僕達はどうしましょうか? | 荒牧太郎オフィシャルブログ「全ては勝利のために」Powered by Ameba

僕達はどうしましょうか?

クラブワールドカップで優勝したバルセロナが今日もCopa de Rey、

日本でいうところの天皇杯を戦っています。

もちろんテレビで観戦。ボールも人も動いて、積極的にボールを奪いに行く

バルセロナのサッカーは今日も健在で見ていて本当に面白い。


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この試合ではレアル・マドリーと戦って、そのまますぐ日本に直行したメンバー、

チャビ、イニエスタ、セスク、プジョル、ブスケツなど国内組は普通に出てました。

逆にアルゼンチンやブラジル、チリなど海外組はバケーションに入ってるらしいです。




その代りにカンテラ(下部組織)の選手がプレーしていますが、

やっているサッカーはやっぱりバルサのサッカー。

完全にバルサのスタイルが確立されているのがバルサの強さですね…。






クラブワールドカップが日本で開催されたおかげで多くの人がバルサのサッカーを見られたと思います。

かなりメッシに特化した放送で、優勝直後に無理矢理スタジオに呼んで、

メッシをめちゃくちゃ不機嫌にしたそうですが、

1タッチでボールを動かして、どんどんスペースに人が入って行くサッカーに衝撃を受けた人も

多くいたのではないでしょうか?




このサッカーは何年も、何十年もかけてバルサが作り上げたスタイルで、

結果がなかなか出ない時期もありましたし、

全てのカテゴリーでこのサッカーの哲学をもとにプレーさせているそうです。







このサッカーに勝って世界一になるにはただ良い選手を揃えるだけでは難しいでしょう。

レアル・マドリー程豪華な布陣で臨んでも勝てないんですから…。

バルサと同じようにピッチで全員が、誰か欠けてもまた同じように、

全員で同じイメージを共有しながら試合を運べるように、

長い年月をかけて、自分達のスタイルを確立しなければならないと思います。








じゃあ僕達日本人はどうしましょうか?

どんなサッカーでバルセロナに勝って世界一のクラブになりましょうか?

その為にどんなサッカーを目指すのか、それがまず一番最初に設定しなければならないこと。






メッシを見て、あんな選手を生むにはどうすればいいのか考えている人もいるかもしれません。

ひたすらドリブル練習をさせるのでしょうか?

アジリティーのトレーニングをさせるのでしょうか?

それは違うんじゃないかなと僕は思います。





同じ哲学でずっと練習してきたバルセロナの中から、

メッシの様な、チャビの様な、プジョルの様な、ブスケツの様な選手が生まれてきたんです。

個性は作られるものではなく、もともと持っているもので、

それは磨かれたり伸びたりするものであると僕は思います。






だからまずはクラブが自分達のスタイルを確立して、

一貫して同じスタイルでサッカーをする。

その中で選手が勝手に個性を出し始めるのを待てばいい。

選手は自分の個性に合ったクラブで活躍するだろうし、

いろんな個性を持った選手が生まれてくると思う。







選手は自分の目標を設定して必死になってそれを達成しようとします。

もちろん僕もその1人です。

目標から逆算して今すべきことを明確にして、日々練習に取り組みます。





僕はクラブもそうした目標設定をしっかり持って運営に取り組むべきだと思います。

そうすれば、監督や選手選びも基準がはっきりするのではないでしょうか?






Jリーグでもそうしたスタイルが明確なクラブもあると思います。

アントラーズ、ガンバ、フロンターレ…どんなサッカーをするか明確なクラブもあると思います。






じゃあ僕達フットサルは?

僕達はどんなフットサルをして世界一になりましょうか?

どんなクラブにしていきましょうか?

どんな練習をして行きましょうか????






あ、後半が始まった!しかもすぐに点が入って既に6対0!




すげー!




おしまい