私立富士見丘女子中高吹奏楽部定期演奏会2003 | 海神奈川鉄道写真ブログ+吹奏楽部

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2024年3月は17年ぶりに私立横浜富士見丘学園中高吹奏楽部定期演奏会に行ったので、21年前の2003年4月の吹奏楽部定期演奏会の記事を再録。この当時富士見丘学園は女子高だった。

 


私立富士見丘女子中高吹奏楽部定期演奏会

2003/4/29 栄公会堂にて


 2003/4/29 は富士見丘女子中高吹奏楽部定期演奏会の日。しかし恒例の県立音楽堂や関内ホールから筆者の管制空域外にある栄公会堂に移ったので情報がつかめなかったのだ。しかしホームページの掲示板に書き込んでくれた名無しさんによりつかむことができた。

 座間市のかにが沢公園で座間市立栗原中学校の演奏を聴いてから小田急江ノ島線に乗って本郷台にやってきた。
 栄公会堂に着くとホールからリハーサルの音がかすかに聞こえ、夏のセーラー服の部員が出てきてお友達とおしゃべり。受付のOGからプログラムをもらう。開場の17時になり先頭を切って客席へ入る。私の左に私服の富士見丘女子高生がすわる。

 

 第1部は夏のセーラー服に白ソックスで登場。指揮者がマリンバを邪魔そうによけて指揮台へ進む。<ジュビリー序曲>で開演。プログラムにも書いてあったけれど人数がかなり減っている。中学生がほとんどいなくて中学3年生が5名いるのみ。中学1年生はたくさん入ったのかなぁ。パーカッションにOGが二人入っている。演奏後OGの司会が出る。
<イギリス民謡組曲>はバスクラリネット、ホルン、サックスなど部員が少ないけれどうまい演奏だ。<メリー ウィドー セレクション>はクラリネットなど位置を入れ替わる。出だしが大変に盛り上がり素晴らしい。パーカッションの高校3年生がたたくマリンバのトレモロが美しい。<たなばた>は出だしの金管が素晴らしくその迫力ある演奏が印象的。そして落ち着いた木管。この二つが縦糸・横糸となって素晴らしいたなばたを織りあげている。演奏後客席から
「ユキぃーっ!」
「さやかぁーっ!」

とお友達から声が掛かるのが女子高の吹奏楽部定期演奏会らしくてよい。

 

 休憩時、看板が『スパイ de SHOW』に変わる。プログラムにある“Can you keep a secret?”というのはスパイの話かな?

 

 第2部が始まる。 「みなさーん、こんにちわぁーっ」
の呼び掛けに私が率先して
「こんにちわぁーっ」
と答えると他の観客も
「こんにちは」
とついてくる。
「みなさんスパイの国へようこそ」
とADとプロデューサー役の子が黒シャツに黒ズボン、赤ネクタイで前に出る。
「栄公会堂ごとスパイの国にワープしました」
ということで、16th Regular Concertの看板がスパイ de SHOWに変わっており、スパイの国のテレビ番組『スパイ de SHOW』の公開収録現場にいつの間にか観客一同連れてこられていた。<スパイ大作戦のテーマ>を演奏。バックの部員も黒シャツに黒ズボン、赤ネクタイである。アルトサックスの女子生徒とトランペットの男の先生の立ち上がってのソロに筆者の左にすわる私服の富士見丘女子中高生は大ウケで写ルンですでフラッシュを焚いて写真を撮っていた。

 白いネクタイの二人が出て『スパイ de SHOW』は悩み相談コーナーに入り相談と『スパイ楽団』による演奏になる。
 最初の悩みはドジばかりしていてスパイに向いていいないのでは? という相談。悩みの主を前に呼びいろいろと話を聞く。楽団のメンバーたちはその子の尾行中犬の尻尾を踏んづけて追い回されごみ箱につっこみ尾行していた相手に助けられたというドジをよく知っており
「なんでみんなよく知っているの?」
「だって私たちスパイだもん」
ドジなこのスパイに送る曲<SMAPメドレー>。シェイクでクラリネットが立ちがんばりましょうでアルトサックス ソロ。青い稲妻でホルン立つ。クラリネットとフルートも立ち、ラスト上向くトランペット。
 次の悩み。気になっている人がこの楽団の中にいる、という恋の悩み。その女子はある男子が好き。しかしその男子は実はタカビー女とつき合っているというかコキ使われている。だからつきあえないという話。なぜかふられた女子にではなくタカビー女のために<TSUNAMI>。そのあと
「あまりにもかわいそうだよ」
とCMへ入る。ADとプロデューサーが出て時間が余ったどうしよう、といろいろとやりとり。
 CMが明けてわーっと拍手。ここで指揮者堤・藤川先生へ予定外のインタビュー。藤川先生はかなりどぎまぎしている様子だった。
 最後の悩みはスパイ楽団全体の悩み。スパイ楽団の危機。入団者が少なく高齢化が進んでいる。(うーんこれは現実の富士見丘女子中高吹奏楽部の悩みそのものやんけ 笑)私たちと一緒に音楽をエンジョイ! と団員募集。電話番号のボードをかかげ
   090-5568-***(心は一つ)へ電話してね(この番号は実在しません」と影アナ」)
 最後に<学園天国>トランペットとトロンボーンが前に出てくる。ドラム ソロにのり
「ヘイヘイヘイヘイヘイ ヘイヘイヘイヘイヘイ…」
と立って歌うのが楽しい。これで終幕、シナリオのしっかりしたとても楽しい第2部でアンケートにも絶賛しておいた。

 

 休憩時、なぜか私の後ろの席に東京都港区の順心女子学園高校生が二人制服で聴きに来ていたのに気付いた。富士見丘女子中高吹奏楽部と順心女子学園って何か関係あるのかな? 

 

 第3部は赤い2003年度版吹奏楽部Tシャツにジーパン・スニーカーで登場。初夏らしいさわやかな衣装だ。<ディープパープルメドレー>でサックスとトランペットパートのスタンドプレイとバリトンサックスのソロがあった。<If We Hold on Together>ではアルトサックスのソロがある。その後祝電披露。

 そして引退する高校3年生へ1曲ということで高校3年生は客席に下りる。マイクのところに出た高校2年生?がコメントを述べるのだけれど背が低くてスタンドマイクに届かず背伸びしていたのがかわいかった。
「先輩からもらった『心は一つ』を絶対に忘れません」
と後輩たちが高校3年生に花束を渡していく。なかには泣いている子もいる。中学3年生-高校2年生だけで<オーメン オブ ラブ>を演奏。20人くらいいる高校3年生が抜けるとかなり少ない人数になってしまう。心がこもった演奏だった。演奏後高校3年生は
「キャーッ」
と歓声を上げ、ステージ上の後輩たちは立ち上がって高校3年生に敬意を示す。部長へのインタビュー。このオーメン オブ ラブについてはまったく高校3年生たちは知らされていなかったそうで、今年は人数が激減しやる曲が限られ(ここで込み上げてきてしまい他の部員から「がんばれ!」の声)高校3年生のみんなもついてきてくれて辛いこともあったけれど乗り越えてきた。今日で高校3年生は引退するけれど後輩にはかんばってほしい、と泣きながら述べた。

 <ハリーポッターと賢者の石>は高校3年生の大変印象的なグロッケンのソロから始まる。腕を使って素早くミュートするところが高校3年生だけある。コンサートミストレスが立上がりクラリネット ソロを聴かせる。その後顧問や司会のOGへ花束贈呈。最後の曲<エルクンバンチェロ>は女子生徒たちがかわいく
「クンバンチェロ」
と叫び、全員立上がり上向きになりそしてフルートのみ立上がりソリ。途中でスネアドラムの女子生徒がスティックを落としてしまい素早く拾ったのがただ者ではない。最後は全員立ち上がり上向きになりコントラバスを回してカッコよく終わる。演奏後
「気をつけ、礼」
「ありがとうございました」
と終わるがアンコールを求める手拍子は鳴りやまない。

 アンコールは<君の瞳に恋してる>で左隣の子はフラッシュをたいてトランペット ソロを写ルンですで撮っている。各パート立ち上がって踊る楽しい演出になっている。最後は全員立ち上がって終りふたたび
「気をつけ、礼」
「ありがとうございました」
と言い、見送りの曲として<心の旅?>を演奏。それにのり司会のOGが
「お気をつけてお帰り下さい」
と閉会を宣言。
 終演後ステージ上の部員に駆け寄る公立高校生女子。中学校時代のお友達なのかな? 「きゃーっ」と騒いでいた。

 


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