批判 | 荒牧太郎オフィシャルブログ「全ては勝利のために」Powered by Ameba

批判

少し前のコパ(カップ戦)だったと思うんだけど、

現在フットサルのスペインリーグでバルセロナと熾烈な首位争いを繰り広げている

エル・ポソが大敗した試合があった。インテルが相手だったかな?

(記憶が定かじゃなくて申し訳ありません)



その試合はもちろんテレビで観戦していて、特に注目していたのが

エル・ポソのキャプテンであるキケ。


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*エル・ポソのキャプテンで長年スペイン代表の中心選手であるキケ


チーム全体がどうも上手く機能していなくて、ポソらしくない試合だった。

キケも珍しくミスが多くてらしくないプレーの連続だったのを覚えてる。



その試合に関する記事を読んだらスペインのメディアはポソの中心選手であるキケに触れていて、

「ミスも多く、プレーもめちゃくちゃ遅かった」というようなことが書かれていた。

その試合を見ていたらそう書かれても仕方ない。



どうしたのかなー?と思って次の試合を見たら、

キケはもちろんポソも本来の動きを取り戻して完勝してた。




当たり前だ!と思うかもしれないけど、良いプレーをしたら称賛されて、悪いプレーをしたら叩かれる。

それがプロだし、観に来ている人は良いプレーを求める権利を買ってるようなものだ。

愛すべきクラブの勝利に貢献する選手は褒め称えられて、貢献できなければ批判される。





選手は物凄いプレッシャーの中で活躍してこそ、価値を高められるし、

厳しい環境こそがレベルアップの手段だと僕は思ってる。





リーグとして、国として、レベルアップする為の要素はいろいろあると思うんだけど、

その1つにメディアやファンからの厳しい批判やプレッシャーがあると思う。

冒頭に書いたキケの様にスペイン代表のスター選手でも批判されるのが当たり前だし、

もはや当たり前すぎて、選手が気にも留めていないかもしれない。




そういう厳しい環境を乗り越えてこそ選手はたくましくなるし、

厳しい環境を生き残った選手のみで構成されるリーグのレベルは必然的に上がると思う。





日本にはなかなかそういう環境がない。

サッカー界には幸いこの人がいる。


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*皆さんご存知のセルジオ越後氏

凄く厳しい意見を言うけれど、例えばサッカー日本代表がアジアカップを制した時の喜びようを見ると、

全ては日本サッカーに対する愛情から来るものだと分かる。

本当に強くなってもらいたいからあえて厳しいことを言う。そういう風に感じる。





フットサル界にはセルジオ氏の様な人はいるのかな?

僕もまだまだフットサル界では新参者なので全てを知っているわけではないんですが…。




僕はまだ読んでいて「厳しいなぁ」と思うような記事を目にしたことはありません。

あ、でもスタンドから「イラッ!」とするような応援というか声援を送っていただいたことはありますが!笑





例えば、例えばだけど、僕の今回の移籍は失敗だー!とか、

荒牧はまだそんなレベルにないー!とか…。



例えば名古屋が今回の全日本で優勝出来なかったことに対してとか、

男子東京都選抜が全国大会に出場してないことに対してとか、

批判じゃないけど、そういうことに関して意見を言う人が少ない気もします。



フットサルなんて正解がないスポーツで、何が正しいかなんて誰にも分かんない。

だからこそもっと自由に意見を持つべきだし、楽しみ方や観方も人それぞれあってもいいと思う。

その自由の中で、今フットサルを観に来ている人達の楽しみ方、観方が今の日本の状態に落ち着いているのかもしれない。

メディアの方もこれが日本に合った形だと思ってあえてこういう手法なのかもしれない。




さっきも書いたけど、僕みたいな新参者に対して、

生意気だとか、何言ってんだと思うフットサル関係者の方もいると思う。




でも僕は自分自身が上手くなりたいし、レベルアップしたいし、

日本フットサル界が盛り上がって欲しいし、代表としてフットサルの世界一になりたい。

だからその為に自分なりの意見を書いてます。







現役の選手が書く内容じゃないのかなとも思いますが…。