無意識化がポイント - 脳で実現するマルチタスク

こんにちは。

現代氣功（氣幸）で、あなたの心と身体を健康に、さらに、夢（ゴール）の実現まで応援する氣幸師のTakahiroです。

このブログでは、現代氣功、クンダリーニヨガ、コーチング、食に関して、理解を深めていただけるような情報を発信しています。
 

今回は、

無意識化がポイント

脳で実現するマルチタスク

についてです。

これまで、脳のマルチタスクについて、2回にわたって記事を書いてきました。
 

『脳はマルチタスクの達人』

『脳のマルチタスクと前頭前野』

今回は、マルチタスクを実現するための重要な要素である「無意識化」について取り上げてみようと思います。

無意識化とは、簡単に言うと、何度も繰り返し行うことで、意識的に考えずとも自然にできるようになるプロセスです。

これが実は、誰もが行っている「ルーチン化」とも言えます。

例えば、車の運転や自転車の乗り方のように、最初は意識して行っていた動作が、繰り返し練習することで無意識にできるようになります。

この無意識化の力を活用すれば、マルチタスクをより効率的にこなすことができるのです。

お品書き

1. 幼少期の自然なマルチタスク
2. 大人への成長とシングルタスクへのシフト
3. 現代の意識的行動の限界
4. 無意識化によるマルチタスクの実現
5. 無意識化がもたらすパフォーマンス向上
6. マルチタスクを最適化するポイント
7. マルチタスクを取り戻すために

1.幼少期の自然なマルチタスク

幼少期は、楽しいことに夢中になって行動していました。

例えば、積み木遊びをしながら友達とおしゃべりをし、同時に次にどんな形を作るか考えるなど、自然にマルチタスクをしていたのです。

また、ブランコを漕ぎながら遠くの景色を眺め、次に遊ぶ遊びを考えることなども同様に無意識でマルチタスクをしていた例といえます。

何も意識せず、ただ目の前のことを楽しむ—それがあなたの脳にとって当たり前の状態でした。

2. 大人への成長とシングルタスクへのシフト

しかし、大人になるにつれて、「ひとつのことに集中しなさい」「ご飯を食べるときはテレビを見てはいけません」など、シングルタスクを求められる教育や指導を受けるようになりました。

たとえば、学校の授業では、ノートを取ることに集中しながら先生の話を聞くよりも、一つずつ行うことを奨励される場面が多かったのです。

このような習慣が積み重なり、マルチタスクが抑制されてしまいました。

意識的に一つずつタスクをこなすことが正しいと信じ込まされ、無意識に行動する力が次第に削がれていきました。

3.現代の意識的行動の限界

そして今、大人になったあなたは、意識しながら行動することが基本となっています。

たとえば、メールを書きながら会話を試みると、どちらも中途半端になりがちです。

意識してタスクをマルチタスク化しようとしても、同時にこなせるのはせいぜい2つまでです。

脳が処理できる容量には限界があり、同時にいくつものことを行おうとすると、効率が悪くなり、ミスも増えます。

4.無意識化によるマルチタスクの実現

では、意識的な行動が主となっている中で、どのようにしてマルチタスクを可能にするのでしょうか。

それには、タスクを無意識化することが必要です。

たとえば、自転車の運転を思い出してください。

最初はハンドル操作やペダルの漕ぎ方を意識的に学びますが、練習を重ねるうちに、それらの動作は無意識でできるようになります。

無意識に行動できるようになるためには、ルーチン化や繰り返しを通じて身体に覚え込ませることが重要です。

5.無意識化がもたらすパフォーマンス向上

無意識化されたタスクは潜在意識によって処理されるため、同時に他のタスクに意識を集中させることができます。

たとえば、朝の準備を考えてみてください。顔を洗いながら歯を磨き、次に着替えを考えるなど、無意識に動ける部分が多いです。

これにより、圧倒的なパフォーマンス向上が実現します。

無意識が多くのタスクをこなしてくれることで、意識がより重要なタスクに集中できるのです。

6.マルチタスクを最適化するポイント

ただし、マルチタスクを最適化するためには、並列可能なタスクとそうでないタスクを見極めることが不可欠です。

たとえば、料理をしながら音楽を聴くことは容易ですが、複雑な計算をしながら会話をするのは難しいです。

並列可能な組み合わせを意識し、適切にタスクを組み合わせることで、無意識と意識のバランスを最大化することができます。

また、作業の順番を考えたり、作業時間を考慮したりすることで、さらに効率的にタスクを進めることができます。

たとえば、簡単なタスクを先にこなすことで、残りのタスクに集中できるようになります。

逆に、複雑で時間がかかるタスクを最初に処理することで、残りの時間を余裕を持って使うことができる場合もあります。

作業時間を考慮し、計画的にタスクを組み合わせることで、無駄な時間を減らし、全体の生産性を向上させることができます。

7.マルチタスクを取り戻すために

大人になった今、再び幼少期のような自然なマルチタスクを取り戻すには、無意識の力を活用することが鍵となります。

そして、その力を使いこなせるようになると、人生全体の効率と満足度が大きく向上すると思います。
 

今日も、最後まで、読んでくださいまして、どうもありがとうございました。

    

今年はどうもありがとうございました
来年もどうぞよろしくお願いいたします

良い年をお迎えください。

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