あなたは、味変って聞くと、何をイメージしますか?
単調な味に変化をつけるべく、調味料を変えることでしょうか?
いえ、そうでなく、テレビの催眠術のコーナーによく出てくる、おなじみのあれ。
酸っぱいレモンを甘くするなどの味変です。
これって、氣幸でできるの?
って、もちろん、できます。
「初めての氣幸講座」などで、体験いただくことが多かったりします。
味変はとってもインパクトがありますから。
でも、これって催眠術ですよねって、思う方も多いんです。
あなたもそう思いましたか?
やっぱり、催眠術の印象が強いんでしょうね。
ところで、氣幸の本当の名前は、
「共感覚による内部表現の書き換え」
でしたね。(詳しくは以前の記事をご覧ください。)
共感覚とは、五感+言語+数学のいずれかに、氣(情報)をのせて伝えることです。
テレビに例えると、電波(五感+言語+数学のいずれか)に、テレビ映像(氣(情報))をのせて伝えることになります。
それでは、氣幸と催眠術の違いについて、簡単に説明します。
- 氣幸は、言語や数学以外の非言語を使って、内部表現の書き換えを行う
- 催眠術は、言語を使って(言語誘導)して、内部表現の書き換えを行う。
あれっ、氣幸と催眠術ともに、内部表現の書き換えを行っているんだ。
でも、共感覚として利用している手段が、言語か非言語かの違いでしかない。
あなたは、気づいてしまいましたね。
そうなんです。違いはそこだけなのです。
レモンの味変のタネあかしに話を戻します。
「レモンは酸っぱい」という定義は、あなたの内部表現の中にあります。
この内部表現を、「酸っぱい」から「甘い」に書き換えてしまうわけです。
書き換えるときに、
- 催眠術では、いかにレモンが甘くなっているかを言葉で伝えます。
- 氣幸では、味覚のイメージとして伝えます。
内部表現は、あなたが認識している世界そのものですから、
書き換えられたら、あなたの世界では、「レモンは甘い」と定義(認知)されます。
こんな感じで、いろいろなものの味変をすることができます。
例えば、コーヒーの苦みをなくしてしまうとか、お酢が酸っぱくなるとか、など。
そういえば、先日、氣幸仲間が、ワインの味変の話を教えてくれました。
彼の友人たちと、居酒屋にいったそうです。
デキャンタのワインを頼んだら、とてもまずいワインだったと。
(まあ、居酒屋だから贅沢は言えないですけどね。)
あまりにまずいので、高級ワインに味変したという話でした。
味は味覚のイメージで伝えることで、内部表現の書き換えができますよね。
ということで、高級ワインの味覚の記憶さえあれば、再現した味をイメージとして伝えることができます。
普段から、味覚の記憶のレパートリーを増やしておくことが重要です。
味覚として記憶にないものは、再現できませんし、イメージとして伝えられませんから。
再現した味のイメージを味覚の共感覚で伝えて、友人たちの内部表現を書き換えれば、彼らの世界では、まずいワインが、高級ワインに変わるわけです。
そうして、友人たちに、とっても喜ばれたという話でした。
飲み会にも、そんな氣幸師がひとりいると便利ですね。
今日も、最後まで、読んでくださいまして、どうもありがとうございました。
最後まで、読んでくださったお礼として、このページを見ながら、あなたの体や心の痛みを思い浮かべれば、それが軽減するようにしておきますね。