ヨガときくと、まず頭に浮かぶのは
どんなイメージでしょうか。

身体を捻ったり、あぐらをかいたり、
脚を頭の後ろにひっかけたり、
開脚したり、三点倒立したり、

一般的にそんなポーズが思い浮かぶことと思います。

身体が柔らかくないとできないんじゃないか
と思われる方もいることでしょう。

たしかに
アクロバティックなポーズもありますし
柔軟性がないととれないポーズも多々ありますが
ポーズをとることがヨガのゴールではないのです。

そもそも
どうしてそんなポーズをとっているのか
と疑問に思ったことはありませんか。

鋤のポーズ
鳩のポーズ
木のポーズ

世の中にある
ありとあらゆる物が
ヨガのポーズになっていますね。

これらのポーズはアサナといって
賢者パタンジャリがまとめた
教典ヨガスートラによると

ヨガを構成する8つの要素=8支則
の一つに過ぎません。

アサナは身体に負荷をかけず
落ち着いた状態で行うように言われています。
定期的に継続して
アサナを行っていくことで
筋力、柔軟性、バランス感覚を
向上させることができます。

では、ストレッチや
ピラティスといったエクササイズと
何が違うかというと

ヨガのアサナ(ポーズ)
は意識を内側に向けるための
プロセスに過ぎないということです。

究極的には
アサナは
動作を伴う瞑想状態を目指しています。
アサナの完成形と言われているのが
蓮のポーズ🧘‍♀️🧘‍♂️
このポーズを肉体的に一切の無理がない状態でとり
瞑想に入るのが
古来のヨガの鍛錬のゴールでした。

意識を内側に、と言っても
イメージしづらいですが

例えば、
呼吸のリズムとともに
身体を伸ばしたり
力を入れたりすることで

体と意識がどのように連動するのか
徐々につかんでいくような感じです。

頭が考え事でいっぱいで
体も縮こまってしまいがちな
現代の生活スタイルでは

深呼吸して
背筋を伸ばし
胸を張り
足をしかと踏みしめる。

そんなシンプルな動作を
意識的に行うだけでも
心身にプラスに作用します。

まずは
心と体に余白=スペースを見つけることをイメージ。

その余白に気づけるようになると
体の凝りがほぐれ
思考は鎮まり
頭の中がスッキリと整理されていくようになります。

ガヤガヤしたせわしない
21世紀を生きる私達にこそ
ヨガは効果的なのかもしれません。
最近のヨガ人気も
こんなところから来るのかもしれませんね。


今日も、感謝と慈しみをハートに♥️