気付くことは出来ませんでしたが、

退場になってスタンドに上がると、本当に多くの人が僕らと一緒に戦ってくれているんだと知ることが出来ました。

皆さんの期待に勝利で応えることが出来て本当に良かった。



次はアウェーの大阪戦。

僕は出場できませんが、みんなには最高の準備をして挑んでもらいたいです。

みんなも一緒に戦って下さい!



おしまい