ヨガには8支則といって、

8つの段階があります。

 

ヨガとして一般的に知られている

アーサナ(ポーズ、姿勢)は

ヨガの一部に過ぎず

 

毎日の生活に取り入れられる心がけである

ヤマ、ニヤマから

プラーナヤーマ(呼吸法)

プラティヤハーラ(感覚の制御)

ダーラナ(集中)

ディアーナ(瞑想)

サマディ(超意識)まであります。

 


いわゆるヨガとしてイメージされる

アーサナプラクティスは

瞑想するにあたり

ずっと安定して無理なく座っていられる体づくり

のためのものです。

通過点です。

 

ヨガをしている人全員が

瞑想をしてサマディを目指しているかというと

決してそんなことはありませんし

その必要もありませんが

ヨガアーサナを長いこと練習していると

自然と瞑想を取り入れるように

なってきます。

 

 

最近では

メディテーションやマインドフルネス

の時間を設ける企業や学校も出てきており

 

情報過多、刺激過剰な

現代生活において

内面を静観することの

意義が見直されています。

 

様々な瞑想法が出回っていますが

ヨガでの瞑想は、

心の動きをただ内観します。

 


感情や思考が湧いてきても

ただ、その感情、思考に気付き、観察し

風に吹かれる雲が過ぎていくように

浮かんでは消えていくように

感情、思考が過ぎていくのを観ます。

 


瞑想するにあたって大事なことは

決して、

今の状態を変えようとしないこと

だそうです。

 


例えば、

怒りや悲しみをコントロールしようとしたり

鎮めようとしたりしなくていいのです。

目の前を電車が過ぎるように

ただ過ぎていくのを観るだけなのです。

時には

辛さや苦しさと対峙することもあります。

 


同様に、

心を鎮めたいから瞑想する

穏やかで幸福感を得たいから瞑想する

という入り方も

ヨガ的には少し違います。

 


何も変えようとせず

何も結果に期待せず

 

ただ、見つめるのみなのです。

 


では、瞑想をする意味はあるのか

瞑想の目的は何なのか

と疑問が出てくるかもしれませんが


考えることも、感じることも

ただ、受けとめて、認めて

観ているのが瞑想状態です。

 

 

変えようとすること、

意味づけをして、目的を見つけること

日々の生活では

そんなことばかりですが

 


瞑想においては

その全てをひとまず置いといて

 

ただ、今、ここに、在る。

 

それだけでいい。

 

貴方という存在は

本来、何も変える必要はないのです。

 

メディテーション中のトリさん。


いつも有難うございます。

今日の貴方も

幸せで満ち足りていますように。

 

イエローハーツ星