コリアンエアー、アジア版「TIME」誌で最優秀航空会社に選ばれる。
コリアンエアー(KE)はこのほど、
アジア版の「TIME」による「TIME Readers’ Travel Choice Award 2006」で、
航空会社2部門で最優秀航空会社に選出された。
これはTIME読者を対象に4月から2ヶ月間、
航空会社、ホテル、旅行誌、クレジットカードの4分野について投票による調査を行ったもの。
KEはこのうち、航空会社の全3部門のうち、
「ベストファースト/ビジネスクラス」部門、
「ベストフリークエントフライヤープログラム」部門の2部門で1位を獲得。
「好きな航空会社」部門は、第2位となった。
KEはビビンククスなど新たな機内食メニュー、
機内インテリアの刷新など、サービス改善を進めているところ。
また、KE会長の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏は、
「この結果に満足せず、今後も最高のサービスを提供できるよう最善を尽くしたい」
ともコメントしている。
台湾高速鉄道、10月末の運行開始が延期。
台湾高速鉄道は当初予定していた10月末の運行開始時期を延期する。
正式な運行開始日は発表されていないという。
台湾観光協会によると、今回は政府からの認可申請段階での書類不備などが延期の要因。
先日、台湾の南部に位置する台湾第2の都市、高雄市長が来日し、
10月末の運行開始を説明していたこともあり、ツアーを組んだ旅行会社もある。
台湾高速鉄道では料金を発表しているものの、
現地のオペレーター間のブロック割り当てなど、現在、出来ていない模様だ。
台湾高速鉄道は台北と高雄を結ぶ新幹線。
日本の新幹線技術を用いたことから、日本での関心も高く、
観光協会に一般消費者からの問合せも多数掛かっていたという。
速報 : ハワイでの地震で航空便に影響も、空港の電源正常化で運航。
ハワイ島で発生した地震の影響で、ホノルル一帯でも停電が発生していることで、
ホノルル空港の離発着に乱れが生じている。
ただし、日本時間16日午後3時現在、日本航空(JL)、全日空(NH)とも一部に遅れがあるものの、
運航を行っており、17日まで影響することは無い模様だ。
JALグループについてはホノルル空港の停電が復旧したことで、運航を再開。
日本路線の成田、大阪、名古屋発は全て予定通り出発する予定で、
16日の成田着については遅れが発生するものの、運航している。
全日空についても、エアーニッポンが運航する成田/ホノルル線は16日の成田発は予定通り、
ホノルル発は4時間遅れで出発、成田着は3時間50分程度の遅れで到着する予定だ。
(日本時間16日、午後4時現在)
ハワイ州観光局(HTJ)によると、
現在、ホノルル空港などを含むホノルル西側から電源が順次、回復しているようだ。
ただし、現地からの連絡などによると、中心部については電源が回復しておらず、信号機も動いていない状況。
ヒルトン・バケーション・クラブなどではホテル内の自家発電で対応する箇所もある。
ただし、ヒルトンはレストラン等の公共部分に電力を集中しており、全客室までに供給はしていない。
AB-ROAD.net、情報誌を休刊。サイトをリニューアルし新展開へ。
エイビーロードはこのほど海外旅行情報誌「エイビーロード」を休刊、
この11日から海外旅行情報サイト「エイビーロード」をリニューアルオープンした。
リニューアルでは、23年の紙媒体のノウハウ、写真や記事などの情報を活用、
旅行イメージが曖昧なユーザーも活用できるサイトの実現を目標にサイト情報を構築した。
写真検索機能「フォトサーチ」は、
エイビーロード編集部が有する約5万点のデーターベースの中から約2400点を用意。
ユーザーが気になるキーワードをクリックすると、そのキーワードの世界観を表現した写真の検索が可能。
また、写真をクリックすると、写真のデスティネーションを訪れるツアー、
航空券の一覧画面を表示する仕組みだ。
これまでは行き先や価格軸で検索することが多かったが、
この新機能「フォトサーチ」の導入でユーザーが新たな旅の発見ができるようにサポートする。
旅行形態の多様化に対応するため、
それぞれのユーザーのニーズにダイレクトに応えることができる専用ページを設定したほか、
旅行会社に取材して作り上げたツアーレポートを掲載した。
また、今回のエイビーロードのリニューアルと同時に携帯版の「エイビーロード・モバイル」を開設。
エイビーロードに掲載するツアー、航空券など3万5000件以上を掲載するほか、
携帯版独自のコンテンツとして電話帳、待ち受け海外画像などの無料サービスも開始した。
なお、エイビーロードは今回のリニューアルオープンを記念してキャンペーンを展開している。
ウェブに掲載する複数の旅行会社がエイビーロード限定ツアーや特典付きツアーなどを用意したほか、
「旅のクチコミ」と題してサイト内に各界で活躍する著名人が語る旅のクチコミ情報を掲載している。
羽田/虹橋間のチャーター便就航に向け、航空当局間で本格協議へ。
先ごろ、日中首脳会談で安倍総理と温家宝中国首相が晩餐会の席上、
東京(羽田)/上海(虹橋)間の航空便の運航について合意、
国土交通省航空局でも今後、具体的な協議を進めていく。
航空局によると、これまでの中国民用航空総局と「話を進めてきた」としており、
「正式な合意事項ではない」としているものの、
今後、事務レベルで具体的な懸案事項について、双方で検討を進めていく。
懸案事項のひとつは羽田、虹橋の両空港とも、国内線で発着枠に余裕が無いこと。
羽田空港については、発着枠の捻出については具体的な検討がされているものの、
虹橋については、中国国内の旺盛な需要がある中で、
日本との路線を実現するための具体的な枠の捻出という高いハードルを乗り越える必要がある。
また、国内線専用として現在は利用していることからCIQは無く、
こうした設備を再度、整える必要がある。
虹橋にも羽田と同様に新たな滑走路の構想があるものの、
今回のトップ会談での合意に沿う早期実現にはそぐわないことから、
現在の発着枠の中で検討を進めていく。
また、発着枠の捻出などがまとまった後にも、就航する航空会社の問題がある。
現在の東京/上海間を運航する航空会社は日中、それぞれ2社(コードシェアで中国系は3社)だが、
虹橋への就航を前提として、羽田へ乗入れる航空会社の協議も進める必要がある。
さらに羽田、虹橋ともそれぞれの地元との調整、特に羽田では成田との整合性なども課題だ。
ハワイが禁煙に!?
アメリカ・ハワイ州が今年11月16日から、公共の場所を全面禁煙とする“新禁煙法”を施行する。
喫煙可能な場所は、個人の住居内やホテルの喫煙室など、ごくわずかとなる。
2005年にハワイを訪れた日本人は約152万人。
愛煙家は開放的なリゾート地で肩身の狭い思いを強いられることになりそうだ。
ハワイ全域で喫煙を禁じる「新禁煙法」の施行に伴い、11月からは“常夏の空間でちょっと一服”とはいかなくなりそうだ。
禁煙区域は、ショッピングセンター、公共交通機関、ホテルのロビーなど。
公共建築物などの出入り口から20フィート(約6メートル)の範囲も禁煙場所に指定されるなど、
屋内外問わず、厳しく制限される。
ハワイ州観光局は「原則としてビーチでの喫煙もできなくなるだろう」と説明した。
喫煙が認められるのは個人の住居とホテルの喫煙室、
民間もしくは半官半民の老人ホームなど限られた場所だけだ。
違反者は個人で最大50ドル(約5900円)、
法人は最大500ドル(約5万9000円)の罰金が科せられるとあって、
旅行代理店は渡航者向けの案内を開始。
ハワイの各島では2002~2004年に順次“レストラン禁煙条例”を施行。
適用はレストランなど食事を伴う施設のみだったため、今回の新法に対する愛煙家の反発は必至だ。
ハワイ州観光局は、
「禁煙法の影響で旅行者が減るとは考えていない」としているが、
今月20日ごろに決定する禁煙エリアの詳細では禁煙区域がさらに広がる可能性もある。
1997年に約220万人だった日本人旅行客は、
米中枢同時テロの影響などで2003年には132万人まで減少。
2005年に152万人まで増加したが、回復基調に水を差す恐れもある。
同観光局は「厳しくはなるが、全く吸えなくなるわけではないので、旅行中は少し我慢をしてほしい」と話している。
≪ホテルの喫煙室数は20%≫
新禁煙法では、ホテルなどの宿泊施設における喫煙室数の上限を客室数全体の20%までと定めている。
観光局によると、ヒルトンは20%の喫煙室を設けることを予定。
一方、マリオット系列は全館禁煙にすることを検討しているという。
今後の動向を見た上で判断するホテルも少なくない。
成田空港、第2旅客ターミナルビルが段階的に機能向上、各社ラウンジも一新へ。
成田国際空港は現在、第2ターミナル旅客ビルの改修を進めている。
先ごろ、出国審査場を過ぎた免税エリアに
新たなショッピングモール「ナリタ5番街」の来春オープンを発表。
既に改修が終えた機能としては6月に、フライトインフォメーションボード、
日本航空の優先チェックイン設備、8月には76番、77番ゲートをオープン。
今後は、アメリカン航空(AA)、チャイナエアライン(CI)、
キャセイパシフィック航空(CX)のラウンジを年末から2007年初頭にオープン、
カンタス航空(QF)、JLのラウンジは来夏にはオープンするスケジュールとなっている。
こうした改修の集大成としては、第1旅客ターミナル南ウイングで導入している
インラインスクリーニングとチェックインカウンターの改修。
現在、機能向上を進めているが、2008年に一斉に新たな機能の利用を開始することを予定しており、
これで第2旅客ターミナルビルが新たに生まれ変わる予定だ。
なお、成田会社では「ナリタ5番街」のオープンで年間120億円の売上を目指す。
「ナリタ5番街」の設置に向け、増築で約34億円の事業費となっている。