こんにちは。

 

現代氣功(氣幸)を活用し、あなたの心と身体の健康を整え、さらに理想の未来と夢(ゴール)の実現をサポートする氣功師のTakahiroです。

 

このブログでは、現代氣功、クンダリーニヨガ、コーチング、食に関する情報を通じて、あなたが理想の未来とゴールを実現するための理解を深め、実践的なアプローチをお伝えしています。

 

 

 

 

    

今回は、

話が通じないのは、

あなたが悪いんじゃない

についてです

 

 

 

お品書き

 

  1. なぜ、話が通じないのか?
  2. “抽象度”って何だろう?
  3. 視点が変われば、見える景色も変わる
  4. “ゲシュタルト”の違いが、抽象度の違いを生む
  5. 相手に伝えるには、“視点を下げる”ことが必要
  6. どんな視点で世界を見るかは、あなたの選択
  7. まとめ

 

 

 

今回は前回の続きで、「4.“ゲシュタルト”の違いが、抽象度の違いを生む」からになります。
その前に、前回の振り返りをしようと思います。

 

 

 

 

前回のおさらい

 

昨日の記事では、「話が通じないのは、あなたが悪いんじゃない」というテーマで、会話が噛み合わない本当の理由を「抽象度」という視点から見てきました

 

第1章では、どうして話が通じない人がいるのか?という日常の疑問に寄り添いながら、その原因が単なる伝え方ではなく、“見ている世界の違い”にあるかもしれないという氣づきを届けました。

 

第2章では、その違いの背景にある「抽象度」という概念を紹介しました。
抽象度とは、物事をどの高さの視点から見るかという“思考の階層”のこと。
マンションの階層にたとえながら、視点が高くなるほど全体像が見えるようになることをお伝えしました。

 

第3章では、その抽象度の違いによって、見えているもの、感じていること、話の焦点がズレてしまう可能性について、
身近な例とともに丁寧に解説しました。
そして、そのズレに氣づくことこそが、伝える力・聞く力の第一歩になるということをお伝えしました。

 

 

それでは、今回の記事に進んでいきましょう。

 

 

4.“ゲシュタルト”の違いが、抽象度の違いを生む

 

「なるほど、抽象度が違うと、見えている世界が違うのか」と氣づいたあなたが、次に疑問に思うかもしれません。

 

──じゃあ、なぜ人によって抽象度が違うの?
同じ人間なのに、どうしてこんなに見ているものが違うのだろう?

 

その答えの鍵が、「ゲシュタルト」にあります。

 

■ ゲシュタルトとは、“世界のまとまり方”

ゲシュタルトというのは、ドイツ語で「形」「全体性」を意味する言葉で、心理学では「個別の情報をどう組み合わせて、どんな意味のまとまりとして捉えているか」という認識の枠組みのことを指します。

 

私たちは皆、バラバラの情報を、自分なりにひとつの意味ある“形”として認識しています。

 

たとえば──
「赤ちゃんの泣き声」「ミルクの匂い」「ぬくもり」を経験している人は、それらをひとまとまりにして「育児」や「愛情」という“ゲシュタルト”を形成します。

 

一方で、同じ情報に触れていても、まったく違う体験・価値観を持つ人は、それを「騒音」や「ストレス」として感じるかもしれません。

 

■ ゲシュタルトが違えば、見える世界も違う

つまり、同じ現実を前にしていても、まったく違う“世界”として感じているのです。

これが、抽象度の違いの根っこにあるものです。

 

■ ゲシュタルトは、“経験 × 知識 × 意味づけ”の総合体

私たちは、これまで生きてきた中で、

  • 何を見てきたか

  • 何を学んできたか

  • 何を大切だと思ってきたか

によって、世界を理解する「レンズ」を作っています。

このレンズが、「ゲシュタルト」なのです。

 

そして、そのレンズの違いが、どの抽象度から世界を見るか、つまりどの階層から物事を捉えるかを決定づけているのです。

 

■見えていないものは、そもそも“想像できない”

たとえば──
あなたが「鳥」のように空を飛びながら山全体を見ているとします。
空からは、木々の分布や谷の流れ、登山道の全体像まで見えています。

 

でも、相手が「アリ」の視点で、地面を這いながら生きていたとしたらどうでしょう?

 

彼らに見えているのは、落ち葉の裏や、目の前の砂粒。
「山」という存在すら、彼らの世界には現れていないかもしれません。

 

このように──
見たことがないもの、経験していないものは、そもそも“想像することすらできない”のです。

 

だから、いくらあなたが高い抽象度から語っても、相手のゲシュタルトにその概念が存在していなければ、言葉はすり抜けてしまうのです。

 

 

5.相手に伝えるには、“視点を下げる”ことが必要

 

ゲシュタルトの違いが、抽象度の差を生み、その結果、「同じ言葉を使っていても話が通じない」という現象が起きる──
ここまでの流れで、きっとあなたにも少しずつ実感が湧いてきたかもしれません。

 

では、どうすれば伝わるのでしょうか?

 

■「わかってもらえない」と感じたときに、試すべきこと

それは、自分の抽象度を下げて、相手の視点まで降りてみることです。

 

たとえば──
あなたが今、「全体の流れ」「長期的な影響」「構造的な改善」などを語っていたとして、でも相手が見ているのは「今日の不安」「目の前の問題」「小さなミス」だったとしたら?

 

そのとき、「大局を見ようよ」と上から引っ張るのではなく、一度その足元に降りて、「それは不安だったね」と感じること。

 

そこから対話ははじまります。

 

■ それが「対機説法」という智慧

これは仏教の言葉で──
相手の段階や理解に合わせて伝え方を変えるという智慧です。

 

たとえば、昔の僧侶は、村人には野菜や鍋にたとえて仏法を説き、武士には戦や弓矢になぞらえて話したと言います。

 

つまり、相手の世界(ゲシュタルト)を理解したうえで、その言葉で伝える
それが本当の「伝える力」なのです。

 

■ 視点を降ろすことは、意識の柔軟性であり、愛でもある

あなたの方が高い視点を持っていたとしても、それを“誇示する”のではなく、“相手に合わせて届く場所へ持っていく”こと。

 

それは、単なるテクニックではなく、意識の柔軟性であり、相手への信頼や思いやりの現れです。

 

あなたが先に、相手の視点に降りていく
その選択が、会話を「通じるもの」に変えていく鍵になるのです。

 

 

6.どんな視点で世界を見るかは、あなたの選択

 

これまで見てきたように──
人はそれぞれ異なるゲシュタルト(世界の見え方)を持ち、抽象度の違う視点から世界を見て、会話しています

 

あなたは、もしかすると“鳥の視点”で広い視野から全体像を見ているかもしれません。

一方、相手は“アリ(地面)の視点”で、目の前の現実を一生懸命に捉えているのかもしれません。

 

■ コミュニケーションとは、相手の“視点に立つ”こと

コミュニケーションがうまくいかないのは、多くの場合、お互いが“違う高さ”の視点から話しているからです。

 

あなたは、全体を俯瞰する広い視野から語っているかもしれません。
でも、相手は、目の前の不安や出来事に集中しているかもしれません。

 

だからこそ大切なのは、相手の立っている場所に、一度降りてみること

 

そこで初めて、相手の氣持ちに触れ、「同じ地面から」世界を一緒に見ることができる
そのとき、はじめて言葉は、少しずつ届きはじめるのです。

 

■世界の見え方は、“意識の選択”で変えられる

あなたが、「相手を変えたい」と思ったとき。
あなたが、「どうしてわかってくれないの?」と感じたとき。

 

その瞬間こそ、問い直してみてください。

 

私は、どんな視点から相手を見ているんだろう?
どんな立場・どんな氣持ちでこの会話に臨んでいるんだろう?

 

「正しさを伝えたい」という視点から話すのか。
「相手の氣持ちを感じ取りたい」という立場から話すのか。
「自分の本音を届けたい」という想いで話すのか。

 

その意識の持ち方の“選択”によって、あなたの言葉も、相手の反応も、そして、ふたりの関係性もまったく変わっていくのです。

 

■ “伝わる会話”は、視点を選ぶことから始まる

視点は、固定されたものではありません。
意識の持ち方ひとつで、いつでも“上げる”ことも、“下げる”こともできる。

 

だからこそ──
あなたには、選ぶ力があります。
「どんな視点で世界を見るか」という、あなたの“意識の選択”が。

 

誰かと通じ合えなかったあの日を思い出してもいい。
逆に、心がつながった瞬間を思い出してもいい。

 

そこにはきっと、視点の選択が隠れていたはずです。

 

あなたがどんな視点で世界を見るか。
その選択が、あなたの未来をつくっていくのです。

 

 

 

7.まとめ:伝わらないのではなく、“届く言葉”を探してみよう

 

「どうしてわかってもらえないの?」
そう感じるとき、実は“前提となる視点”が違っているだけなのかもしれません。

 

あなたが立っている場所と、相手が見ている世界。
それが違えば、たとえ同じ言葉でも、伝わり方は変わります。

 

抽象度という視点の階層を知り、相手の立場や感じている世界に寄り添うことで、言葉はすこしずつ、“届く”ようになります

 

そしてその先には──
ただ言葉が通じるだけではなく、心がつながる対話が、きっと始まるのです。

 

 

今日も、最後まで、読んでくださいまして、どうもありがとうございました。

 

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