国立がん研究センター | たそまらのんな~猫たちとの日々

たそまらのんな~猫たちとの日々

縁あって出会った猫たちとの毎日を、気の向いた時に綴ります。 
時々2022年に子宮頸がんにより30代で旅立った最愛の娘へのメッセージも…
2024年5月16日次男猫ソラが虹の橋へ

がんの拡大で治験が中止になり

娘が落ち込んだと

後に医師から聞いた時は

あれほど前向きに頑張ってきた娘に

私は何もできないのが悔しくて情けなかった


がんに効くというものを調べては購入することくらいしかできない

本当に悔しかった


治験しか

治療がないと思っていたが

がんセンターの医師から

ある抗がん剤の説明があった


治験の前にその説明がなかったのは

効果があまり期待できないからだった


それは副作用が強くかなりきついことになるだろう…

しかし

娘は即

やります!と答えた


だが

その薬を受けられることはなかった

貧血がひどく

まず貧血を治す方が優先だったから…

そのための輸血もした


治験が中止になり、提案された薬もできないので

元の大学病院で提案された抗がん剤を受けるためにお世話になることにした


まずは入院して貧血を治す


この子はこんなにがんばってるのに…
ただ生きていたいだけなのに…
入院の手続きをしている娘の後ろ姿を見ていて涙が溢れた

入院後
提案された抗がん剤ができるまでに
貧血は良くならなかった

そして
「緩和ケア」

治験も抗がん剤も
だめなら
とにかく今の辛い状況を少しでも緩和したい
誰でもが思うこと

とにかく痛みをとってあげたい…
それしか思わなかった